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現代日本語学の方法1

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令和2年度以降入学者 現代日本語学の方法1
教員名 林直樹
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 授業に使用するデータや資料は、各回開始前にCanvas LMSを通じて連絡する。
Canvas LMSコースID・コース名称 C059032Y7 2024現代日本語学の方法1(林直樹・前・金4)
授業概要 現代日本語を分析する際に必要となる各種方法を身につける。
授業のねらい・到達目標 【授業のねらい】
1) 社会言語学的な手法による言語分析の方法を学ぶ。
2) 各種データによって日本語を分析するための基本的な考え方を理解する。
3) 習得したスキルを用いて、日本語の分析が行えるようになる。

【到達目標】
1) Excelを用いた日本語データの整理を行えるようになる。
2) 中納言を用いた語・文の検索が行えるようになる。
3) 形態素解析を用いた語の集計が行えるようになる。
4) Google Formを用いてアンケートが実施できるようになる。
5) Google Mapを用いて簡易的な言語地図が作成できるようになる。

【ディプロマポリシーとの関係】
この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。なお、新カリキュラム(令和2年以降入学者が対象)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3,4,5及びカリキュラムポリシーCP2,3,4,5に対応している。

【日本大学教育憲章との関係】
・日本文学・日本語学研究の専門性をもって,世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる。(A-2-3)
・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-3)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3)
・日本文学・日本語学研究のスキルを活用しながら,責任と役割を担い,新しいことに挑戦することができる。(A-5-3)
授業の形式 講義、演習
授業の方法 毎回、授業課題について解説を行い、実習形式で課題を作成する。また、Blackboardを活用し、毎回課題を提出する。課題については、それぞれ翌週に解説・講評を行う。
なお、本講義はパソコンによる操作を想定して授業を行う。Excelのような表計算ソフトも用いることを予定しているため、スマートフォンなどのモバイル環境にしかない受講生は、パソコンが使える環境を整備することが望ましい。

Blackboardの掲示板を通じて授業内容や課題についての質問・討議を受け付ける。また、課題のフィードバックもBlackboardを通じて行う。

授業形式は対面のみ。対面授業に参加できない場合は事前に担当教員の許可を得ること。
授業計画
1 はじめに(授業の説明・Blackboardへの登録)・社会言語学的な観点による言語分析の要点(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】日本語学の分野でどんなことを調べたいか、まとめてくること (2時間)
【事後学習】日本語学における計量的な考え方について整理すること (2時間)
【授業形態】対面授業
2 身のまわりの日本語の分析①-テキストデータによる実践-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】分析するテキストデータを収集すること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
【授業形態】対面授業
3 身のまわりの日本語の分析②-談話データによる実践-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】分析する談話データを収集すること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
【授業形態】対面授業
4 コーパスによる日本語の分析①-コーパス日本語学の手法・考え方-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】コーパスとは何かを調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
【授業形態】対面授業
5 コーパスによる日本語の分析②-形態素解析の解説/実践-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】形態素・形態素解析とは何か調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
【授業形態】対面授業
6 コーパスによる日本語の分析③-BCCWJ・WWWを利用した分析-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】中納言といったコーパスが利用できるようにしておくこと (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
【授業形態】対面授業
7 コーパスによる日本語の分析④-通時コーパス・国会会議録を利用した分析-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】国会会議録といったコーパスが利用できるようにしておくこと (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
【授業形態】対面授業
8 アンケート調査による日本語の分析①-各種アンケート調査の解説-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】アンケート調査でたずねる項目を考えてくること (2時間)
【事後学習】アンケート調査を行うための形式・項目をしっかりと練り上げること (2時間)
【授業形態】対面授業
9 アンケート調査による日本語の分析②-GoogleFormによるアンケート調査票の作成-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】アンケート調査でたずねる項目を固めてくること (2時間)
【事後学習】自身でアンケートを配布・実施できるようにGoogleFormを作り上げること (2時間)
【授業形態】対面授業
10 アンケート調査による日本語の分析③-アンケートの実施-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】自身でアンケートを配布・実施すること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
【授業形態】対面授業
11 アンケート調査による日本語の分析④-アンケート結果の整理・視覚化-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】Excelを使ったデータ分析ができるようにしておくこと (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
【授業形態】対面授業
12 言語地図による日本語の分析①-日本言語地図・方言文法地図の紹介-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】言語地図とは何かを調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
【授業形態】対面授業
13 言語地図による日本語の分析②-Googlemapによる言語地図の作成-(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】Googlemapとは何か調べてくること (2時間)
【事後学習】授業中で分析したデータに対して考察を述べること (2時間)
【授業形態】対面授業
14 レポート作成、レポートにかんする質疑応答・解説(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】レポートで執筆する題材・項目について勘案してくること (2時間)
【事後学習】レポートを執筆すること (2時間)
【授業形態】対面授業
15 レポート提出、授業全体の復習・解説による授業理解の促進(A-3-3・4,A-4-3・4,A-5-3・4,A-8-3・4)
【事前学習】レポートを執筆すること (2時間)
【事後学習】授業中に受けたフィードバックを基に、日本語学の方法についてより理解を深めること (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 プリントを配布する。
参考書 石川慎一郎・前田忠彦・山崎誠編(2010)『言語研究のための統計入門』くろしお出版.
荻野綱男(2014)『ウェブ検索による日本語研究』 朝倉書店.
荻野綱男・田野村忠温編(2012)『 質問調査法と統計処理 (講座 ITと日本語研究 第8巻)』 明治書院.
伝康晴・田中ゆかり編(2006)『講座社会言語科学6 方法』ひつじ書房.
前川喜久雄編(2013)『講座日本語コーパス1 コーパス入門』.
成績評価の方法及び基準 レポート(45%)、授業参画度(10%)、課題(45%)
授業参画度は、資料の閲覧状況と毎回の課題提出状況に基づく。
オフィスアワー メールやCanvas LMS掲示板などを通して行う。

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