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令和元年度以前入学者 | 環境変動学1 | ||||
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教員名 | 奥野淳一 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地球科学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型授業(録画授業配信・電子ファイル資料配信),同時双方向型授業(Zoomによるライブ中継)と課題研究(Blackboard・google formsを通じた学習資料配信)を組み合わせる. Blackboard ID : 20212787 |
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授業概要 | 現在,我々が生活している地質年代の『第四紀』の長さは,約46億年およぶ地球史全体のわずか1%にも満たない.しかしながら,地球温暖化が危惧されている現在の気候の実態解明とその将来予測には,第四紀といった過去の地球環境変動を理解することが必要不可欠となる.第四紀に生じた地球環境変動の特徴と,それらを解き明かす研究手法について理解した上で,現在および過去に経験した地球環境変動の全体像,メカニズムの理解とその予測へむけた様々なアプローチについて,包括的な視点を持つことを目指す. |
授業のねらい・到達目標 | 1.地球の気候システムの特徴を理解している.(1-13) 2.第四紀の環境変動を解明する手法について,基礎的な事柄を理解している.(3-13) 3.第四紀・現在の地球環境変動研究の流れについて,基礎的な事柄を理解している.(10-15) 4.地球環境問題の実態と人間環境に対する課題について,基礎的な事柄を理解している.(10-15) 到達目標:学科プログラム(JABEE認定プログラムを含む)学習・教育到達目標:(G) 地球科学の専門知識を修得する.に寄与する. ・地球科学科 ディプロマ・ポリシー(D.P.):(G) 地球科学の専門知識を修得している.に対応している. ・この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6, 及びカリキュラムポリシーCP9に対応している. |
授業の方法 | 授業の形式【講義】 オンデマンド形式と同時双方向形式を組み合わせた遠隔授業の形式で行う. 第1回目から第13回目,および15回目の講義(計14回)において,Blackboardを通して,オンデマンド教材を配信する(1回あたり15分程度×3程度).加えて,随時,配布資料相当の電子ファイルをBlackboard上にアップロードする.受講生は,オンデマンド形式の講義の場合は,Blackboard上にアップされた動画教材を視聴し,適宜配付資料を参照しながら学修すること.同時双方向形式を指定する回では(最初の講義で明示する),Zoomによるライブ中継を視聴する. 第14回目は,同時双方向形式での授業内テストを実施する.併せてその内容の解説を,同時双方向形式(Zoomなどを用いたライブ配信)で行う.授業内テストの答案はgoogle formsを用いた答案送信方法を準備して実施する. 各回の講義実施後には毎回課題を提示するので,期日まで(特に指定のない場合は翌週の講義まで)に所定の方法で回答を提出すること(google formsを使用する予定). 課題の回答例は翌週までに提供するので,復習すること.また,Blackboardの掲示板機能を通して『質問』と『議論』の機会を提供する. 別途,中間期に小レポートの課題を提示する.これについては,最終提出期限を7月22日として2回程度実施する.レポートは,原則返却しないが,解答の解説等は事後の講義で行う. 各回の講義では,配布プリント相当(電子ファイル)の資料などを用いて講義を進める.ただし,個人のパソコン等へのダウンロード不可とする(視聴のみ). 本授業の事前・事後学習は,課題への回答とあわせて1〜2時間程度の学習を目安とする. |
授業計画 | |
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1 |
気温と放射平衡(オンデマンド授業)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解する. (2時間) 【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間) |
2 |
地球システムにおけるフィードバック機構(オンデマンド授業)
【事前学習】放射平衡の詳細について,配布資料およびノートを元に復習すること. (2時間) 【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間) |
3 |
現在の気候変動を検出する様々なアプローチ(オンデマンド授業)
【事前学習】フィードバック機構の種類について,復習すること. (2時間) 【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間) |
4 |
第四紀気候変動の研究(オンデマンド授業)
【事前学習】気候変動を観測する手法について,復習すること. (2時間) 【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間) |
5 |
第四紀の海面変化と固体地球のレスポンス(オンデマンド授業)
【事前学習】第四紀の気候変動の概要について,復習すること. (2時間) 【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間) |
6 |
最終氷期以降の氷床変動(オンデマンド授業)
【事前学習】海面変化と固体地球の関係について,復習すること. (2時間) 【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間) |
7 |
最終間氷期の環境変動と地形発達(オンデマンド授業)
【事前学習】最終氷期以降の氷床・海水準変動について,復習すること. (2時間) 【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間) |
8 |
安定同位体比変動と環境変動1(酸素同位体)(オンデマンド授業)
【事前学習】最終間氷期の環境を示す観測データについて,復習すること. (2時間) 【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間) |
9 |
安定同位体比変動と環境変動2(炭素同位体)(オンデマンド授業)
【事前学習】環境指標としての酸素同位体比について,復習すること. (2時間) 【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間) |
10 |
気候変動と海洋循環(オンデマンド授業)
【事前学習】炭素同位体比が変動するしくみについて,復習すること. (2時間) 【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間) |
11 |
最終氷期の急激な気候変動(オンデマンド授業)
【事前学習】気候変動における海洋の役割について,復習すること. (2時間) 【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間) |
12 |
氷床コアによる気候変動研究(オンデマンド授業)
【事前学習】最終氷期におこった急激な気候変動について,復習すること. (2時間) 【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間) |
13 |
ミランコビッチサイクルと多圏地球相互作用(オンデマンド授業)
【事前学習】氷床コアを用いた気候変動研究について,復習すること. (2時間) 【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間) |
14 |
達成度の確認のための授業内テストとその内容解説(同時双方向形式の遠隔授業)
【事前学習】第2回から第13回の内容を整理する. (2時間) 【事後学習】授業内テストの内容を復習・再確認しておく. (2時間) |
15 |
人類の発展と環境変動,および気候変動の将来予測,達成度結果のまとめ(オンデマンド授業)
【事前学習】配布資料およびノートを元に,内容を整理まとめておく. (2時間) 【事後学習】授業内テストの内容を復習・再確認しておく. (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 講義資料として配付資料相当電子ファイルを配信する. |
参考書 | 町田 洋,大場忠道,小野 昭,山崎晴雄,河村善也,百原 新 『『第四紀学』』 朝倉書店 2003年 日本第四紀学会 編 『『デジタルブック最新第四紀学』』 日本第四紀学会 2013年 第2版 松原彰子 『『自然地理学 地球環境の過去・現在・未来』』 慶應義塾大学出版会 2020年 第6版 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:中間期にそれまでの項目の理解度を評価するためのレポートを実施する(30%)、授業内テスト:第14回目講義に授業内テストを実施し理解度を評価する(60%)、授業参画度:授業参画度はオンデマンド教材の視聴状況とリアクションペーパーの回答状況で評価する(10%) |
オフィスアワー | メールやBlackboardを用いて質疑応答を行う. |