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地域福祉の理論と方法1

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令和2年度以降入学者 地域福祉の理論と方法1
教員名 諏訪徹
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 H015111723 2024地域福祉の理論と方法1(諏訪徹・前・水3)
授業概要 他の分野別福祉と地域福祉との大きな違いは、地域福祉がボランタリーの福祉の重要性を認めて、制度的な福祉とボランタリーな福祉との協働による福祉をつくることを志向する点である。
前期の本科目は、地域福祉の基本的な考え方や歴史の概略、地域福祉に関わる多様な主体を学んだうえで、主にボランタリーな福祉活動を支援・推進する視点とその方法論(コミュニティワーク)についての知識を習得することを狙いとする。
担当教員は全国社会福祉協議会、厚生労働省における実務経験を有し、また現在も各種団体の委員会・審議会等での職務、実務者向けの研修講師等を行っている。この経験を踏まえ、現実の政策・実践と結びつけた講義や演習等を行う。
授業のねらい・到達目標 ★授業のねらい
地域福祉の基本的な考え方、歴史、主体、推進手法コミュニティワークについての知識を習得する。

★到達⽬標
・さまざまな人々の暮らしにおける地域社会の重要性について、実例をあげて説明できる。
・住民等によるボランタリーな福祉活動がもつ価値・機能について、実例をあげて説明できる。
・制度的な福祉の限界について、実例をあげて説明できる。
・地域福祉の目的、理念・価値、構成要素について説明できる。
・明治期から現代にいたるボランタリーな福祉と制度的な福祉の発展過程、公私関係の変遷について概説できる
・地域福祉を推進する各種のアクターの特性や活動内容について、具体例をあげて説明できる。
・ボランタリーな活動の生成と発展過程について、具体例をあげて説明できる。
・コミュニティワークの展開過程そって、地域アセスメント、福祉学習と主体形成、主体の組織化・プログラム開発、ネットワーキング、ソーシャルアクションの具体例を列挙できるとともに、その際の視点・方法論・留意点について説明できる

★ディプロマポリシーとの関係
この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のDP4,5,6,CP4,5,6に対応しています。

★日本大学教育憲章との関係
・さまざまな人々の暮らしにおける地域社会の重要性について、実例をあげて説明できる(A-4-2)。
・住民等によるボランタリーな福祉活動がもつ価値・機能について、実例をあげて説明できる(A-4-2)。
・制度的な福祉の限界について、実例をあげて説明できる(A-4-2)。
・地域福祉の目的、理念・価値、構成要素について説明できる(A-4-2)。
・明治期から現代にいたるボランタリーな福祉と制度的な福祉の発展過程、公私関係の変遷について概説できる(A-4-2)
・地域福祉を推進する各種のアクターの特性や活動内容について、具体例をあげて説明できる(A-4-2)。
・ボランタリーな活動の生成と発展過程について、具体例をあげて説明できる(A-4-2)。
・コミュニティワークの展開過程そって、地域アセスメント、福祉学習と主体形成、主体の組織化・プログラム開発、ネットワーキング、ソーシャルアクションの具体例を列挙できるとともに、その際の視点・方法論・留意点について説明できる(A-5-2.A-6-2)
授業の形式 講義
授業の方法 ・資料は印刷し冊子で配布する。冊子を準備し授業に臨むこと。Canvas LMSにもデータを掲載しておく。
・リアクションペーパーにコメント等を記入し、毎回の授業終了後2日以内に、Canvas LMSで提出すること。
・事前・事後学修課題として確認テストを行う。毎回の授業終了後2週間以内にCanvas LMSで提出すること
・授業中提示した参考文献等の学習を奨励する。
・リアクションペーパーに対するフィードバックは授業開始時に行うとともにCanvas LMSに掲載する。
・確認テストの解答はCanvas LMSに掲載するとともに質問に応じる。
・対面参加が困難である旨の配慮申請を学生支援室に行い、認められた学生については、教員の許可を受けてZOOMにてオンライン参加することができる。
履修条件 ・社会福祉協議会への実習を検討している学生は、2年生の時に履修をしておくことが望ましい
・社会福祉士の受験の有無にかかわらず、ボランティア・NPO・CSRや社会的企業に興味のある者、地方公務員をめざす者には受講を勧める。
授業計画
1 イントロダクション 暮らしの場としての地域、暮らしを支える手段と地域福祉
【事前学習】シラバスを確認すること。配布資料の該当部分を読み、自身の地域観をまとめること (1時間)
【事後学習】学習計画をたてること。確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
2 制度福祉の限界とボランタリーな実践の価値
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、制度の限界をまとめること (1時間)
【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
3 ボランタリーな福祉と制度的福祉の発展過程
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、発展過程の要点を理解すること (1時間)
【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
4 地域福祉の考え方
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、地域福祉の考え方の要点をまとめること (1時間)
【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
5 地域の圏域構造と多様な資源・主体
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、身近な地域の資源についてまとめること (1時間)
【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
6 地域福祉の主体(アクター) ①ボランタリーな主体
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、身近な町内会、ボランティアグループ等の活動についてまとめること (1時間)
【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
7 地域福祉の主体(アクター) ②社会的な組織
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、企業の社会貢献事例等をまとめること (1時間)
【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
8 地域福祉の主体(アクター) ③社会福祉法人、社協、共同募金、行政
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、社会福祉法人、社会福祉協議会の活動等をまとめること (1時間)
【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
9 ボランタリーな活動の生成と発展のメカニズムと地域福祉の推進手法
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、住民福祉活動の発展プロセス、それを踏まえ支援方策についてまとめること (1時間)
【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
10 コミュニティソーシャルワークとコミュニティワーク/地域を知る~地域アセスメント
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、CWとCSWの概念をまとめること (1時間)
【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
11 理解を広げる~福祉学習・福祉教育
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、自らの福祉教育経験をまとめること (1時間)
【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
12 活動を作り出す~主体の組織化とプログラム開発、ソーシャルアクション
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、ソーシャルアクションの実例をまとめること (1時間)
【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
13 活動・主体をつなげる~協働
【事前学習】配布資料の該当部分を読み、協働事例等をまとめること (1時間)
【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
14 まとめ①(これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める)
【事前学習】これまでの学習内容で疑問に思ったことをノートにまとめること (1時間)
【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
15 まとめ②授業内試験とその解説
【事前学習】これまでの学習内容で疑問に思ったことをノートにまとめること第1~14回までの内容を復習すること (3時間)
【事後学習】本科目の学習内容で不明確であった点を復習・整理すること (1時間)
【担当教員】諏訪
【授業形態】対面授業
その他
教科書 なし
参考書 社会福祉学習双書編集委員会 『地域福祉論 地域福祉の理論と方法 (社会福祉学習双書2024)』 全国社会福祉協議会 2024年
牧里毎治・杉岡直人・森本佳樹 『ビギナーズ 地域福祉』 有斐閣 2013年
岡村重夫 『地域福祉論』 光生館 2009年
川島ゆり子・永田祐・榊原美樹・川本健太郎 『地域福祉論』 ミネルヴァ書房 2017年
ビル・リー 『地域が変わる社会が変わる 実践コミュニティワーク』 学文社 2005年
成績評価の方法及び基準 試験(30%)、レポート(20%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(20%)
・授業参画度は授業への参加、リアクションペーパーの提出で評価する。授業に出席・参加したのち、リアクションペーパーにコメント等を記入し、毎回の授業終了後2日以内にCanvas LMSで提出すること。出席・提出が無かった場合は減点する。
・授業内テストの評価は、確認テストの提出をもって行う。毎回の授業終了後2週間以内にCanvas LMSで提出すること。提出が無かった場合は減点する。
・対⾯授業に参加できない場合の要件を満たし,Zoom で参加した場合も,上記課題の提出によって評価する。
・一定の要件を満たす者について、追試、再試験を行う(詳細は授業で説明)
オフィスアワー 月曜日・水曜日の昼休み。その他メール等を用いて質疑応答を行う。

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