文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 教育学科 > 社会教育経営論2
日本大学ロゴ

社会教育経営論2

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 社会教育経営論2
教員名 坪内一
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 J06208A15 2024社会教育経営論2(坪内一・後・金4)
授業概要 ●社会教育主事養成課程の必修科目としての「社会教育経営論」の講義及び演習。社会教育士称号付与及び教職課程の関連科目としても有意な内容の授業である。
●「戦略的経営論の観点から、従来の社会教育行政あるいは社会教育推進活動支援のあり方について再検討し、課題の明確化とその改善ないし克服への道筋を考える」という視点に立ち、学生個々の主体的な学びによる気づきを重視した授業を展開する。
●本講義では「社会教育施設の経営課題」「地域学校協働活動の経営戦略」「多様な主体との連携、ネットワーク形成」「社会教育のプロセスデザインとファシリテーションの技法」等について取り上げる。
●担当教員は、自治体職員及び民間企業社員として40年以上にわたり、社会教育施設の運営・経営や、地域における生涯学習支援活動に携わっており、実務的な観点から課題検討型の講義及び対話型の授業を行う。
授業のねらい・到達目標 【授業のねらい】
●多様化・複雑化する現代社会の抱える課題を的確に把握し、様々な主体と連携・協働しつつ「学び合い」を軸として課題解決に向かうための実践的な知識及び技能を身に付ける。
【到達目標】
●様々な社会教育施設の特徴や経営上の課題について理解し、説明できる。
●学校・家庭・地域の連携・協働の状況と課題について理解し、説明できる。
●社会教育推進のための人材の育成・活用とネットワーク化について、留意点と課題を理解し、説明できる。
●コーディネーションとファシリテーションの基礎的技法を身に付け、実践できる。
【ディプロマポリシーとの関係】
●この科目は、文理学部の学士(教育学)のディプロマポリシーDP6,7及びカリキュラムポリシーCP6,7に対応しています。
【日本大学教育憲章との関係】
●他者の異なる意見にも耳を傾けて公平に受け止めつつ、自己の考えや主張を適切に相手に伝え、創造的な対話や議論を重ねながら、最善の解決の方向性を見出していくことができる(A-6-3)。
●他者と力を合わせるのみならず、協働者の力を引き出しその活動を支援することで、課題解決に向けてのリーダーシップを発揮することができる(A-7-3)。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 【授業の形式】講義、・演習
●授業は毎週金曜日4限に対面で行うのを原則とする。数日前までに事前学習の課題を提示するので、それを自習することで学修意欲を高めておく。事前学習の結果は、授業中に適宜発表してもらうことがあるので、必ず学習しておくこと。
●講義はスライド及び配付資料等を用いて対面で行う。スライドについては事前に配信するので、履修者本人がダウンロードすること。また、配付資料については、当該授業に欠席の場合、次回の講義の時点までは入手可能とする。
●対面参加が困難な学生は、これらの教材により自主学修し、レポートを提出すること。なお、授業に欠席する場合は、事前に教員に連絡し、承認を受けること。
●原則として毎回、講義後に関連するテーマに基づくディスカッションの時間を設ける。また、授業のうち数回は、テーマに関連したゲストや聴講生を招き、お話を聴くとともに懇談する時間を設ける。(A-6、A-7)
●毎回の授業後にはリアクションペーパーを提出してもらう。このペーパーには授業を受けての感想や質問事項を記載することとし、次回の授業で内容を紹介したり、質問事項への回答解説を行うなどして活用する。
●授業内容への質問は、対面で受けるほか、メール等により受け、原則として次回の授業までか、授業の中で回答する。
●リアクションペーパーとは別に、事後学習課題を提示するので、指定された期日までに指定された方法で提出する。
●評価は、授業への参加率、毎回のリアクションペーパーや事後学習課題、後期終了時に課す振り返りレポート等により行う。また、授業に対する取組姿勢やディスカッションでの発言については、基礎評価には加えないが、積極性を重視して加点の対象とする場合がある。
授業計画
1 ガイダンス(科目概要・到達目標等の説明)
「社会教育経営」の視点 ~地域デザインの捉え方~
【事前学習】社会教育と地域との関係について考え、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】住民主体の学習による地域づくりの意義についてまとめ、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
2 社会教育施設の経営Ⅰ ~概説/公民館~
【事前学習】公民館をめぐる最近の状況について調べておく。 (2時間)
【事後学習】公民館の経営的課題について要点を整理し、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
3 社会教育施設の経営Ⅱ ~博物館/図書館~
【事前学習】博物館・図書館をめぐる最近の状況について調べておく。 (2時間)
【事後学習】博物館・図書館の経営的課題について要点を整理し、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
4 社会教育施設の経営Ⅲ ~施設経営の今日的課題~
【事前学習】指定管理者制度の概要について調べておく。 (2時間)
【事後学習】社会教育施設への指定管理者制度導入のメリットとデメリットについてまとめ、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
5 「社会教育施設経営の現場から」というテーマで、ゲストの話を聴く(A-6)
【事前学習】ゲストの業績に関連した内容について、授業の前までに指示する。 (2時間)
【事後学習】ゲストの話題提供に関連した内容について、授業の最後に指示する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 子ども・家庭への支援と社会教育
【事前学習】家庭教育に関する法制度の概要について調べておく。 (2時間)
【事後学習】子どもの権利条約について、特に重要と思われる点を整理し、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
7 地域学校協働活動の経営戦略について学ぶ
【事前学習】地域と学校の連携・協働の経緯について調べておく。 (2時間)
【事後学習】地域学校協働活動を進める上での課題を整理し、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
8 学校・家庭・地域の連携と次世代育成の課題について学ぶ ~多世代交流の展開~
【事前学習】世代を超えた連携・交流の意義について考え、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】次世代育成に地域人材が関わることの意義についてまとめ、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
9 人材の養成・活用とネットワーク ~多様な主体との連携・協働~
【事前学習】地域人材の養成・活用や、NPO・民間団体等との連携の意義について考えておく。 (2時間)
【事後学習】NPO・企業との連携・協働の課題についてまとめ、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
10 「社会教育経営と多文化共生」というテーマで、ゲストの話を聴く(A-6)
【事前学習】ゲストの業績に関連した内容について、授業の前までに指示する。 (2時間)
【事後学習】ゲストの話題提供に関連した内容について、授業の最後に指示する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 コーディネートとファシリテートの技法について学ぶ(1)支援のコツを学ぶ
【事前学習】コーディネートとファシリテートの違いについて考えておく。 (2時間)
【事後学習】学習支援における効果的なコーディネートやファシリテートの方法についてまとめ、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
12 コーディネートとファシリテートの技法について学ぶ(2)支援のツボを心得る ~ワークショップ~(Aー6)(A-7)
【事前学習】様々なコーディネートの技法について振り返っておく。 (2時間)
【事後学習】グループワークの成果記録を振り返り、自分なりの評価を加える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 特別講義「読書活動を通じた学び合いのまちづくり」(ゲスト講義)(A-6)
【事前学習】「まちライブラリー」について、事例を調べておく。 (2時間)
【事後学習】読書活動を通じた地域活性化について、感想をまとめ、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
14 特別授業「私が取り組んでいること」~社会教育活動の事例発表~(A-6、A-7)
【事前学習】自らの体験や活動について社会教育的観点から振り返ってみる。 (2時間)
【事後学習】学生の発表について自分なりの論評を加え、提出する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
15 社会教育振興のガバナンスと経営課題 ~科目のまとめ~
【事前学習】この科目で学んだ内容を全体として振り返り、感想をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】「社会教育」に対する現時点でのイメージを整理し、今後自らが社会教育の学習や活動にどのように関わっていきたいかを、レポートにまとめて提出する(2,400字程度)。 (4時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない(講師作成のレジュメ・資料により授業を行う)
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:事後学習課題及び最終レポート(各30%)により評価する。(60%)、授業参画度:出席率に応じて加点評価する一方、無断欠席については減点の対象とする。(20%)、加えて、毎回のリアクションペーパーの内容により評価する。(20%)
対面授業への参加ができない学生については、リアクションペーパーに代えて、その授業に関する教材に基づく自主学修の結果をレポートとしてメール等で提出することにより評価する。また、授業への取組姿勢やディスカッションでの発言の積極性を勘案し、加点評価の対象とする場合がある(10%程度)。 
オフィスアワー メール h-tsubouchi☆library-chiyoda.jp(☆を@に置き換えてください)または対面(教員の在校中に限る)により質疑を受ける。回答はその場で直接、またはメール等で行うが、他の学生にも共有すべき内容については、全体への配信または次回以降の授業内で行う。
備考 シラバスの内容は、学生の皆さんの学修状況を考慮し、変更することもあります。
また、事前学習・事後学習の時間は目安です。

このページのトップ