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臨床心理学実習

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令和2年度以降入学者 臨床心理学実習
教員名 狩野武道
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 心理学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 主たる授業形態は対面授業であり,一部遠隔授業を実施する予定。

各回の授業形態は,以下の2つを予定している。
①対面授業:第1~14回目授業
②課題研究型授業:第15回目授業

※上記②の授業は,対面授業に変更となる可能性あり。
※対面授業において,別途遠隔授業対応は行わない。
Canvas LMSコースID・コース名称 L095101847 2024臨床心理学実習(狩野武道・後・水3・水4)
授業概要 「相手の話を聴く」こと,「自分の気持ちを適切に相手に伝える」ことを,臨床心理学的な知見をもとにした実習と課題を通して学ぶ。授業者の公認心理師,臨床心理士としての実務経験を利用し,実習指導,課題の指示を行う。
授業のねらい・到達目標 この授業を通して,「相手の話を聴く」ことと「自分の気持ちを適切に相手に伝える」ことは,カウンセリングの根幹のみならず人と人とがコミュニケートする際の根幹でもあることを体感的に理解し,自己理解・他者理解を深めて,授業前よりも「相手の話を聴く」ことと「自分の気持ちを適切に相手に伝える」ことができるようになることを目指す。
<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP5,6及びカリキュラムポリシーCP5,6に対応している。
<日本大学教育憲章との関係>
心理学に解決が託された課題に取り組むために,必要な情報を収集し,それを分析して,その課題を明確にすることができる(A-5-3)。
他者の意見を聴き取って,自分と異なる価値観を理解・尊重した上で,自分の考えを伝えることができる(A-6-3)。
授業の形式 実習
授業の方法 実習形式。学生による発表形式。その他,ホームワーク,課題を課す。また,DVD教材を使用する予定。

第1~14回目授業は対面授業にて実習を行う。主要な授業内容は,自分について指定された時間分発表する「自分ついて語る実習」と,受講者の前で実際にカウンセラー・クライエント役となってその場で実演する「ミニ・カウンセリング」である。

第15回目授業は課題研究型事業であり,事前にCanvas LMSを通じて配信された指示・説明に従い,課題に取り組む(ただし,状況により対面授業に変更となる可能性あり)。

課題が課された場合,課題のフィードバックはCanvas LMS上ないし授業内にて実施する。
各授業の詳細情報や,授業計画が変更される場合等は,あるいは事前の授業等を使用して周知する。

※対面授業では,複数媒体で授業を展開した場合のコミュニケーションの疎外が起こることを防ぐため,対面以外の授業参加を不可とする。
履修条件 学科により履修が認められている学生のみ受講が可能。

授業の中で,自分について発表したり,ミニ・カウンセリングの発表をしたり,他者の話を聴いたり,学生同士で話し合ったり,発言を求めたりします。このようなことをしたくない学生は受講をお控えください。このようなことが苦手だがチャレンジしたいという学生は大歓迎です。

※対面授業に参加可能な学生の受講を推奨します。
授業計画
1 授業のテーマや到達目標及び授業の方法等についての説明,次回以降の発表者割り振り等も実施予定(A-5)
【事前学習】シラバスならびにカウンセリング関連本の目次を読み,授業の概要について理解を深め,本授業で学びたいことを整理する。 (1時間)
【事後学習】授業内で話された内容を整理し,理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
2 体験実習(1)グループ・オリエンテーション(A-6)
【事前学習】アサーション,来談者中心療法関連本を読み,コミュニケーションについての理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
3 体験実習(2)自分のことを相手に語る実習①(相手に伝わるように話す)(A-5,A-6)
【事前学習】自分について話す内容を考える。話し方,伝え方(アサーティブな伝え方)について調べ,テーマの理解を深める。 (4時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
4 体験実習(3)自分のことを相手に語る実習②(傾聴)(A-5,A-6)
【事前学習】傾聴について調べ,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
5 体験実習(4)自分のことを相手に語る実習③(受容)(A-5,A-6)
【事前学習】受容と共感について調べ,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
6 体験実習(5)自分のことを相手に語る実習④(共感)(A-5,A-6)
【事前学習】聴いたことを相手に伝える(ロジャーズの共感的理解)ということについて調べ,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
7 体験実習(6)自分のことを相手に語る実習⑤(聴いたことを相手に伝える)(A-5,A-6)
【事前学習】相互交流(アサーション理論)とはなにかについて調べ,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
8 体験実習(7)カウンセリングにおける実際のやり取り(A-5,A-6)
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を調べ,テーマの理解を深める。 (2時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
9 体験実習(8)ミニ・カウンセリングのオリエンテーション(A-6)
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を読み,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,わからないことは調べて理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
10 体験実習(9)ミニ・カウンセリング①(傾聴)(A-5,A-6)
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を読み,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,自己理解,他者理解,カウンセリングの理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
11 体験実習(10)ミニ・カウンセリング②(受容)(A-5,A-6)
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を読み,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,自己理解,他者理解,カウンセリングの理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
12 体験実習(11)ミニ・カウンセリング③(共感)(A-5,A-6)
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を読み,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,自己理解,他者理解,カウンセリングの理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
13 体験実習(12)ミニ・カウンセリング④(自己一致)(A-5,A-6)
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を読み,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,自己理解,他者理解,カウンセリングの理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
14 体験実習(13)ミニ・カウンセリング⑤(関係性)(A-5,A-6)
【事前学習】カウンセリング・心理療法の事例研究(報告)を読み,テーマの理解を深める。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,自己理解,他者理解,カウンセリングの理解を深める。 (1時間)
【授業形態】対面授業
15 これまでの復習を行い授業の理解を深める (A-5,A-6)
[遠隔授業を予定しているが,状況により対面授業に変更となる可能性あり]
【事前学習】これまでの授業内容について復習をする。 (1時間)
【事後学習】授業内容について振り返り,自己理解,他者理解,カウンセリングの理解を深める。 (1時間)
【授業形態】課題研究
その他
教科書 なし
参考書 平木典子 『改訂版 アサーション・トレーニング さわやかな〈自己表現〉のために』 金子書房 2009年
成績評価の方法及び基準 授業参画度(100%)
授業参画度は,発表,発言,ワークへの取り組み,課題の提出・内容等で評価する。
A-5,6の達成度は発表,発言,ワークへの取り組み,課題の提出・内容等にて確認する。
オフィスアワー 授業後教室にて。Canvas LMSを介したメールにて。

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