文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 社会福祉学科 > 福祉法学基礎
日本大学ロゴ

福祉法学基礎

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 福祉法学基礎
教員名 白川泰之
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業が困難な学生(インフルエンザ、COVID19への感染による出席停止及びこれに準ずる出席困難な事情)については、教員の事前の許可を受けてZoomによる同時双方向型の授業を受講できる。
Canvas LMSコースID・コース名称 H069111751 2024福祉法学基礎(白川泰之・前・火5)
授業概要 法治国家である我が国においては、社会福祉・社会保障の各制度も法を基礎として構築されている。社会福祉・社会福祉の各制度を理解する前提として、基礎的な法学の素養を身に付けることは重要である。
 このため、社会福祉・社会保障の各制度を理解する上で必要となる法学一般について、法学の基礎と憲法、行政法、刑法、民法、労働法の概要について、社会福祉・社会保障とも関連付けながら学ぶ。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい>
・法学一般の基礎的な知識・考え方を身に付ける。
・憲法、行政法、刑法、民法、労働法について、その基礎的な内容と社会福祉・社会保障との関係についての知識を身に付ける。

<到達目標>
社会福祉・社会保障の各制度を法の視点からより深く理解するために、以下の関連する法学の基礎知識を習得し、説明できるようになる。
①「法」そのものに対する入門的・基礎的な内容
②国家と国民の関係を規定する法の基礎的な内容(憲法、行政法、刑法)
③私人間を規定する法の基礎的な内容(民法、労働法)

<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP及びCPの1、3、4に対応しています。

<日本大学教育憲章との関係>
①「法」そのものに対する基礎的な考え方、国家と国民の関係を規定する法の概要、私人間を規定する法の概要を理解し、説明することができる(A-1-2)。
②法の考え方と社会福祉制度との関係を理論的・批判的に考え、説明できる(A-3-2)。
③社会福祉制度の課題を法の考え方に照らして説明できる(A-4-2)
授業の形式 講義
授業の方法 ・各回について配布するレジュメに基づいて講義を行う(教科書は指定しない)。
・各回について、リアクションペーパーの提出を求める。リアクションペーパーに記載の質問等については、次回の授業の冒頭にフィードバックする。
・各回について、復習問題を出題する。
・提出物の提出方法等については、授業開始時に提示する。
授業計画
1 総論①:授業のガイダンス
    「法」とは何か?-道徳その他の行為規範との違い、法の目的について
【事前学習】シラバスを事前に確認する。また、法を学ぶことの目的意識について、自分の考え方を整理してノートにまとめておく (1時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題の間違ったところはレジュメを再度確認する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
2 総論②:裁判制度の概要と家庭裁判所の役割、裁判の基準について
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 総論③:告示と通知の類型、法の解釈について
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 各論①:国家と法(1)
 国家と近代憲法の関係、日本国憲法の基本原理について
 法の下の平等について
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 各論②:国家と法(2)
 生存権の内容について
 生存権の法的性格に関する論点について
 労働基本権の内容について
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 各論③:行政機関と法(1)
 「法律による行政の原理」の内容について
 社会福祉に関連する行政行為について
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 各論④:行政機関と法(2)
 不利益処分に関する事前手続について
 行政不服審査法に基づく審査請求について
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 各論⑤:犯罪と法
 「罪刑法定主義」の内容について
 犯罪の成立要件と医療・福祉との関係について
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 各論⑥:財産・取引と法(1)
 財産法の基本原則と取引の主体と客体について
 権利の消滅と社会福祉に関する権利の取り扱いについて
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 各論⑦:財産・取引と法(2)
 行為能力とその制限度合いに応じた法定後見について
 不法行為の成立要件と損害賠償の方法について
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 各論⑧:家族と法(1)
 婚姻の要件と夫婦間の義務、離婚の要件とその効果について
 親権の内容と児童福祉における論点について
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 各論⑨:家族と法(2)
 親族の扶養義務と社会福祉における給付との関係について
 相続と遺贈の内容、要件、効果について
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 各論⑩:労働者と法
 労働法の理念、労働契約の原則、解雇の制限について
 労働基準法の災害補償と労働者災害補償保険法の関係について
【事前学習】前週に配布したレジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 授業の振り返りとまとめ
 これまでの授業を振り返りながら、要点を再度確認する
 社会福祉を理解するにあたって法を学ぶ意義を再度確認する
【事前学習】これまでのレジュメを参考にしながら、法を学んで社会福祉の理解が深まった点をノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】第14回のレジュメを参考に授業を振り返り、今後の学びにどのように生かしていくかをノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 試験と解説
【事前学習】これまでの復習問題を確認しておく。 (4時間)
【事後学習】解説やレジュメを参照しながら試験問題を復習する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 なし
参考書 伊藤正巳、加藤一郎 『現代法学入門 (有斐閣双書)』 有斐閣 2005年 第4版
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:第15回目の試験の結果で評価します。(80%)、授業参画度:リアクションペーパー等で評価します。(20%)
第15回目の授業を対面で受験できない学生(インフルエンザ、COVID19への感染による出席停止及びこれに準ずる出席困難な事情)については、レポート課題の提出によって評価する。
オフィスアワー ・事前にメールなどでアポイントを取ること。
 月曜 12:10~12:50
 火曜 12:10~12:50
・上記のほか、メールでも受け付ける。

このページのトップ