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中国古典文学概説2

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令和2年度以降入学者 中国古典文学概説2
教員名 渡邉登紀
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 中国語中国文化学科
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業で行う。
Canvas LMSコースID・コース名称 D007040K7 2024中国古典文学概説2(渡邉登紀・後・水3)
授業概要 中国古典文学の各時代の代表的作品を読み、唐代から宋代までの文学を俯瞰する。
授業のねらい・到達目標 この授業のねらい・到達目標は以下の(1)〜(2)となります。
(1)唐代から宋代までの文学作品について、資料にもとづいて読解することができる。
(2)唐代から宋代時代までの基本的な文学史の流れを、他者に簡潔に説明することができる。
資料や事象を注意深く観察し、問題を発見することができる(A-4-2)。
この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの4に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 講義形式で行います。提出課題・小テスト等は添削し、その傾向と対策についての全体説明を行います。本授業の事前・事後学習の時間は各2時間を目安とします。
授業計画
1 ガイダンス: この授業の進め方・事前事後の学習について説明し、参考図書などの紹介をします。
【事前学習】シラバスをよく読み、教科書をざっと目を通す (2時間)
【事後学習】紹介図書について、図書館・書店などで実際に手に触れておく (2時間)
2 総論:唐代文学の概観・近体詩の諸規則について
【事前学習】教科書p.3~24をよく読み、その要点を整理しておく (2時間)
【事後学習】(唐代文学の概観・近体詩の諸規則について、短い文章にまとめる (2時間)
3 唐代の文学①:初唐の四傑と沈宋の詩を読む
【事前学習】教科書p. 68・69・72・73と配布プリントを読み、初唐の文学の特徴を整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で扱った作品を3回音読し、作品の特徴を口頭で説明できるようにしておく (2時間)
4 唐代の文学②:李白・杜甫の詩を読む
【事前学習】教科書p.78~85と配布プリントをよく読み、李白・杜甫の文学の特徴を整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で扱った作品を3回音読し、作品の特徴を口頭で説明できるようにしておく (2時間)
5 唐代の文学③:望郷を主題とする作品を読む(王維・岑参)
【事前学習】教科書p.76、77、86、87と配布プリントをよく読み、望郷の詩の系譜を整理する (2時間)
【事後学習】授業で扱った作品を3回音読し、作品の特徴を口頭で説明できるようにしておく (2時間)
6 唐代の文学④:「青苔」と「黄葉」の対句を用いる詩の系譜を見る(張九齢・李商隠)
【事前学習】教科書p.114、115と配布プリントをよく読み、対句の系譜を整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で扱った作品を3回音読し、作品の特徴を口頭で説明できるようにしておく (2時間)
7 唐代の文学⑤:『唐詩選』という書物について学ぶ
【事前学習】配布プリントをよく読み、『唐詩選』の概要について整理する (2時間)
【事後学習】『唐詩選』の概要について、口頭で説明できるようにしておく (2時間)
8 唐代の文学⑥:「長恨歌」を読む
【事前学習】教科書p.100、101と配布プリントをよく読み、「長恨歌」の特徴を整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で扱った作品を3回音読し、作品の特徴を口頭で説明できるようにしておく (2時間)
9 宋代の文学①蘇軾の文学を読む
【事前学習】教科書p.126~129と配布プリントをよく読み、蘇軾の文学の特徴を整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で扱った作品を3回音読し、作品の特徴を口頭で説明できるようにしておく (2時間)
10 宋代の文学②:陸游の文学を読む
【事前学習】教科書p.130~133と配布プリントをよく読み、陸游の文学の特徴について整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で扱った作品を3回音読し、作品の特徴を口頭で説明できるようにしておく (2時間)
11 明清の文学①:「四大奇書」を読む
【事前学習】配布プリントをよく読み、「四大奇書」の特徴を整理しておく (2時間)
【事後学習】授業で扱った作品を3回音読し、作品の特徴を口頭で説明できるようにしておく (2時間)
12 明清の文学②:『聊斎志異』を読む
【事前学習】配布プリントをよく読み、『聊斎志異』の特徴について整理する(A-4-2) (2時間)
【事後学習】授業で扱った作品を3回音読し、作品の特徴を口頭で説明できるようにしておく (2時間)
13 総復習①:第2回から第12回までの復習・まとめ
【事前学習】第2回~12回のノート・プリント類を再読し、分からない点を書き出しておく (2時間)
【事後学習】事前学習の際に分からなかった点が解決できているかを点検・復習する (2時間)
14 総復習②:習熟度の確認と総括(A-4-2)
【事前学習】第2回~13回の内容を復習し、各時代の文学の概要を文章で説明できるようにしておく (2時間)
【事後学習】習した内容の整理し、理解が及ばなかった箇所を書き出しておく (2時間)
15 総復習③:フィードバックと総括
【事前学習】第1回~14回のノート・プリント類を整理し、再度、分からない点を書き出しておく (2時間)
【事後学習】事前学習の際に分からなかった点が解決できているかどうか点検する (2時間)
その他
教科書 松原朗、佐藤浩一、児島弘一郎 『教養のための中国古典文学史』 研文出版 2009年
必要に応じてプリントを配布する。
事前・事後学習や課題に作成に必要な資料は授業内で適宜、配布し紹介する。
必ずそれらに目を通し、授業内での指示の通りにまとめておくこと。
参考書 戸川芳郎 『全訳漢辞海』 三省堂 2020年 第4版
そのほかの参考図書は授業の中で逐次紹介します。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%)
授業参画度は、課題の提出状況やその内容によって判断する。
オフィスアワー 授業終了時。あるいは月曜4限(前もってアポをとること)。

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