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数学講究1

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令和元年度以前入学者 数学講究1
教員名 山崎浩二
単位数    3 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 数学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 Zoomによる同時双方型授業(15回)と一部対面授業
BlackboardのコースID:20212933(火・2限) (火・3限)
授業概要 主として次の3つのことを中心に授業を進める。
①文献研究や調査研究等を通して、算数・数学に関する今日的な研究テーマを知る。
②小・中・高等学校での授業参観を通して、算数・数学の指導のあり方について考察し、各自の指導力の向上を目指す。
③算数・数学の学習内容を深く考察するとともに、魅力ある授業づくりを開発していく。
授業のねらい・到達目標 本講義は、数学科所属学生のうち、数学教育学を専攻した学生が、数学教育学を対象とした講座である。数学教育の目的・方法・内容・評価の4つの視点から捉え直し、自らのテーマを設定し、研究を推進できるようにする。学生自身の研究能力を高めるとともに、最終的には4年間の学士課程の総括につながるものとして位置づけている。
小・中・高等学校での算数・数学の学習内容、学習指導について専門的な研究をすすめる。特に、子どもたちの数学的な見方や考え方を育てる指導、算数的・数学的活動を通した授業づくりとその教材開発など、具体的な研究テーマをもとに算数・数学の指導を考察していくことである。各自研究テーマを設定し、主として文献研究、調査研究、授業研究などを通して考察するとともに、研究の仕方、研究の方法を身につける。

なお,新カリキュラム(令和2年度以降入学者対象)では,この科目は文理学部(学士(数学))のディプロマポリシー DP1~8 及びカリキュラムポリシー CP1~8に対応している。
・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理感に基づいて、
数理科学の役割を説明することができる(A-1-2).
・現代社会における数理科学の役割を理解し、そのことを踏まえて、
国際社会が直面している問題を説明することができる(A-2-2).
・数理科学に基づいて学んだ知識をもとに、物事の本質を論理的、客観的に捉えることができる(A-3-2).
・日常生活における現象に潜む数理科学的問題を発見し、内容を説明することができる(A-4-2).
・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる(A-5-2).
・親しい人々とコミュニケーションを取り、数理科学の専門的知識について議論することができる(A-6-3).
・学修活動において、自分の役割分担を理解し、他者と協働して作業をすることができる(A-7-2).
・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い、分析することができる(A-8-2).
授業の方法 授業の形式【卒業研究】
原則としてオンラインによる同時双方型授業でのゼミナール形式であるが、2回程度対面による授業にて課題発表等を行う。また、必要に応じて小・中・高等学校で授業研究を行うこともあり、その際にも対面にて行う。レポートについては添削して指導する。
※Zoomの動画も録画され,同日中に配信予定。
※いずれにも出席できなかった場合はZoomの動画を視聴し,課題等を提出させることで代用される。
履修条件 初回のゼミにおいて、成績評価・ゼミの出席の仕方を説明するので、初回のZoomによるゼミに必ず参加すること。また、履修にあたっては数学科教育法1・2を履修していることが望ましい。
授業計画
1 第1回「数学の授業」を問い直し、その内容について理解しようとする。【同時双方型授業】
【事前学習】事前に配布した「算数指導の目標」に目を通しておく。 (2時間)
【事後学習】第1回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
2 第2回「数学の授業」を問い直し、その意義について理解しようとする。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第2回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
3 第3回「数学の授業」のあり方について考察しようとする。(オンライン授業)【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第3回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
4 第4回「数学の授業」のあり方について引き続き考察しようとする。(オンライン授業)【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第4回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
5 第5回「数学の授業」の規範的な側面について理解する。(オンライン授業)【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第5回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
6 第6回「数学の授業」について、具体的な考察し、そのあり方について課題発表を行う。【対面/同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第6回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
7 第7回「数学の授業」について、具体的な考察し、そのあり方について考察する。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第7回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
8 第8回「数学の授業」について、具体的な考察し、そのあり方について理解する。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第8回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
9 第9回「数学の授業」について、「数と式」領域の具体的な授業を考察し、そのあり方について考察する。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第9回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
10 第10回「数学の授業」について、「数と式」領域の具体的な授業を引き続き考察し、そのあり方について考察する。【同時双方型授業】)
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第10回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
11 第11回「数学の授業」について、「図形」領域の具体的な授業を考察し、そのあり方について考察する。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第11回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
12 第12回「数学の授業」について、「図形」領域の具体的な授業を引き続き考察し、そのあり方について考察する。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第12回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
13 第13回 考察した授業に基づき、実践し、その様相について考察する。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第13回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
14 第14回 考察した授業に基づき、実践し、よりよい授業を設計について考察する。【同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第14回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
15 第15回「数学の授業」のあり方について省察し、その成果と課題について総括し、課題発表を行う。【対面/同時双方型授業】
【事前学習】前回の内容について復習し,また授業範囲に相当する中学校の教科書・指導要領に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】第13回講義内容のノートを整理しておくこと。 (3時間)
その他
教科書 相馬一彦・國宗進・二宮裕之編著 『数学の「よい授業」』 明治図書 2016年
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
【授業参画度についての評価】 ・・・ 50点
・小・中・高等学校での授業参観を積極的に行い、算数・数学の指導のあり方について考察し、各自の指導力の向上を目指そうとしたか。また、算数・数学の学習内容を深く考察するとともに、魅力ある授業づくりを考察しようとする。
※授業参画度は毎回のZoom上でのレスポンスおよび宿題の提出状況なども含めて評価する。
【レポートについての評価】 ・・・ 50点
・各自研究テーマを設定し、主として文献研究、授業研究などを通して考察するとともに、研究の仕方、研究の方法を知る。
【汎用的能力についての評価】
能力(A-1)から(A-8)の習熟度については、別途配布のチェック項目により評価する。
オフィスアワー ・原則的にe-mailにてお願いします。来室の際には、事前に連絡をいただけると助かります。

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