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学問の扉

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令和4年度以降入学者 学問の扉
令和元年度以前入学者 自主創造の基礎2
教員名 田中ゆかり
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 C00600C02 2024学問の扉/自主創造の基礎2(田中ゆかり・後・水5)
授業概要 近年、日本語社会では「方言」の価値が高まっている。各地で方言の保存・継承・活用に関連した活動が盛んである。この科目では、各地の方言の概要を踏まえた上で、方言の保存・継承・活用の取り組みについて調査・分析・報告することを通じ、日本語社会を読み解く目を養うことを目的とする。この科目を通じて、図書館や電子資料ならびに各種データベースを活用した調査、スライド等を活用したプレゼンテーション等のスキルの獲得も目指す。

高等学校教員ならびに文部科学大臣及び文化庁長官諮問機関・文化審議会臨時委員(国語分科会)の実務経験を持つ教員が、日本国における言語政策策定の背景などについて具体的に教授する。
授業のねらい・到達目標 (1)授業のねらい
この科目では、各地の方言の概要を踏まえ、同時に各地における方言の保存・継承・活用についての取り組みについて調査・分析・報告することを通じ、日本語社会を読み解く目を養うことを目的とする。併せて、具体的な言語研究の企画・実施、分析と報告までの一通りを学び、自分自身で現代日本語学の研究テーマについて調査の立案から分析まで実行するための基礎的な知識とスキルを獲得することも目的とする。

(2)到達目標
(2-1)到達目標
日本語の方言についての基礎的知識、ならびにその保存・継承・活用事例の実態についての知識が身に付き、説明することができる。
特定のトピックに従った、データベース調査や文献探索ができる。
データに基づく事実の読み取りができる。
コンピューターを用いたデータの視覚化やスライド等を用いた報告のスキルが身に付く。
討議等のコミュニケーションを通じ、授業参加同士で高め合うことができる。

(2-2)日本大学教育憲章
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる。(A-1-1)
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1)
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1)
・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる。(A-5-1)
・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-1)
・集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる。(A-7-1)
・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1)

(2-3)DP・CPとの関係性
この科目は文理学部(学士(文学)のDP及びCP1,3~8に対応している。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 日本各地の「方言」の保存・継承・活用事例についての調査ならびに調査に基づく発表を行う。発表に対する討議を行い、そこで得たフィードバックを受けて最終課題を作成する。
資料の配布はLMS経由で行い、印字配布はしない。必要な場合は、各自印字の上持参のこと。
履修条件 クラス指定がある。
授業計画
1 ガイダンス
授業のテーマや到達目標及び授業の方法について解説する
調査地域候補の検討課題についての説明
【事前学習】シラバスをよく読み、LMSの登録を行う。方言関連の記事や、過去の授業報告サイトを閲覧し、学修イメージを養う。 (2時間)
【事後学習】調査対象地域候補の検討を行う。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 「方言」の保存・継承・活用事例についての導入的講義
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】調査対象地域候補の検討を行う。 (2時間)
【事後学習】調査対象地域の公式サイトにアクセスし、概要をまとめる。概要を指定の方法で提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 「方言」の保存・継承・活用事例を調査するための文献・電子資料の使い方(講義と実習)
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】調査対象地域の公式サイトにアクセスし、概要をまとめる。概要を指定の方法で提出する。 (2時間)
【事後学習】文献・電子資料を用いて調査対象地域の「方言」について調査を行い、整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 発表の内容・方法についての解説
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】文献・電子資料を用いて調査対象地域の「方言」について調査を行い、整理する。 (2時間)
【事後学習】発表についての解説に従い調査を開始する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 発表準備
発表についての質問・相談
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】発表準備と質問・相談事項の整理 (2時間)
【事後学習】発表準備 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 発表とフィードバック① 2-3人
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】発表準備 (2時間)
【事後学習】フィードバックを受けての見直しと修正 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 発表とフィードバック② 2-3人
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】発表準備 (2時間)
【事後学習】フィードバックを受けての見直しと修正 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 発表とフィードバック③ 2-3人
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】発表準備 (2時間)
【事後学習】フィードバックを受けての見直しと修正 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 発表とフィードバック④ 2-3人
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】発表準備 (2時間)
【事後学習】調査データの整理と分析の準備 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 発表とフィードバック⑤ 2-3人
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】発表準備 (2時間)
【事後学習】フィードバックを受けての見直しと修正 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 発表とフィードバック⑥ 2-3人
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】発表準備 (2時間)
【事後学習】フィードバックを受けての見直しと修正 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 発表とフィードバック⑦ 2-3人
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】発表準備 (2時間)
【事後学習】フィードバックを受けての見直しと修正 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 発表全体へのフィードバック
最終課題作成解説
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】最終課題作成に際しての課題の整理 (2時間)
【事後学習】最終課題作成 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 最終課題の作成と提出
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】最終課題作成 (3時間)
【事後学習】最終課題ふりかえり (1時間)
【授業形態】対面授業
15 授業全体のふりかえり
(A-1-1)(A-3-1)(A-4-1)(A-5-1)(A-6-1)(A-7-1)(A-8-1)
【事前学習】最終課題ふりかえり (3時間)
【事後学習】授業全体のふりかえり (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 教科書は使用しない。適宜資料を配布する。
参考書 木部暢子・竹田晃子・田中ゆかり・日高水穂・三井はるみ 『https://tanakayukari.jp/kisoen/』 三省堂 2013年
井上史雄、大橋敦夫、田中宣廣、日高貢一郎  『魅せる方言 地域語の底力』 三省堂 2013年
田中ゆかり 『読み解き!方言キャラ』 研究社 2021年
参考書は適宜授業内で紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート:最終課題(50%)、授業参画度:授業内外の課題、調査、発表、討議への参画などを含む(50%)
オフィスアワー 授業の前後、水曜6限
備考 過年度の授業報告サイトを閲覧すると、この科目についての具体的なイメージが湧く。 
「田中ゆかり担当科目授業報告」 https://tanakayukari.jp/kisoen/

受講者数により発表回数が異なる。それに伴い、シラバス進行が変更される場合がある。その場合は、授業中に案内する。

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