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心理学統計法1

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平成30年度以降入学者 心理学統計法1
平成29年度以前入学者 心理統計法1
教員名 岡隆
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 パワーポイント動画を使用したオンデマンド型(Blackboard)の遠隔授業を中心にし,学修の進捗状況に応じて,一部,課題研究,また,質疑応答や意見交換のための同時双方向型授業(Zoom)を行います.テキストに基づいて進めていきますので,テキストは必携です.
Blackboard コースID: 火曜日1限→20212519
授業概要 記述統計学の基礎を学びます.統計法と測定値の扱い,度数分布と統計図表,中心的傾向の測度,得点の散布度,正規分布と相対的位置の測度,直線相関と直線回帰の考え方を講義するとともに,記述統計学を演習・実践します.
授業のねらい・到達目標 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】
心理学的な研究によって収集されたデータを数値化し,そのデータの特徴を数量的に記述・表現することができる技術や能力を身につけます.
この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています.
なお,新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では,この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP3,CP4に対応しています.
・物事を論理的に説明することができる(A-3-1).
・資料や事象を注意深く観察することができる(A-4-1).
授業の方法 【講義】Blackboardを利用した,オンデマンド授業を行います.教科書に準拠して講義を行います.受講者は,毎回,教科書を予習し,練習問題を解いてきます.毎回ないし単元ごとに,新たな演習問題にとりくみ,知識を確実なものにします.例題を解くときや,演習では実際に計算を行いますので,受講者は,電卓を持参します.下記の授業計画はおおよその進度を示すものですので,履修者の理解の状況に応じて,多少の変更を伴い,追加の演習を行うことがあります.本授業の事前・事後学習は,各2時間程度の学習を目安とします。提出された演習課題については解法と正解を示します.また,提出されたレポートやアンケートについては集計を行い,その傾向をフィードバックします.課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示します.
授業計画
1 ガイダンス
自分の心理を数字で表すことを体験し,その意義について考えます.
【事前学習】こころを数字で表すことができるかどうかについて,自分の考えをまとめます. (2時間)
【事後学習】こころを数字で表すことができるかどうかについてレポートを作成します. (2時間)
2 言葉と数字,人間への冒涜,質的・量的差異,数学操作,信頼性,妥当性,効用などの観点から,心理を数字で表すことの意義と限界について議論します.
【事前学習】こころを数字で表すことの問題点をリストしておきます. (2時間)
【事後学習】こころを数字で表すことの意義や限界について,レポートをまとめます. (2時間)
3 統計法と測定値の取り扱いについて講義し,演習を行います.砕いて期には,統計学とは何か,変数,行動科学おける測定操作,加算記号とその規則について理解します.
【事前学習】テキストの第1章を通読し,その章の考え方を理解し,疑問点と不明点をノートにまとめます.また,章末にある練習問題に解答します. (2時間)
【事後学習】授業中に配布した演習問題を,自分の力で解きなおします. (2時間)
4 度数分布と統計図法について講義し,演習を行います.具体的には,度数分布,量的変数の場合の級間の幅と級間数の決め方,グループ化された度数分布についての問題点,質的変数についての度数分布,質的変数の図示法,量的変数の図示法について理解します.
【事前学習】テキストの第2章を通読し,その章の考え方を理解し,疑問点と不明点をノートにまとめます.また,章末にある練習問題に解答します. (2時間)
【事後学習】授業中に配布した演習問題を,自分の力で解きなおします. (2時間)
5 中心傾向の測度について講義し,演習を行います.具体的には,平均値,中央値,最頻値,それらの比較,調和平均,平均値の平均値について理解します.
【事前学習】テキストの第3章を通読し,その章の考え方を理解し,疑問点と不明点をノートにまとめます.また,章末にある練習問題に解答します. (2時間)
【事後学習】授業中に配布した演習問題を,自分の力で解きなおします. (2時間)
6 得点の散布度について講義し,演習を行います.具体的には,量的・質的な変数の散布度の概念とその重要性,範囲,思文領域,箱ヒゲ図について理解します.
【事前学習】テキストの第4章前半を通読し,その章の考え方を理解し,疑問点と不明点をノートにまとめます.また,章末にある練習問題に解答します. (2時間)
【事後学習】授業中に配布した演習問題を,自分の力で解きなおします. (2時間)
7 得点の散布度について講義し,演習を行います.具体的には,分散と標準偏差,散らばり指数,さまざまな散布度の比較について理解します.
【事前学習】テキストの第4章後半を通読し,その章の考え方を理解し,疑問点と不明点をノートにまとめます.また,章末にある練習問題に解答します. (2時間)
【事後学習】授業中に配布した演習問題を,自分の力で解きなおします. (2時間)
8 正規分布と相対的位置の測度について講義し,演習を行います.具体的には,正規分布,標準正規分布,標本値のz値への変換,z値の変換,分布の尖度と歪度について理解します.
【事前学習】テキストの第5章前半を通読し,その章の考え方を理解し,疑問点と不明点をノートにまとめます.また,章末にある練習問題に解答します. (2時間)
【事後学習】授業中に配布した演習問題を,自分の力で解きなおします. (2時間)
9 正規分布と相対的位置の測度について講義し,演習を行います.具体的には,第8回の内容について知識を定着させるとともに,パーセンタイル点・順位について理解する.
【事前学習】テキストの第5章後半を通読し,その章の考え方を理解し,疑問点と不明点をノートにまとめます.また,章末にある練習問題に解答します. (2時間)
【事後学習】授業中に配布した演習問題を,自分の力で解きなおします. (2時間)
10 直線相関と直線回帰について講義し,演習を行います.直線相関係数の指標,相関係数と決定係数,相関係数の大きさに影響する諸要因,相関の解釈に関して注意すべき問題について理解する.
【事前学習】テキストの第6章前半を通読し,その章の考え方を理解し,疑問点と不明点をノートにまとめます.また,章末にある練習問題に解答します. (2時間)
【事後学習】授業中に配布した演習問題を,自分の力で解きなおします. (2時間)
11 直線相関と直線回帰について講義し,演習を行います.具体的には,相関と予測,線形回帰について理解する.
【事前学習】テキストの第6章後半を通読し,その章の考え方を理解し,疑問点と不明点をノートにまとめます.また,章末にある練習問題に解答します. (2時間)
【事後学習】授業中に配布した演習問題を,自分の力で解きなおします. (2時間)
12 直線相関と直線回帰について,この両者の関係も含めて総合的に講義し,演習を行います.具体的には,第10回と第11回の内容について知識を定着させるとともに相関と回帰の関係について理解する.
【事前学習】テキストの第6章全体を通読し,その章の考え方の理解を確実にし,章末にある練習問題を復習します. (2時間)
【事後学習】授業中に配布した演習問題を,自分の力で解きなおします. (2時間)
13 各回に配布した演習問題について総復習を行い,すべての問題に解答できるようにします.
【事前学習】これまでに配布された演習問題を自分の力で解き直します. (3時間)
【事後学習】自分の力で解けなかった演習問題について,再度チャレンジします. (1時間)
14 到達度の確認のための演習問題を実施し,その解説を行います.
【事前学習】テキストの第1章から第6章までを読み直し,また,章末にある練習問題,配布された演習問題を解き直します. (3時間)
【事後学習】自分の力で解けなかった演習問題について,再度チャレンジします. (1時間)
15 全体のまとめを行うとともに,到達度の再確認のための演習問題を実施し,その解説を行います.同時双方型授業で,質疑応答や意見交換を行います.
【事前学習】テキストの第1章から第6章までを読み直し,また,章末にある練習問題,配布された演習問題を解き直します. (3時間)
【事後学習】自分の力で解けなかった演習問題について,再度チャレンジします. (1時間)
その他
教科書 山内光哉 『心理・教育のための統計法』 サイエンス社 2009年 第3版
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:到達度の確認と再確認の演習問題の成績(30%)、章ごとの演習課題の成績(70%)
オフィスアワー 水曜日12:30-13:00
研究室306
なお,当面の間,原則,メールによるものとします.

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