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教育制度論

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令和2年度以降入学者 教育制度論
教員名 北野秋男
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 原則として「対面式授業」を行いますが、コロナ感染拡大など不測の事態が生じた場合には別な方法で学習資料配信やzoomを利用した授業を行います。課題は、シラバス上に明記しますが適宜、授業内でも説明します。追加の課題や資料、変更点などがある場合も同様です。授業形式の基本は、テキストを読んで各課題に答えてもらいます。課題報告を2回(6回目・12回目)、復習テストを1回(14回目)提出してもらいます。何か特別な事情で提出できない場合には、最終回での提出も認めます。
Canvas LMSコースID・コース名称 J046080Y7 2024教育制度論(北野秋男・後・金3)
授業概要 現代の学校教育を取り巻く様々な問題への理解を確実なものとするために、以下のトピックを取り上げ、用語や概念のまとめ・課題レポートなどを組み合わせた授業を展開する。トピックの内容は、近代公教育制度の成立(教育の権利と義務)、現代の学校を取り巻く制度改革や地域との連携、教師の職務と専門性、学力と評価制度、教育委員会制度の改革、学校と地域の連携(コミュニティ・スクール)などです。
授業のねらい・到達目標 現代の国内外の学校制度改革の様々な動向を、基礎的事項や用語を中心に、分かりやすく解説します。その際に、社会の状況や歴史的背景を理解し、その変化が現代の学校教育にもたらす影響や課題を検討する。また、現代の学校教育を取り巻く様々な問題への理解を確実なものとするために、政治・経済・福祉・文化などの社会的観点からのアプローチも取り入れ、教育に関する広範囲で深い視野を育成しつつ、教育への基礎的・基本的な視座を養うことを目標にします。

【日本大学教育憲章との関係】この授業の到達目標は、1)社会変化の状況を理解した上で、その変化と教育政策や教育改革の動向を正しく理解できる。2)現代の公教育制度の意義・原理・構造を理解し、その法的・制度的仕組みに関する基礎知識を身に付ける。3)学校制度や教育行政・教育経営の仕組みを理解し、その理念や課題を理解できる。4)学校と地域との連携に関する理解と協働のあり方について、取り組み事例も踏まえて理解する。5)学校で起きる事件・事故・災害などの事例から、学校安全への対応に関する基礎的知識を身に付けるである(A-3-3,A8-3)。〈ディプロマポリシーとの関係〉この科目は、文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP3,DP8及びカリキュラムポリシーCP3,CP8に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 原則として「対面式授業」を行いますが、コロナ感染拡大など不測の事態が生じた場合にはzoomなどを利用した授業を行います。テキストを事前に丁寧に読んでおくこと。その際には、日本の教育制度の特徴や問題点などを念頭に置きながら読み進めること。新自由主義的な方向へと進む、我が国の教育制度改革の全体像を大まかに理解しておくこと。課題報告や復習テストへの解答を求めます。テキストはありませんが、北野秋男『教育学へのアプローチ』が参考文献です。シラバスに示した課題に沿って資料などを熟読し、話し合いへの積極的参加も求めます。
【対面授業に参加できない学生の代替方法、要件】
(1)zoomでの参加を認める要件;日本に入国できない留学生、遠方に居移している学生、その他特別の事情の有る者
(2)対面授業に参加できない場合:zoomで参加し、メールにて課題を提出する。
履修条件 特になし
授業計画
1 シラバスをよくお読みください。課題をシラバス上で明示します。課題の提出に関しては何か事情があれば、申し出て下さい。最終回での提出も認めます。最終試験は行わない予定です。
【事前学習】シラバスを事前に読んでおくこと。シラバスのトピックを理解しましょう。 (2時間)
【事後学習】第2回以降の授業に備え、教育の法律などを検討すること。授業の要点と課題をノートにまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 資料の「序章」を読んで、近代学校制度の成立と発展を学びましょう、;教育の権利と義務、学習権思想、「憲法」や「教育基本法」の理解
【事前学習】資料の「序章」を中心に予め読んでおくこと (2時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 資料の「第1章」を読んで、学校選択制度のメリットとデメリットを考えてみよう。合わせて、アメリカの学校選択制度も検討します。
【事前学習】資料の「第1章」を中心に予め読んでおくこと。学校選択論について、賛否両論を検討すること。 (2時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 資料の「第1章」を読んで、中高一貫校や教育特区などの全国的動向を検討してみます。
【事前学習】資料の「第1章」を中心に予め読んでおくこと。現代の新自由主義的教育改革の動向を、調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 資料の「第2章」を読んで、学級制度の歴史や現状を考えてみよう。:学級制度の法的根拠、学級を取り巻く諸問題を考えてみよう。
【事前学習】テ資料の「第2章」を中心に予め読んでおくこと。日本の学級制度の特徴を検討しておくこと。 (3時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (1時間)
【授業形態】対面授業
6 課題レポート「世界の学校制度」を提出し、報告します。指定された用紙に(A3)に必要事項を調べ、記入してください。グループに分かれ、報告します。
【事前学習】レポート課題を作成する。 (2時間)
【事後学習】配布された資料を基に、自己と他者のレポート課題の差異を確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 課題レポートの全体報告「世界の学校制度」。各グループから5名ほど、全体報告を行います。
【事前学習】配布された資料を基に、自己と他者のレポートの差異を確認する。 (2時間)
【事後学習】日本と世界の学校制度の類似点と採点をまとめる。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
8 資料の「第3章」を読んで、「学力テスト」や「学習指導要領」の歴史を調べましょう。
【事前学習】資料の「第3章」を中心に予め読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 資料の「第4章」を読んで、教育委員会制度の歴史と問題点を調べよう。:教育委員会制度の歴史と課題、改正教育委員会制度の課題
【事前学習】資料の「第4章」を中心に中心に予め読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 資料の「第5章」を読んで、教師の専門職性を考えてみよう。:学校・教師、教師の専門職性
【事前学習】資料の「第5章」を中心に中心に予め読んでおくこと。 (3時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (1時間)
【授業形態】対面授業
11 資料の「第6章」を読んで、学力の評価とテスト問題の関係性を考えてみよう。:学力評価。
【事前学習】資料の「第6章」を中心に中心に予め読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 課題レポート「世界」「文科省」「47都道府県」の学力テストを提出し、報告します。指定された用紙に(A3)に必要事項を調べ、記入してください。グループに分かれ、報告します。
【事前学習】レポート課題を作成する。 (2時間)
【事後学習】配布された資料を基に、自己と他者のレポート課題の差異を確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 課題レポートの全体報告「世界の、日本の学力テスト政策」。各グループから5名ほど、全体報告を行います。
【事前学習】配布された資料を基に、自己と他者のレポートの差異を確認する。 (2時間)
【事後学習】日本と世界の学力テスト政策の類似点と採点をまとめる。れまでの学習の復習と課題をノートにまとめること。 (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
14 復習テスト(50分)、講義内容の人名や重要な用語を中心に復習テストを行います。
【事前学習】資料などで授業内容の総復習をすること。 (3時間)
【事後学習】復習テストの解答を資料やノートで確認すること。 (1時間)
【授業形態】対面授業
15 「復習テスト」の解説。授業のまとめ(授業の総括)。何か事情があって、課題が提出できなかった人は最終回での提出を認めます。
【事前学習】これまでの学習の復習と課題をノートにまとめること。 (2時間)
【事後学習】復習テストの課題の解答を資料で確認すること。授業の要点と課題をノートにまとめること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 北野秋男編著 『教育学へのアプローチ』 啓明出版 2017年 第1版
アマゾンなどで購入できます。授業の内容を網羅しています。
成績評価の方法及び基準 レポート:2回の課題レポート(40%)、授業内テスト:復習テスト(30%)、授業参画度:質疑応答、授業内のミニレポートなど(30%)
課題レポートの提出(2回)、復習テスト、授業への参画度などにより、総合的に評価する。
オフィスアワー 質問や意見などあれば、メールにてお願いします。また、授業内容や課題への質問は個別の対面による面接も行います(要予約)。
課題の提出は全て授業内で受けます。ただし、質問などはak0924@minuet.plala.or.jpに送ってください。 その場合は、必ず「科目名」「学科」「学年」「番号」「氏名」を明記した上で、質問内容を明確にして送信してください。
備考 何かの事情で期限内に課題が提出できない場合には、理由を申し出て頂ければ、最終回での提出も認めます。
何か不明な点や質問があれば、メールにてお願いいたします.
追加の課題や資料、変更などがある場合には、授業内でお知らせします。

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