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社会教育経営論1

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令和2年度以降入学者 社会教育経営論1
教員名 坪内一
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 J06108A14 2024社会教育経営論1(坪内一・前・金4)
授業概要 ●社会教育主事養成課程の必修科目としての「社会教育経営論」の講義及び演習。社会教育士称号付与及び教職課程の関連科目としても有意な内容の授業である。
●「戦略的経営論の観点から、従来の社会教育行政あるいは社会教育推進活動支援のあり方について再検討し、課題の明確化とその改善ないし克服への道筋を考える」という視点に立ち、学生個々の主体的な学びによる気づきを重視した授業を展開する。
●本講義では「社会教育経営の考え方と最近の動向」「社会教育行政の仕組みと地域づくり」「社会教育計画及び事業」「社会教育支援者の役割と専門性」「学習課題の設定と学習プログラムの展開」「社会教育の広報戦略」等について取り上げる。
●担当教員は、自治体職員及び民間企業社員として40年以上にわたり、社会教育施設の運営・経営や、地域における生涯学習支援活動に携わっており、実務的な観点から課題検討型の講義及び対話型の授業を行う。
授業のねらい・到達目標 【授業のねらい】
●多様化・複雑化する現代社会の抱える課題を的確に把握し、様々な主体と連携・協働しつつ「学び合い」を軸として課題解決に向かうための実践的な知識及び技能を身に付ける。
【到達目標】
●社会教育行政の仕組みや、地域との関わりについて理解し、説明できる。
●社会教育計画・事業や学習プログラムの企画・分析・評価及び効果的な広報ができる。
●社会教育支援者の役割を理解し、実践できる。
【ディプロマポリシーとの関係】
●この科目は、文理学部の学士(教育学)のディプロマポリシーDP6,7及びカリキュラムポリシーCP6,7に対応しています。
【日本大学教育憲章との関係】
●他者の異なる意見にも耳を傾けて公平に受け止めつつ、自己の考えや主張を適切に相手に伝え、創造的な対話や議論を重ねながら、最善の解決の方向性を見出していくことができる(A-6-3)。
●他者と力を合わせるのみならず、協働者の力を引き出しその活動を支援することで、課題解決に向けてのリーダーシップを発揮することができる(A-7-3)。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 【授業の形式】講義・演習
●授業は毎週金曜日4限に対面で行うのを原則とする。数日前までに事前学習の課題を提示するので、それを自習することで学修意欲を高めておく。事前学習の結果は、授業中に適宜発表してもらうことがあるので、必ず学習しておくこと。
●講義はスライド及び配付資料等を用いて対面で行う。スライドについては事前に配信するので、履修者本人がダウンロードすること。また、配付資料については、当該授業に欠席の場合、次回の講義の時点までは入手可能とする。
●対面参加が困難な学生は、これらの教材により自主学修し、レポートを提出すること。なお、授業に欠席する場合は、事前に教員に連絡し、承認を受けること。
●原則として毎回、講義後に関連するテーマに基づくディスカッションの時間を設ける。また、授業のうち数回は、テーマに関連したゲストや聴講生を招き、お話を聴くとともに懇談する機会を設ける。(A-6、A-7)
●毎回の授業後にはリアクションペーパーを提出してもらう。このペーパーには授業を受けての感想や質問事項を記載することとし、次回の授業で内容を紹介したり、質問事項への回答解説を行うなどして活用する。
●授業内容等への質問は、対面で受けるほか、メール等により受け、原則として次回の授業までか、授業の中で回答する。
●リアクションペーパーとは別に、事後学習課題を提示するので、指定された期日までに指定された方法で提出する。
●評価は、授業への参加率、毎回のリアクションペーパーや事後学習課題、前期終了時に課す振り返りレポート等により行う。また、授業に対する取組姿勢やディスカッションでの発言については、基礎評価には加えないが、積極性を重視して加点の対象とする場合がある。
授業計画
1 ガイダンス(科目概要・到達目標等の説明)
「社会教育経営」の考え方 ~概論~
【事前学習】「社会教育」に対する自分のイメージを書き出しておく。 (1時間)
【事後学習】社会教育を経営的な観点から捉える意義についてまとめ、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
2 社会教育行政の仕組みと課題について学ぶ
【事前学習】文部科学省のホームページ等で社会教育行政の組織体制について調べておく。 (2時間)
【事後学習】現在の社会教育振興体制の問題点と改善の方向性についてまとめ、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
3 地域づくりと社会教育の関係について学ぶ
【事前学習】社会の変化がもたらす身近な問題について考え、書き出しておく。 (2時間)
【事後学習】社会的課題の解決のために必要なことについてまとめ、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
4 社会教育経営論の動向(教育・福祉の連携と社会的包摂)について学ぶ
【事前学習】横浜市のホームページ等で「地域ケアプラザ」について調べておく。 (2時間)
【事後学習】教育と福祉が連携することの意義についてまとめ、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
5 「社会教育経営の新潮流について」というテーマで、ゲストの話を聴く(A-6)
【事前学習】ゲストの業績に関連した内容について、授業の前までに指示する。 (2時間)
【事後学習】ゲストの話題提供に関連した内容について、授業の最後に指示する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 社会教育計画の策定・実施・評価について学ぶ
【事前学習】自分の出身地(または居住地)の自治体の社会教育計画について調べておく。 (2時間)
【事後学習】事前に調べた社会教育計画が策定された背景や実施効果について考察し、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
7 社会教育事業の計画・実施・評価について学ぶ
【事前学習】社会教育事業について、自分が興味を抱いた具体的な事例を調べておく。 (2時間)
【事後学習】出身地の地域課題を解決または改善するための事業計画を作成し、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
8 社会教育支援者の役割と専門性について学ぶ
【事前学習】社会教育士という称号について、基本的な内容を調べておく。 (2時間)
【事後学習】社会教育支援者相互の効果的な連携のあり方についてまとめ、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
9 「社会教育士への期待」というテーマで、ゲストの話を聴く(A-6)
【事前学習】ゲストの業績に関連した内容について、授業の前までに指示する。 (2時間)
【事後学習】ゲストの話題提供に関連した内容について、授業の最後に指示する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 学習課題の設定と学習プログラムの展開(1)~課題設定と課題表現~
【事前学習】自分が興味を感じた講座について調べ、どこに惹かれたのかを考えてみる。 (2時間)
【事後学習】授業で例示する講座タイトルの表現について吟味し、改善案を考える。 (3時間)
【授業形態】対面授業
11 学習課題の設定と学習プログラムの展開(2)~講座の組み立て方~
【事前学習】授業で例示するテーマについて、講座の企画プランを考えてみる。 (3時間)
【事後学習】自ら作成した企画プランについて、改善案を検討し提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
12 学習課題の設定と学習プログラムの展開(3) ~講座の進行と振り返り~
【事前学習】魅力的な講座を実施する上で大切な要件をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】自ら作成した講座プランについて、進行表を作成する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
13 社会教育の広報戦略について学ぶ
【事前学習】社会教育事業の広報・告知等の具体例について調べておく。 (2時間)
【事後学習】前回までに作成した講座の広報プランを作成し、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
14 学習の評価と成果の活用について学ぶ
【事前学習】学習を評価する上での問題点について考え、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】この科目で学んできた成果を今後活用するための、自分なりのプランをまとめ、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
15 社会教育の「可能性」とは ~科目のまとめ(社会教育経営論2への橋渡しを含む)~
【事前学習】この科目で学んできた内容を全体として振り返り、感想をまとめる。 (2時間)
【事後学習】この科目で学んだ中からひとつのテーマを選び、自分なりの視点から考察を加え、レポートにまとめて提出する(1,200字程度)。 (4時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない(講師作成のレジュメ・資料により授業を行う)
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:事後学習課題及び最終レポート(各30%)により評価する。(60%)、授業参画度:出席率に応じて加点評価する一方、無断欠席については減点の対象とする。(20%)、加えて、毎回のリアクションペーパーの内容により評価する。(20%)
対面授業への参加ができない学生については、リアクションペーパーに代えて、その授業に関する教材に基づく自主学修の結果をレポートとしてメール等で提出することにより評価する。また、授業への取組姿勢やディスカッションでの発言の積極性を勘案し、加点評価の対象とする場合がある(10%程度)。
オフィスアワー メール h-tsubouchi☆library-chiyoda.jp(☆を@に置き換えてください)または対面(教員の在校中に限る)により質疑を受ける。回答はその場で直接、またはメールにて行うが、他の学生にも共有すべき内容については、全体への配信または次回以降の授業内で行う。
備考 シラバスの内容は、学生の皆さんの学修状況等を考慮し、変更することもあります。
また、事前学習・事後学習の時間は目安です。

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