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地形学

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令和2年度以降入学者 地形学
令和元年度以前入学者 地形学
教員名 藁谷哲也
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 オンデマンド型授業(録画授業配信,スライド資料配信)
Blackboard ID:20212657
授業概要 地形とは,地球表面の凸凹(起伏)である。その地形は内的営力と外的営力とによってつくられ,時間とともに変化している。地形に関わる自然災害は,急速な地形変化の一例である。本講義では,様々な地形を対象に地形の形成と変化について理解を深める。
授業のねらい・到達目標 地形の形成と変化のしくみを理解し,基礎的な地形学の知識を獲得することができる。また,地形に関わる自然災害について,その特徴を概説することができる。加えて,経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,自己の倫理観をもって,倫理的な課題に向き合うことができる。日本及び世界諸国の自然環境や社会,経済,文化などの現状および相互関係を,自己の理解に基づいて説明することができる。
この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1,2及びカリキュラムポリシーCP1,2に対応しています。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,倫理的な課題を説明することができる。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,⾃⼰の倫理観をもって,倫理的な課題に向き合うことができる。
・⽇本及び世界諸国の⾃然環境や社会,経済,⽂化などの現状を概説することができる。
・⽇本及び世界諸国の⾃然環境や社会,経済,⽂化などの現状および相互関係を,⾃⼰の理解に基づいて説明することができる。
授業の方法 授業の形式︓講義
開講時限までにBlackboardを通じて配信される動画教材をもとに学修する(オンデマンド型学習)。講義期間中,レポート作成や⼩テスト等も適宜実施する。授業に対する質疑応答および⼩テスト・レポート等の課題に対するフィードバックは,いずれもBlackboardを通じて⾏う。
履修条件 高校あるいは大学で地理,地学に関する科目を履修しているもの。
授業計画
1 ガイダンス:講義のテーマや到達目標および講義の方法について説明する。
【事前学習】シラバスを事前に確認し,地形の知識を得ておく。 (2時間)
【事後学習】BlackBoardの資料をダウンロード,印刷して不明箇所をノートにまとめる。 (2時間)
2 地形のスケールと発達
【事前学習】地形名称を挙げ,その大きさをまとめる。 (2時間)
【事後学習】地形の時空間的特徴を整理する。 (2時間)
3 地殻の構造とプレートテクトニクス
【事前学習】地球の内部構造についてまとめる。 (2時間)
【事後学習】プレートテクトニクスの特徴を整理する。 (2時間)
4 日本の地質と地形の特徴
【事前学習】日本の山地,平野,河川の分布をまとめる。 (2時間)
【事後学習】関東ローム層について整理する。 (2時間)
5 地震と変動地形
【事前学習】近年の地震災害についてまとめる。(A-1-2) (1時間)
【事後学習】変動地形を地形図から読図して,読図結果をレポートにまとめる。 (3時間)
6 火成活動と火山および火山災害
【事前学習】岩石の種類についてまとめる。 (2時間)
【事後学習】火山噴火の特徴を整理する。 (2時間)
7 風化作用
【事前学習】身近な風化の事例について調べる。 (2時間)
【事後学習】風化と地形変化の関係を整理する。 (2時間)
8 山地の地形と災害
【事前学習】山地災害についてまとめる。 (2時間)
【事後学習】地すべりと崩壊の特徴を整理する。 (2時間)
9 平野の地形
【事前学習】近年の水害についてまとめる。 (2時間)
【事後学習】沖積平野の地形の特徴を整理する。 (2時間)
10 海岸地形
【事前学習】海岸侵食について調べる。(A-2-2) (1時間)
【事後学習】海岸地形の発達について整理し,海岸の保全についてレポートを作成する。 (3時間)
11 氷河と周氷河地形
【事前学習】氷河の分布について調べる。 (2時間)
【事後学習】周氷河地形について整理する。 (2時間)
12 カルスト地形
【事前学習】石灰洞窟についてまとめる。 (2時間)
【事後学習】溶食作用について整理する。 (2時間)
13 第四紀の環境変動と地形発達
【事前学習】第四紀について調べる。 (2時間)
【事後学習】気候変動・海面変化と地形発達について整理する。 (2時間)
14 講義内容の理解度の確認テストとその解説
【事前学習】第1回から第13回までの講義内容を復習する。 (2時間)
【事後学習】試験内容を振り返り,学修課題を見つける。 (2時間)
15 総括(これまでの復習・解説を行い,授業の理解を深める)
【事前学習】これまでの学習内容から,疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (時間)
【事後学習】これまでの学習内容をノートに整理する。 (時間)
その他
教科書 使⽤しない。講義中に適宜紹介します。
参考書 1)地学団体研究会編 『地表環境の地学-地形と土壌- (新版地学教育講座9巻)』 東海大学出版会 1998年 第2版
2)鈴木隆介 『建設技術者のための地形図読図入門-第1~4巻-』 古今書院 1997年
3)貝塚爽平 『発達史地形学』 東京大学出版会 1998年
4)池田 宏 『地形を見る目』 古今書院 2001年
5)松岡憲知ほか編 『地球環境学-地球環境を調査・分析・診断するための30章 (地球学シリーズ1)』 古今書院 2007年
講義中に適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 小テストおよび課題(100%)
講義中に⾏う⼩テストや課題などをもとに総合評価します。
オフィスアワー 8号館4階A406室 ⽕曜6時限⽬(事前連絡すること)
備考 ・講義内容の充実をはかるため、「地形学実験」の履修が望ましい。また,基本的に野外巡検等は行わないので,巡検を主とする他の地理学科の科目を履修することが望ましい。
・授業計画を参考にして,参考書やインターネットなどから授業の前に基礎知識を獲得して準備する。授業後は,講義内容を整理してノートにまとめる。
・講義内容に対する質問や意見をするようにしてください。

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