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社会心理学実験・実習

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平成30年度以降入学者 社会心理学実験・実習
平成29年度以前入学者 社会心理学実験・実習1
教員名 岡隆
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 同時双方向型授業(Zoom)を中心に行い,実習の進捗状況に応じて,適宜,課題研究を行います.
Blackboard コースID: 土曜日1・2限→20212608
授業概要 社会心理学の古典的な実験や調査のいくつかを,自らが実験者・調査者となるだけでなく,被験者・回答者となって体験し,分析し,報告書にまとめます.
授業のねらい・到達目標 社会心理学で用いられる主要な研究方法のうち,主に実験法と調査法に焦点をあてて,それらを実際に体験することを通して,その論理を説明するとともに,実際に実施することができる能力を身につけます.具体的には,次の研究領域で実施された典型的な社会心理学実験・調査のいくつかを追試します.研究領域は,社会的認知(対人知覚,帰属過程,社会的推論・判断),態度と態度変化(斉合化傾向,説得的コミュニケーション),社会的影響(対人影響過程,集団の影響)です.履修者は,このうち3つの課題を体験することを通して,当該研究領域に関する知識と,当該研究領域に関する研究方法を駆使して,実際に研究を行うための初歩的な知識,技術,能力,態度を身につけます.
この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応しています.
なお,新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では,この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP5,DP6及びカリキュラムポリシーCP5,CP6に対応しています.
・心理学に解決が託された課題に取り組むために,必要な情報を収集し,それを分析して,その課題を明確にすることができる(A-5-3).
・他者の意見を聴き取って,自分と異なる価値観を理解・尊重した上で,自分の考えを伝えることができる(A-6-3).
授業の方法 【実験・実習】Blackboardを利用しつつ,Zoomによる同時双方向授業を行います.受講者は毎回出席し,実験材料の作成・準備から,実験の実施,実験データの分析を行い,それらを報告会で報告し議論するとともに,レポートにまとめ提出します.提出されたレポートは,添削し,講評します.
この授業は,1.5時限で15回ですので45時間と換算され,単位は1ですので,事前・事後学習は義務ではありません.しかし,授業時間内でレポートを仕上げることは,ほとんどの受講者にとっては困難ですので,授業時間外にも学習が必要になります.
受講者数によって,実験や調査に必要な機材不足のために,1回の授業では研究が実施できないことがあります.また,機材が故障などの事故により予定通りに進まないことがあります.そのために,予備日を設けていますが,研究が順調に進む場合には,予備日には講義・演習を行います.課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業開始時に提示します.
授業計画
1 社会心理学実験・調査1を実施します.研究の内容が事前に明らかになると,研究結果に影響が及びますので,このシラバスでは,研究の具体的に内容については説明しません.
2 社会心理学実験・調査1を分析します.同上の理由で内容については説明をしません.
3 社会心理学実験・調査1の分析を続けるとともに,レポートの書き方について講義します.
4 社会心理学実験・調査1について報告会を行い,レポートを提出し,添削・講評を受けます.
5 社会心理学実験・調査1の予備日とします.予備日として使わない場合は,研究法について演習・講義を行います.
6 社会心理学実験・調査2を実施します.研究の内容が事前に明らかになると,研究結果に影響が及びますので,このシラバスでは,研究の具体的に内容については説明しません.
7 社会心理学実験・調査2を分析します.同上の理由で内容については説明をしません.
8 社会心理学実験・調査2の分析を続けます.
9 社会心理学実験・調査2について報告会を行い,レポートを提出し,添削・講評を受けます.
10 社会心理学実験・調査2の予備日とします.予備日として使わない場合は,研究法について演習・講義を行います.
11 社会心理学実験・調査3を実施します.研究の内容が事前に明らかになると,研究結果に影響が及びますので,このシラバスでは,研究の具体的に内容については説明しません.
12 社会心理学実験・調査3を分析します.同上の理由で内容については説明をしません.
13 社会心理学実験・調査3の分析を続けます.
14 社会心理学実験・調査3について報告会を行い,レポートを提出し,添削・講評を受けます.
15 社会心理学実験・調査3の予備日とします.予備日として使わない場合は,研究法について演習・講義を行います.
その他
教科書 なし
参考書 高野陽太郎・岡隆 『心理学研究法 心を見つめる科学のまなざし 補訂版』 有斐閣 2004年
岡隆 『心理学研究法 5 社会』 誠信書房 2012年
古畑和孝・岡隆 『社会心理学小辞典 増補版』 有斐閣 2002年
成績評価の方法及び基準 レポート:課題レポートの内容(90%)、授業参画度:報告会でのディスカッションの内容(10%)
オフィスアワー 水曜日12:30-13:00
研究室306
なお,当面の間,原則,メールによるものとします.

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