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書道史2

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令和元年度以前入学者 書道史2
教員名 金子馨
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 課題研究(Blackboardを通じて学習資料等を配信)で実施します。
Blackboard コースID:20213546
授業概要 日本書道史上の名跡を取り上げて、漢字の伝来から近代の書まで、各時代の特徴を捉えながら日本の書について授業を行います。また、学芸員経験をもとに、作品を鑑賞する上で必要な知識やその方法についても解説します。
授業のねらい・到達目標 日本書道史における能書や名跡、特筆すべき事項を理解し、日本書道史の通史(流れ)を説明できる。
中国書道史との関係性も考えながら、各時代の書の特徴を具体的に述べられる。
作品鑑賞の知識や方法を身につけるとともに、作品を分類したり、比較・分析したりして、自分の考えが述べられる。
授業の方法 授業の形式:【講義】
教科書に加えて、BlackBoardを通じて基本事項を解説した学習資料や補足資料(PDF)を各回配信します。受講者は、それらを学習の上、各回指示する課題(レポートやアンケートなど)を作成し、Blackboardを通して提出してください。レポートやアンケートについては、それぞれ次回の配信資料にて解説・全体講評を行います。その他、提出されたレポートは添削して個々に返却します。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する、接続等テスト)
【事前学習】シラバスや教科書を確認した上で、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】授業で配布した論文を通読した上で、要点をまとめ、自分の考えをレポートにまとめる。 (2時間)
2 作品の装丁と鑑賞の方法について
【事前学習】学習指導要領や教科書のコラム2を通読した上で、「鑑賞」について要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】NHK高校講座「書道Ⅰ」(第17回)を視聴した上で、授業を振り返り、「鑑賞」の方法について自分の意見をレポートにまとめる。 (3時間)
3 作品の鑑定と伝称筆者について
【事前学習】教科書のコラム5・6を通読した上で、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「古筆鑑定」について自分の意見をレポートにまとめる。 (3時間)
4 漢字の伝来 古代・飛鳥時代の書について
【事前学習】教科書の第1章(古代・飛鳥時代)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「古代・飛鳥時代の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間)
5 奈良時代の書について
【事前学習】教科書の第2章(奈良時代)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「奈良時代の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間)
6 平安時代前期の書について 三筆を中心に
【事前学習】教科書の第2章(平安時代前期)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「平安時代前期の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間)
7 平安時代中期の書について 三蹟を中心に
【事前学習】教科書の第3章(平安時代中期)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「平安時代中期(三蹟)の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間)
8 中間ヒアリング、到達度の確認
【事前学習】教科書や授業資料を振り返り、これまでの要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】テキストや解説を振り返り、疑問点や誤りを確認する。 (2時間)
9 平安時代後期の書について 古筆を中心に
【事前学習】教科書の第4章(平安時代後期)やコラムを通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「平安時代後期の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間)
10 鎌倉時代の書について
【事前学習】教科書の第5章(鎌倉時代)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「鎌倉時代の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間)
11 南北朝時代・室町時代の書について
【事前学習】教科書の第6章(南北朝・室町時代)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「南北朝・室町時代の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間)
12 安土桃山時代の書、江戸時代前期の書について
【事前学習】教科書の第7章(安土桃山・江戸時代前期)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「安土桃山・江戸時代前期の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間)
13 江戸時代中期・後期の書について
【事前学習】教科書の第8章(江戸時代中期・後期)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「江戸時代中期・後期の書」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間)
14 明治時代以降の書について
【事前学習】教科書の第9章(明治・大正・昭和時代)を通読した上で、要点を整理し、疑問点や不明点をノートにまとめておく。 (1時間)
【事後学習】授業で配布した資料を通読した上で、「新しい書表現」について自分の意見をレポートにまとめる。また、参考文献によって、より多くの名跡を鑑賞し、知見を広げる。 (3時間)
15 まとめ(振り返り)、到達度の確認
【事前学習】教科書を通読したり、授業資料やノートを振り返ったりして日本書道史について考えをまとめておく。 (3時間)
【事後学習】教科書や授業資料等を振り返り、疑問点や誤りを確認する。 (2時間)
その他
教科書 名児耶明監修 『決定版 日本書道史』 芸術新聞社 2009年
参考書 小松茂美編 『二玄社版 日本書道辞典』 二玄社 1987年
書学書道史学会編 『日本・中国・朝鮮 書道史年表事典』 萱原書房 2005年
下中直也、下中彌三郎編 『書道全集』 平凡社 1968年
小松茂美編 『日本書蹟大鑑』 講談社 1980年
小松茂美編 『日本の書』 中央公論社 1983年
NHK高校講座「書道Ⅰ」(http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/tv/shodou/)
上記以外、授業内に適宜紹介します。
成績評価の方法及び基準 レポート:学期末レポートでは、求めるテーマと内容を見て評価します。(40%)、授業参画度:毎時間の小レポートでは、求めるテーマと内容、提出状況を見て評価します。(60%)
オフィスアワー メールやBlackboardを用いて、質疑応答を行います。
メールアドレスは初回の授業時にお知らせします。

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