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教育学特殊講義1

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令和2年度以降入学者 教育学特殊講義1
教員名 前川喜平
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 J080082W7 2024教育学特殊講義1(前川喜平・前・月5)
授業概要 教育制度及び教育政策における現代的課題について、文部科学省及び教育委員会での勤務経験をもとに、政治との関係や社会的な背景とともに解説する。
授業のねらい・到達目標 (1)現代日本の教育制度・教育政策の傾向と問題点を理解し、未来に向けて問題を解決する方策を見出すことができる。
(2)現代の教育制度に内在している過去からの負の遺産に気づき、その問題性を事実と論理に基づいて議論できる。(A-1-3)
未来に向けてより良い教育政策はどうあるべきかについて、現在の社会通念にとらわれずに構想することができる。(A-5-3)
この科目は文理学部(学士(教育))のDP及びCP1,5に対応しています。
授業の形式 講義、研究
授業の方法 対面授業においては、事前にCanvasで配信する教材をもとに、解説し、質疑応答し、議論する。毎授業後、400字程度のリアクション(授業の感想)をメール(※)で提出する。
課題研究においては、事前にCanvasで配信する教材を読んだ上で、教材の末尾に掲げる複数の課題から1つを選び、1000~2000字程度にまとめて、メール(※)で提出する。
対面授業に出席できない場合は、事前にCanvasで配信する教材を読んだ上で、教材の末尾に掲げる複数の課題から1つを選び、1000~2000字程度にまとめて、メール(※)で提出する。
対面授業に出席できない場合とは、下記のいずれかに該当する場合である。
①新型コロナウイルス感染症やインフルエンザ等の指定感染症の罹患者(後日、大学による指定書式による届出書等の提出がある者)、②特別配慮学生(学生支援室からの依頼がある者)、③特段の事情がある場合(介護等体験、教育実習等による実習)
(※)リアクション及び課題の提出先アドレスは、maekawa.kihei@nihon-u.ac.jp です。
授業計画
1 1947年教育基本法と2006年教育基本法
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、新旧教育基本法の相違とその背景を考察する。 (1時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】対面授業
2 道徳の教科化と道徳教科書
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、道徳教科化の問題点を考察する。 (2時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】対面授業
3 教育勅語と國體思想
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、教育勅語復活論の問題点を考察する。 (2時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】対面授業
4 学校における日の丸・君が代の指導
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、日の丸・君が代指導義務化の問題点を考察する。 (2時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】対面授業
5 教育政策への宗教右派の影響
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】課題を振り返り、神道政治連盟、統一教会など宗教右派の教育政策への影響について考察する。 (3時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】課題研究
6 教育委員会制度と教育の政治的中立性
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、教育委員会と政治の関係について考察する。 (1時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】対面授業
7 新型コロナウイルス感染症と学校
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、コロナ禍で学校が直面した問題について考察する。 (2時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】対面授業
8 教科書の検定・採択への政治介入
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、教科書をめぐる政治介入について考察する。 (2時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】対面授業
9 政治教育と政治的中立性
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、政治と教育のあるべき関係について考察する。 (3時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】課題研究
10 森友学園問題と加計学園問題
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】課題を振り返り、学校の設置認可をめぐる利益誘導政治について考察する。 (2時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】対面授業
11 夜間中学~その歴史
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、夜間中学の歴史への理解を深める。 (1時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】対面授業
12 夜間中学~その現在
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、教育機会確保法以後の夜間中学について考察する。 (2時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】対面授業
13 朝鮮学校~その歴史
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、朝鮮学校の歴史についての理解を深める。 (1時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】対面授業
14 朝鮮学校~その現在
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、教育無償化などにおける朝鮮学校の扱いについて考察する。 (2時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】対面授業
15 教育における多様性と包摂
【事前学習】教材を通読し、論点及び疑問点を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】課題を振り返り、日本の教育の中で多様性と包摂を実現する方策について考察する。 (4時間)
【担当教員】前川喜平
【授業形態】課題研究
その他
教科書 使用しない
参考書 前川喜平 『面従腹背』 毎日新聞出版 2018年
前川喜平ほか 『前川喜平 教育のなかのマイノリティを語る』 明石書店 2018年
前川喜平ほか 『前川喜平が語る、考える。』 本の泉社 2018年
前川喜平 『権力は腐敗する』 毎日新聞出版 2021年
前川喜平 『コロナ期の学校と教育政策』 論創社 2022年
参考書は、関心を深めた人がより詳しく学ぶために掲げたものなので、かならずしも読まなくてよい。
成績評価の方法及び基準 レポート:3回の課題研究(1000~2000字程度)。自分で考えたことを自分の言葉で書いているかどうかを評価する。(50%)、授業参画度:対面授業のリアクション(400字程度)。(50%)
オフィスアワー 対面授業終了後に、質問、相談などを受け付ける。

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