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心理的アセスメント

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平成３０年度以降入学者 心理的アセスメント
平成29年度以前入学者 心理検査法
教員名 山口義枝
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 オンデマンド型授業（音声付きスライド資料）を原則とするが、一部対面授業（授業計画6～9回を参照）併用を予定している。Blackboardを通じて配信する。
Blackboard ID:20212523
授業概要 心理支援を行う際には、支援対象者についての理解と、理解に基づいた支援方針を考えることが大切である。本授業では、心理的アセスメントについての基礎知識を学ぶ。臨床心理士としての経験より、公認心理師資格も有する教員が、心理的アセスメントを行う際に支援者が配慮すべき点等も授業において伝えていく。
授業のねらい・到達目標 【公認心理師受験資格取得に必要な科目】
心理的アセスメントについて理解した後、ひとのこころを数量的に測定する方法である心理検査についての学習を行う。検査の目的、測定対象により様々な心理検査があることを理解する。そして、受検者の利益を考え、適切な心理的アセスメントを行うための基礎知識を身につける(A-4-3)（A-3-3）。
この科目は文理学部（学士（心理学））のディプロマポリシーDP3,4及びカリキュラムポリシーCP3,4に対応しています。
授業の方法 授業の形式【講義、実習】
授業実施日までに、Blackboardを通して、オンデマンド教材を配信する。受講生は、その教材と教科書を使用して、学修する。
各授業の最後に、理解確認のために小課題を課すので、課題を行い指定の方法で提出すること。
授業内試験は、Blackboardを通して試験問題を配信する。その際に、教科書等の参照を可とする。
心理検査の体験学習のために、各学生が2回の対面授業を受講できるように予定している。学籍番号（偶数と奇数）により、学生を半分に分け、半数ずつ第6回から第9回の期間で対面授業を受講する。
対面授業が受講できない場合は、オンデマンド型授業（スライド資料による学習と課題提出）を受講する。評価は、課題提出による。
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。
課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示する。
授業計画
1 心理的アセスメントとは：心理的アセスメントの定義、目的、心理的アセスメントに関係する倫理【オンデマンド型】
【事前学習】心理学の概論書（1年時に使用した教科書、自身が選んだ著書等）で、心理的アセスメント、心理検査についての復習をしておくこと。 （２時間）
【事後学習】心理的アセスメントの概要について、ノートにまとめなおすこと。 （２時間）
2 心理的アセスメントをめぐる諸概念　【オンデマンド型】
【事前学習】心理学の概論書（1年時に使用した教科書、自身が選んだ著書等）で、心理的アセスメント、心理検査についての復習をしておくこと。 （２時間）
【事後学習】包括的な心理的アセスメントについて、ノートにまとめなおすこと　 （２時間）
3 心理的アセスメントの方法：行動観察　（A-3-3,A-4-3）【オンデマンド型】
【事前学習】心理学の概論書（1年時に使用した教科書、自身が選んだ著書等）で、心理的アセスメント、心理検査についての復習をしておくこと。 （２時間）
【事後学習】行動観察を行う際の注意点について、ノートにまとめること。 （２時間）
4 心理的アセスメントの方法：アセスメント面接（A-3-3,A-4-3）【オンデマンド型】
【事前学習】心理学の概論書（1年時に使用した教科書、自身が選んだ著書等）で、心理的アセスメント、心理検査についての復習をしておくこと。 （２時間）
【事後学習】アセスメント面接とは何かについて、ノートにまとめること。 （２時間）
5 心理的アセスメントの方法：心理検査の基礎（A-3-3,A-4-3）【オンデマンド型】
【事前学習】心理学の概論書（1年時に使用した教科書、自身が選んだ著書等）で、心理的アセスメント、心理検査についての復習をしておくこと。 （２時間）
【事後学習】心理検査用具の取り扱いに関する倫理を、ノートにまとめること。 （２時間）
6 代表的心理検査の種類と内容：質問紙法1（A-3-3,A-4-3）【オンデマンド型、もしくは対面型】
対面授業でCMI健康調査表を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ（原則、偶数の学籍番号者を対面授業の対象者とする）
【事前学習】パーソナリティについて、復習をしておくこと。 （２時間）
【事後学習】今回学んだ質問紙法について，ノートにまとめなおすこと。 （２時間）
7 代表的心理検査の種類と内容：質問紙法２と作業検査法（A-3-3,A-4-3）【オンデマンド型、もしくは対面型】
対面授業でCMI健康調査表を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ（原則、奇数の学籍番号者を対面授業の対象者とする）
【事前学習】性格特性について復習をしておくこと （２時間）
【事後学習】今回学んだ質問紙法について、ノートにまとめなおすこと。 （２時間）
8 代表的心理検査の種類と内容：知能検査（A-3-3,A-4-3）【オンデマンド型、もしくは対面型】
対面授業で性格検査を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ（原則、偶数の学籍番号者を対面授業の対象者とする）。対面授業で体験する性格検査は、9回目授業と同じである。
【事前学習】知能の概念について復習をしておくこと （２時間）
【事後学習】知能検査について、ノートにまとめなおすこと。 （２時間）
9 代表的心理検査の種類と内容　発達検査（A-3-3,A-4-3）【オンデマンド型、もしくは対面型】
対面授業で性格検査を実際に体験し、施行、結果の処理について学ぶ（原則、奇数の学籍番号者を対面授業の対象者とする）。対面授業で体験する性格検査は、８回目授業と同じである。
【事前学習】心身の発達について復習をしておくこと （2時間）
【事後学習】発達検査についてノートにまとめなおすこと。 （2時間）
10 代表的心理検査の種類と内容：投映法（A-3-3,A-4-3）【オンデマンド型】
【事前学習】意識・無意識の概念について復習をしておくこと。 （２時間）
【事後学習】投映法検査についてノートにまとめなおすこと。 （２時間）
11 心理的アセスメントの実際：検査バッテリー（A-3-3,A-4-3　【オンデマンド型】
【事前学習】心理支援はどのような領域において行われているのかを調べること。 （２時間）
【事後学習】検査バッテリーを組むことの利点と、心理検査を行うことの負担についてノートにまとめなおすこと。 （２時間）
12 心理的アセスメントの実際：適切な記録、包括的解釈と報告　（A-3-3,A-4-3）【オンデマンド型】
【事前学習】心理支援に関する新聞記事等を読んで、どのように心理支援が役立っているのかを調べておくこと。 （２時間）
【事後学習】包括的解釈とは何かについてノートにまとめなおすこと。 （２時間）
13 心理的アセスメントの実際：各分野における心理的アセスメントの実際（A-3-3,A-4-3）
【事前学習】心理支援が行われている領域で、どのような心理支援が行われているのかを調べておくこと。 （2時間）
【事後学習】領域を1つ選んで、その領域で行われている心理支援について詳しく調べること。 （2時間）
14 心理的アセスメントの観点及び展開（A-3-3,A-4-3）【オンデマンド型】
【事前学習】心理的アセスメントを行う際のマイナス面について調べておくこと。 （２時間）
【事後学習】力動的な人への見方についてノートにまとめること。 （２時間）
15 授業内試験【教科書等の参照可】とその解説
【事前学習】14回までの授業を復習しておくこと。 （２時間）
【事後学習】心理的アセスメントについての分からなかった問いを、復習すること。 （２時間）
その他
教科書 津川律子・遠藤裕乃編 『心理的アセスメント （公認心理士の基礎と実践14巻）』 遠見書房 2019年 第1版
参考書 小山充道（編著） 『必携　臨床心理アセスメント』 金剛出版 2008年
氏原　寛・岡堂哲雄ほか 『心理査定実践ハンドブック』 創元社 2006年
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:15回目に授業内試験を行う。(80%)、授業参画度:オンデマンド教材の視聴状況と小課題への回答状況で評価する。(20%)
対面授業に出席できなかった場合の評価については、授業時に説明する。
オフィスアワー Blackboardを通して質問してください。

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