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令和元年度以前入学者 | エスニック論 | ||||
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教員名 | 矢ケ崎典隆 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | オンライン型授業(Zoom)と課題研究(Blackboard)を組み合わせる。 Blackboard ID: 20212732 |
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授業概要 | エスニック地理学の視点と方法を解説し、エスニック比較文化論の観点から、日本とアメリカを比較対照する。 |
授業のねらい・到達目標 | エスニック地理学の視点と方法により、日本とアメリカを比較検討する。そのために、まずエスニック地理学の視点と方法を学び、日本とアメリカを比較対照しながら、移民の流入・流出過程、移民の適応戦略、移民社会とホスト社会、移民博物館、エスニックビジネス、エスニックバンキング、エスニックタウン、エスニックフェスティバルなどについて考える。 このような作業を通して、次のような知識と技能を獲得することができる ・エスニック地理学の視点と方法を説明することができる。(A-1-3:経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に、自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる。) ・日本とアメリカにおけるエスニック現象を理解することができる。(A-2-3:日本及び石灰諸国の自然環境や社会、経済、文化などの現状及び相互関係を、地理的視点に基づいて説明することができる。) ・エスニック現象をグローバリゼーションとローカリゼーションの枠組みにおいて理解することができる。(A-2-3:日本及び石灰諸国の自然環境や社会、経済、文化などの現状及び相互関係を、地理的視点に基づいて説明することができる。) この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1,DP7及びカリキュラムポリシーCP1,CP7に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式:講義 Zoomを利用したオンライン型授業と課題研究(Blackboard)を組み合わせて授業を進める。」具体的には、Zoomにより講義を行い、学習課題を提示する。課題を学習するために、Blackboardを通じて資料を配布する。教科書と配布資料を用いて、毎回、小レポートに取り組む。また、エスニック地理学に関するテーマを一つ選択し、自ら課題を立てて文献研究を行い、その成果を課題研究レポートにまとめ、最終回に提出する。 本授業の事前・事後学習は,合計4時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(オンライン型授業) 授業のテーマ、到達目標、授業の方法、成績評価、教科書について説明する。(A-1-3) 【事前学習】シラバスを確認し,授業全体の流れを理解しておく。 (2時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、教科書に目を通す。 (2時間) |
2 |
エスニック地理学の視点と方法(オンライン型授業・課題研究) エスニック現象の特徴を概観し、エスニック地理学の概念、調査法、分析法について概説する。(A-1-3) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習するとともに、配布資料を確認し、ノートを整理する。 (2時間) |
3 |
人と文化の移動・越境:日本(オンライン型授業・課題研究) 明治時代以降の日本からの海外移住の展開について、プッシュ・プル要因を理解することにより、全体像を把握し、エスニック社会の形成について考える。(A-1-3) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習するとともに、配布資料を確認し、ノートを整理する。 (2時間) |
4 |
人と文化の移動・越境:アメリカ(オンライン型授業・課題研究) アメリカへの移民の流入過程を概観し、アメリカ型多民族社会の形成と特徴について理解を深める。(A-1-3) 【事前学習】教科書の第1章と第2章を読む。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習するとともに、教科書の題1章と第2章を再読し、ノートを整理する。 (2時間) |
5 |
移民の適応戦略とホスト社会(オンライン型授業・課題研究) 流入した移民がホスト社会の中で基盤を確立するために、どのような適応戦略を用いるのか、具体事例を紹介しながら考える。(A-1-3) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習するとともに、配布資料を確認し、ノートを整理する。 (2時間) |
6 |
エスニックセグリゲーションとエスニックタウン:アメリカ(オンライン型授業・課題研究) アメリカにおけるエスニックタウンについて、具体的な事例を紹介することにより概観する。 【事前学習】教科書の第5章と第10章を読む。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習するとともに、教科書の題5章と第10章を再読し、ノートを整理する。 (2時間) |
7 |
エスニックセグリゲーションとエスニックタウン:日本(オンライン型授業・課題研究) 日本におけるエスニックタウンについて、具体的な事例を紹介することにより概観する。 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習するとともに、配布資料を確認し、ノートを整理する。 (2時間) |
8 |
移民博物館(オンライン型授業・課題研究) 移民博物館に着目し、移民社会とホスト社会の関係について理解を深める。(A-1-3) 【事前学習】教科書の題6章と題8章を読む。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習するとともに、教科書の題6章と第8章を再読し、ノートを整理する。 (2時間) |
9 |
移民と開拓(オンライン型授業・課題研究) アメリカの農村地域の開拓において移民が果たした役割について、ロシア系ドイツ人を事例として取り上げて考える。(A-1-3) 【事前学習】教科書の題7章を読む。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習するとともに、教科書の題7章を再読し、ノートを整理する。 (2時間) |
10 |
エスニックビジネスとエスニックバンキング(オンライン型授業・課題研究) エスニックビジネスの形態と意義、エスニックバンキングの役割について考える。(A-1-3) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習するとともに、配布資料を確認し、ノートを整理する。 (2時間) |
11 |
エスニックフェスティバル(オンライン型授業・課題研究) エスニックフェステイバルに着目することにより、エスニック文化の継承、エスニック文化の観光資源化、ホスト社会の変化について考える。(A-1-3) 【事前学習】教科書の第3章と第4章を読む。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習するとともに、教科書の題3章と第4章を再読し、ノートを整理する。 (2時間) |
12 |
移民とスポーツ(オンライン型授業・課題研究) 人の移動に伴って生じるスポーツのグローバリゼーションについて、エスニック地理学の観点から考える。(A-1-3) 【事前学習】配布資料に目を通す。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習するとともに、配布資料を確認し、ノートを整理する。 (2時間) |
13 |
国際結婚と社会(オンライン型授業・課題研究) 国際結婚の動向に着目することにより、日本社会の特徴と今後の在り方について再認識する。(A-1-3) 【事前学習】配布資料を読む。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習するとともに、配布資料を確認し、ノートを整理する。 (時間2) |
14 |
アジア化とラテンアメリカ化(オンライン型授業・課題研究) 世界で進行するアジア化とラテンアメリカ化について、アメリカを事例として考える。(A-1-3) 【事前学習】教科書の第10章と第11章を読む。 (2時間) 【事後学習】授業内容を復習するとともに、教科書の第10種と第11章を再読し、ノートを整理する。 (2時間) |
15 |
まとめと展望(オンライン型授業) 課題研究レポート提出(A-1-3) 【事前学習】第1回~第14回の授業内容を復習する。 (2時間) 【事後学習】学習した内容を整理する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 矢ケ崎典隆編 『移民社会アメリカの記憶と継承』 学文社 2018年 第1版 |
参考書 | 山下清海編 『世界と日本の移民エスニック集団とホスト社会』 明石書店 2016年 第1版 山下清海編 『現代のエスニック社会を探る』 学文社 2011年 第1版 山下清海編 『エスニック・ワールド』 明石書店 2008年 矢ケ崎典隆・山下清海・加賀美雅弘 『グローバリゼーションー縮小する世界- (シリーズ地誌トピックス1)』 朝倉書店 2018年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:毎回の授業の課題に関する小レポートと、学期末に提出する課題研究レポートにより評価する。(100%) |
オフィスアワー | Blackboardおよびe-mailにより質問に対応する。 |