文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 心理学科 > 心理学研究
日本大学ロゴ

心理学研究

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 心理学研究
教員名 望月正哉
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 L036101833 2024心理学研究(望月正哉・後・金1)
授業概要 心理学における研究法の基本概念を英語で学ぶとともに,資料を通じた発表・議論を実践する。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい>
現在の心理学ワールドにおける標準語は英語である。最も新しい心理学の知見にいち早く触れるには,英語の文献を読む力が必要とされる。加えて,3年次以降のゼミに向けて,資料をまとめて発表したり,それをもとに議論するというスキルを身につける必要がある。そこで本授業では,欧米の大学で使用されている心理学入門のテキストを用いて,心理学における研究法の基本概念を英語で学ぶとともに,資料を作成し,その資料を用いて発表・議論を行う。
<到達目標>
(1)英語文献を適切な訳し,他者に説明できるようになる
(2)複数の資料から,特定のテーマについてまとめ,他者にプレゼンテーションできる
(3)資料を通じ,対象となる概念を理解するとともに,そのテーマについて他者と議論できる
<ディプロマ・ポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(心理学))のDP及びCPの5,6に対応している。
<日本大学教育憲章との関係>
心理学の英語文献を読解するための基礎的な力を養う(A-5-2)
そこに書かれた内容を他者へ理解できるよう資料を作成し,そのテーマについて議論ができるようなる(A-6-2)
授業の形式 演習
授業の方法 本授業では,小グループを作成し,英文を翻訳し,その重要ポイントを発表する翻訳課題と,学習内容をプレゼンテーションする発表課題を行う。翻訳課題において,学生は教員の指導のもとに,テキストの指定された章を読み,グループ内で討論をして英訳の資料を作成する。授業では,それらの資料をもとに簡単な発表を行う。また,発表課題においては,グループごとにまとめる内容を選択し,その内容について教科書に加え,複数の文献を参照しまとめる。なお,本授業の事前・事後学習は,それぞれ1-3時間程度を目安とするが,テーマや授業中の作業により,それよりも多い時間が必要となることがある。課題の提出はLMSを利用する。提出された課題や発表に関するフィードバックは授業内で行う。

なお,本授業では,授業中にオンラインの教科書やウェブアプリケーションを使用する。スマートフォンでも作業の一部は可能だが,さまざまな資料が参照できるようPCないしタブレット端末を持参する。
履修条件 平成29年度以前入学者が「心理学研究2」を履修する際には心理学科事務室に相談の上,指定されたクラスを履修すること。
授業計画
1 ガイダンスとグループの決定(A-5-2)
【事前学習】本シラバスを熟読し,授業全体の流れを把握する (1時間)
【事後学習】課題範囲になった箇所を読み始め,疑問点や問題となる点をワークシートにまとめる (3時間)
【授業形態】対面授業
2 翻訳課題:グループワーク1 問題点の討議(A-5-2)
【事前学習】ワークシートを完成させ,グループ内討議のための練習をする (1時間)
【事後学習】グループ発表のための資料を作成する (3時間)
【授業形態】対面授業
3 翻訳課題:発表1とグループの決定(A-6-2)
【事前学習】発表資料を完成させ,発表のための練習をする (2時間)
【事後学習】課題範囲になった箇所を読み始め,疑問点や問題となる点をワークシートにまとめる (2時間)
【授業形態】対面授業
4 翻訳課題:グループワーク2 問題点の討議(A-5-2)
【事前学習】ワークシートを完成させ,グループ内討議のための練習をする (2時間)
【事後学習】グループ発表のための資料を作成する (2時間)
【授業形態】対面授業
5 翻訳課題:発表2とグループの決定(A-6-2)
【事前学習】発表資料を完成させ,発表のための練習をする (3時間)
【事後学習】課題範囲の候補をノートに書き出す (1時間)
【授業形態】対面授業
6 翻訳課題:グループワーク3 発表範囲の決定(A-5-2)
【事前学習】課題範囲の候補の部分を読み,仮訳を作成する (2時間)
【事後学習】課題範囲をもう一度読み,訳を作成する (2時間)
【授業形態】対面授業
7 翻訳課題:グループワーク3 発表資料の作成(A-6-2)
【事前学習】作成した訳について,疑問点や問題となる点をワークシートにまとめる (2時間)
【事後学習】グループ発表のための資料を作成する (2時間)
【授業形態】対面授業
8 翻訳課題:発表3とグループの決定(A-6-2)
【事前学習】発表資料を完成させ,発表のための練習をする (3時間)
【事後学習】発表範囲の候補をノートに書き出す (1時間)
【授業形態】対面授業
9 発表課題:グループワーク4 発表範囲の決定(A-5-2)
【事前学習】発表範囲の候補の内容をワークシートにまとめる (2時間)
【事後学習】発表範囲を改めて読み,構成をノートに書き出す (2時間)
【授業形態】対面授業
10 発表課題:グループワーク5 発表構成の決定と文献の検索(A-5-2)
【事前学習】グループ内討議のためのワークシートを完成させる (2時間)
【事後学習】ウェブや図書館で関連文献を入手する (2時間)
【授業形態】対面授業
11 発表課題:グループワーク6 文献の統合とスライドの作成(A-6-2)
【事前学習】関連文献を読み,重要箇所をまとめる (2時間)
【事後学習】グループ内討議を踏まえ,各自で発表スライドの作成を進める (2時間)
【授業形態】対面授業
12 発表課題:グループワーク7 スライドの作成(A-6-2)
【事前学習】関連文献を読み,重要箇所をまとめる (2時間)
【事後学習】授業中に出されたコメントをもとに発表スライドを修正する (2時間)
【授業形態】対面授業
13 発表課題:グループワーク8 スライドの修正と発表練習(A-6-2)
【事前学習】発表スライドを仮完成させる (2時間)
【事後学習】次回発表グループは発表スライドを完成させる (2時間)
【授業形態】対面授業
14 発表課題:グループ発表と議論1(A-6-2)
【事前学習】発表グループは発表スライドを提出する (2時間)
【事後学習】次回発表グループは発表スライドを完成させる (2時間)
【授業形態】対面授業
15 発表課題:グループ発表と議論2(A-6-2)
【事前学習】発表グループは発表スライドを提出する (2時間)
【事後学習】授業中に出されたコメントをもとにその返答をまとめる (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 教科書はSpielman, R. M., Jenkins, W. J., & Lovett, M. D. (2020). Psychology 2e. OpenStax を用いる。この教科書はRice Universityが公開しているオープンソースの資料で,無料で閲覧することができる。受講生はhttps://openstax.org/details/books/psychology-2eから参照するほか,PDFを参照することも可能である。PDFはリンク左側にある「Get the Book」にある「Download a PDF」をクリックすると入手可能である。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業参画度(40%)、翻訳課題と発表課題におけるワークシートと資料(60%)
授業参画度は,グループ翻訳課題と発表課題での議論や発表,発表後の質問・コメントをもって評価する。翻訳課題と発表課題におけるワークシートは各個人が作成するもの,資料はグループ内で作成するものを評価する。
オフィスアワー 金曜5限 本館4階心理学科研究室403(04500)。それ以外ではLMSからメールを受け付ける。

このページのトップ