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総合研究1~8(ダイバーシティ&インクルージョン)

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令和2年度以降入学者 総合研究1~8(ダイバーシティ&インクルージョン)
教員名 小浜正子
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 各教員が一回ずつの授業を担当するオムニバス科目。
Canvas LMSコースID・コース名称 2130550A7 2024総合研究1~8(ダイバーシティ&インクルージョン)(小浜正子・前・月5)
授業概要 文理学部生が多様な人々がその個性を発揮して活躍できるダイバーシティ&エクイティ&インクルージョンを実現する社会の主体となるための基本的な知識と態度を、文理学部の各分野の教員とともに学ぶ。
授業のねらい・到達目標 ダイバーシティについての基本的な知識を学び、エクイティ&インクルージョンを実現するための姿勢と方法を身につける。
この科目は文理学部のDP1及びCP1に対応しています。
経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる(A-1-1)。
授業の形式 講義、講究、オムニバス
授業の方法 対面授業とオンライン授業を併用する。それぞれの教員の指示に従うこと。
フィードバックの方法は授業中に指示する。
授業計画
1 (ガイダンス)「ダイバーシティとは何か。併せて授業の概要と履修方法について」(対面授業)
ダイバーシティに関する基本的な考え方の概要と、この授業の構成および学習方法について学びます。
【事前学習】日本大学文理学部ダイバーシティ推進宣言・ガイドラインを読んで、内容について考えておく。 (2時間)
【事後学習】講義内容に基づき、課題に回答する (2時間)
【担当教員】小浜正子(中国語中国文化学科)
【授業形態】対面授業
2 「ジェンダーと性(セクシュアリティ)の理論と政治」
近年、女性と性的マイノリティの社会運動が多くの問題を浮き彫りにしてきました。それらの問題は女性と性的マイノリティたちだけの問題ではなく、この社会で平等かつ尊敬された形で生きていくすべての人に関わる重要な問題です。この授業では、それらの問題を理解するために、世界中に実際に起きている社会運動の事例をもとに、フェミニズム理論とクィア理論の中心的な問題に焦点を当て、紹介したいと考えています。
【事前学習】Canvasに添付された資料を読むこと (2時間)
【事後学習】授業の内容をもとに、授業中に提起した議論問題の答えをCanvasに提出すること。 (2時間)
【担当教員】郭立夫(非常勤講師)
【授業形態】対面授業
3 「ダイバーシティをめぐる包摂と排除を映画から読み解く]
多様性をについて理解しているつもりでも、その価値観を揺さぶられる経験を
することがあります。具体的な事例をいくつかの映画場面で検討します。
ジェンダー規範を揺るがす異性装やカップルの形成、集団の中で暴力的な画一化と排除の起こる過程など。
【事前学習】事前配布資料を読んでおくこと (2時間)
【事後学習】受業で紹介した映画を視聴し、リアクションを提出すること (2時間)
【担当教員】渋谷哲也(ドイツ文学科)
【授業形態】対面授業
4 「ジェンダード・イノベーションとは何か」
性差分析を基にした各種事例をあげながら,ジェンダード・イノベーションの意義と未来に迫る。
【事前学習】Canvas上に事前に配布した資料を読み,わからない用語について調べる (2時間)
【事後学習】レポートの作成をおこない,Canvasに提出する (2時間)
【担当教員】森山園子(情報科学科)
【授業形態】オンデマンド型授業
5 「ドメスティック・バイオレンス/デートDV:DVを理解する、DVに対処する」
人と人との関係性のなかで生じる暴力とその背後にある社会のジェンダー構造について学びます。
暴力を「個人の問題」としてだけではなく「社会の問題」としても考えていきます。
【事前学習】「ドメスティック・バイオレンス/デートDV」について、新聞・書籍などで調べておく (2時間)
【事後学習】Canvasにあげた資料で授業の復習をし、リアクションペーパーをCanvasに提出すること (2時間)
【担当教員】中村英代(社会学科)
【授業形態】対面授業
6 「ダイバーシティの視点で考える安全・安心なまちづくり」
ダイバーシティの視点を活かした育児・介護、防災などの取組みから、多様な世代の地域住民が、安全・安心に暮らせるまちづくりについて考えていきます。地域社会の問題点やその課題の理解、自分自身の実践につなげる機会とします。
【事前学習】Canvasに添付される資料を読むこと (2時間)
【事後学習】授業の内容を復習し、Canvasに課題を提出すること (2時間)
【担当教員】菊池真弓(社会学科)
【授業形態】対面授業
7 「路上に見る包摂と排除」
ホームレス状態になった人々はこれまでどのような排除を受けてきたのか。またストリートにおける包摂を可能とする条件とは何か考察する。
【事前学習】Canvasに添付される資料を読むこと (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理し、見返り感想文をCanvasに提出すること。 (2時間)
【担当教員】山北輝裕(社会学科)
【授業形態】対面授業
8 「各国の多様なフェミニズム:インターセクショナル・フェミニズムのレンズから」
ニューヨーク国連本部で毎年開かれる、CSW(国連女性の地位委員会)に参加する世界中のユースの多様な声や活動を紹介します。そして、さまざまな形態の不平等がどのように作用し、悪化していくかを考えるレンズとしてのインターセクショナル・フェミニズムの視点から、一緒に「フェミニズム」について考えていきます。
【事前学習】事前に提供される資料を読むこと (2時間)
【事後学習】授業内容の整理をして、リアクションパペーパーを提出すること (2時間)
【担当教員】鴨澤沙織(社会福祉学科)
【授業形態】対面授業
9 「ワーキングバランスはいかに果たせるか?―バカンス大国フランスと日本の比較から考えるエスニシティと多様性」
フランスはArt de Vivre(アールドヴィーヴル、暮らしの美学) といった、家族との時間や自分のホビーを大切にする文化というイメージがありますが、21世紀の社会においてどのような政策や取り組みがワーキングバランスを保護しているのか?実際にそれらは成功しているのか?グローバルな視点から「働き方」の多様性について考えます。
【事前学習】Canvasに添付される資料を読むこと (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理し、見返り感想文をCanvasに提出すること。 (2時間)
【担当教員】ラヴェルイザベル(総合文化研究室)
【授業形態】対面授業
10 「ただ優しい日本人のままでいいのですか」
日本語を第1言語としない人々について考えます。それはすぐ「外国人」を連想してはならないほど、現在の日本社会は複雑な変化を続けています。日本社会の変化と「優しい」「日本人」として振る舞うことが、排除や差別を生む可能性について考えます。
【事前学習】Canvasに添付される資料を読むこと (2時間)
【事後学習】授業の内容を整理し、見返り感想文をCanvasに提出すること (2時間)
【担当教員】高榮蘭(国文学科)
【授業形態】対面授業
11 「みんなでスポーツ―障がい者やLGBTsの包摂」
現状で,スポーツ界が標記の問題についてどのように対応しているかを知る.加えて,個々の個性や文脈の違い(障害の有無や程度,LGBTs,宗教や習慣の違い)と,共通して対応が必要なことを認識し,受講者自身が社会に出るまでに,その対応にどのようなスキルや課題があるかを把握し,学習行動に移せるようにする
【事前学習】Canvasで事前配布される授業ワークシート及び事前課題動画(15分程度)を確認し、動画QRコードにあるMentimeterへ、質問に対するコメントを記入しておくこと (2時間)
【事後学習】事後課題提出先(Googleフォーム)へ、本授業で提示された課題について記入して送信すること。 (2時間)
【担当教員】野口智博(体育学科)
【授業形態】対面授業
12 「特別な支援ニーズと福祉/教育」
社会的養護、被虐待/マルトリートメント、障害、疾患等、現在日本社会おける社会病理の特徴とそこから生じる特別な支援ニーズに関する基礎的な知識に関して、特に福祉/教育領域からアプローチし、今後のダイバーシティ・インクルージョン社会の実現に向け、自分の向き合う姿勢を説明できるようにすることを目標とした学習を行います。
【事前学習】事前配布された授業資料を確認し、質問事項等をまとめる (2時間)
【事後学習】講義内容に基づき授業課題に回答し、Canvasで提出する (2時間)
【担当教員】田中謙(教育学科)
【授業形態】対面授業
13 「生物多様性」(Youtubeによるオンデマンド)
人間に多様性があるように、生物にも多様性があり、地球は多様性の積み重ねからなる世界です。第6の大量絶滅時代を迎えた現代における生物多様性について考えてみたいと思います。
【事前学習】中学や高校の生物の教科書の生物多様性に該当する分を復習する (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深め、ミニテストを受ける (2時間)
【担当教員】井上みずき(生命科学科)
【授業形態】オンデマンド型授業
14 「みんなでプログラミング」
文字や数字を一切使わないプログラミング言語ビスケットを用いて、プログラミングを体験します。情報社会の多様性を担保するためには、多元的な価値観が情報社会の中に担保されていなければいけません。現代社会では経済的価値観が強く重要視されています。本授業では経済活動において一般的に目指すべきだと考えられている生産性・効率・最適化などの価値観とは真逆のプログラミングを通して、情報社会の可能性を考えます。そして、情報社会のダイバーシティとインクルージョンについて考えていきたいと思います。
【事前学習】Canvasに添付される資料を読むこと。 (2時間)
【事後学習】授業の振り返りを行い、プログラミングで作った作品を提出すること。 (2時間)
【担当教員】渡辺勇士(総合文化研究室)
【授業形態】対面授業
15 「授業のまとめ」(対面授業)
今期の授業を振り返って、ダイバーシティ&インクルージョンについてまとめ、他の学生とそれぞれ考えることを共有する(A-1-1)。
【事前学習】ダイバーシティについて、これまで学んだことを確認しておく。 (2時間)
【事後学習】授業全体を振り返ったレポートをまとめて提出する。 (2時間)
【担当教員】小浜正子(中国語中国文化学科)他
【授業形態】対面授業
その他
教科書 担当各教員が必要なテキストを指示しますので、それに従って下さい。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業参画度:各教員の採点を総合して評価する(100%)
オフィスアワー 各教員に連絡して予約すること

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