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考古学演習3

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令和2年度以降入学者 考古学演習3
教員名 堀内秀樹
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 史学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業の形態 Zoomを用いた同時双方向型授業

BlackboardコースID:20213714
授業概要 「日本中・近世考古学」
中・近世考古学の調査、研究、周知化への⽅法などをこれまでの研究成果と問題点を呈示しつつ、歴史考古学の視点や今後の可能性を共に考える。
授業のねらい・到達目標 授業では、中・近世考古学の研究視点、研究成果、周知化についての研究法、成果、問題点を講義や院生の発表などによって提示した後、取り上げたテーマについて学生と議論を行う。
中世考古学、近世考古学の研究法、成果とその発信方法、可能性などについて議論を深め、学ぶことにより、新しい考古学分野を理解することを目的とする。
授業の方法 授業の形式:【講義・演習】
講義+学生参加によるフリーディスカッションの実習形式。講義部分では、いくつかのテーマについて学生が発表を行う。
本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 中・近世考古学を考える-講義の目的-
【事前学習】シラバスを事前に確認する (2時間)
【事後学習】今後の授業に備え、近世遺跡の報告書などを確認しておく (2時間)
2 中・近世考古学の領域と学史。小テスト
【事前学習】関連文献にて学史を調べる (2時間)
【事後学習】日本と東アジアの国について特に年代的関係を確認する (2時間)
3 中・近世考古学の研究法1-遺跡、遺構-
【事前学習】先史考古学の遺跡調査や遺物の対応などを確認しておく (2時間)
【事後学習】歴史考古学の特徴について確認する (2時間)
4 中・近世考古学の研究法2-調査・研究・周知化と資料論-
【事前学習】関連文献を熟読する (2時間)
【事後学習】先史考古学の資料論との違いを確認する (2時間)
5 中・近世考古学の研究法3-遺物-、小課題(近世遺跡出土遺物)
【事前学習】近世遺跡の報告書で出土遺物を確認しておく (2時間)
【事後学習】使用法などについて考える (2時間)
6 中・近世考古学の研究法4-地域・時間・情報-
【事前学習】遺跡の地理的・歴史的位置について考えておく (2時間)
【事後学習】解釈視点の多様性を確認する (2時間)
7 中・近世考古学の発信・活用1-概要-
【事前学習】発信・活⽤の方法についてHPなどで確認しておく (2時間)
【事後学習】新しい成果発信法などを考える (2時間)
8 中・近世考古学の発信・活用2-事例-、小課題(活用事例)
【事前学習】活用例についての調査をしておく (2時間)
【事後学習】周知化の多様性を整理する (2時間)
9 遺跡研究1-都市研究-城下町(江戸・構造・成立・武家地)-
【事前学習】関連文献を熟読しておく (2時間)
【事後学習】構造だけでなく機能についても整理する (2時間)
10 遺跡研究2-都市研究-都市と村落-
【事前学習】調査報告書で遺跡の内容を確認しておく (2時間)
【事後学習】都市とバックバッファとしての村落との関係を整理しておく (2時間)
11 遺跡研究3-都市空間(水道・運河・街道)-
【事前学習】既存の都市史研究を確認しておく (2時間)
【事後学習】都市インフラの考古資料を確認する (2時間)
12 遺跡研究4-住空間(地下室・井戸・境界、基礎)-
【事前学習】考古資料としての遺構を調査しておく (2時間)
【事後学習】都市空間との関係を整理しておく (2時間)
13 遺跡研究5-遺跡と災害(火災・地震・水害)-
【事前学習】考古学的な災害事例を調べておく (2時間)
【事後学習】考古資料としての視点を考える (2時間)
14 埋蔵文化財と中・近世遺跡-考古学調査法と報告書-
【事前学習】埋蔵文化財としての中世遺跡と近世遺跡の行政的違いをHPより確認しておく (2時間)
【事後学習】考古学と埋蔵文化財との関係を整理する (2時間)
15 総括 -近世考古学と歴史学-
【事前学習】歴史と経済について調べる (2時間)
【事後学習】新しい時代の考古学について整理する (2時間)
その他
教科書 使用しない
参考書 前川要 『『中世総合資料学の提唱』』 新人物往来社 2003年
森本伊知郎 『『近世陶磁器の考古学』』 雄山閣 2009年
成績評価の方法及び基準 レポート:研究発表・小課題(60%)、授業参画度:ディスカッションなど(40%)
オフィスアワー 授業後に⾏う。また、メールにて随時。

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