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学問の扉

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令和4年度以降入学者 学問の扉
令和2年度以降入学者 自主創造の基礎2
教員名 落合康浩
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面型の講義,演習および実習形式の授業を行う。なお,課題の提示や作業成果物等の回収でCanvas LMSを活用する。
Canvas LMSコースID・コース名称 M00200C02 2024学問の扉/自主創造の基礎2(落合康浩・後・木1)
授業概要 「自主創造の基礎」に引き続き,地理学における調査の基礎的な手法と技能修得のため,文献利用法,統計データの取り扱い,地理情報の地図化などのスキルを学ぶ。また,「自主創造の基礎」で学修した基本的な技能をフィールドワークで実践し,取得した情報やデータを地理情報システムなどにより表現・分析する方法を学修する。
授業のねらい・到達目標 ・地理学的調査にかかわる文献利用法,統計データの取り扱い,地理情報の地図化など基本的なスキルを修得する。
・現地調査で得られたデータをコンピュータリテラシー,基礎段階の地理情報システム等を用いて分析・表現・考察することができる。
・考察の結果をグループ形式で検討し,プレゼンすることができるようになるとともに,地理学的視点・考え方を用いてその成果を発信できる。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる(A-1-1)。
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-4-1)。
・新しいことに挑戦する気持ちを持つことができる(A-5-1)。
・親しい人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる(A-6-1)。
・集団の活動において,より良い成果を上げるために,お互いを尊重することができる(A-7-1)。
・自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる(A-8-1)。
この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1,DP3~8及びカリキュラムポリシーCP1,CP3~8に対応しています。
授業の形式 講義、演習、実習
授業の方法 授業の形式:講義,演習と野外実習を含む授業
自主創造の基礎で習得した地理学アカデミックスキルを用いて現地調査を行い,調査の結果を分析・表現・考察する。
考察の結果をグループ形式で検討し,プレゼンする。
プレゼンで得られた意見などを参考にしながら調査報告を作成する。
履修条件 ・必ずCanvas LMSの登録を行い,「教材」,「連絡事項」などを確認しておくこと。
・第1回目の授業に必ず参加すること。
・「自主創造の基礎」および「情報リテラシー」で履修した内容を復習しておくこと。
授業計画
1 統計データの基礎知識:統計,統計地域,地域統計(A-1)
【事前学習】日本で実施されている統計の種類を調べておく (2時間)
【事後学習】統計地域とそれに対応する統計データの活用について考えてみる (2時間)
2 統計データの活用法①:統計処理と表計算ソフトの活用による基礎統計量とグラフ表現の理解(A-3,A-4)
【事前学習】「政府統計の窓口」などのサイトを調べ,入手できるデータを検索してみる (2時間)
【事後学習】授業時の作業を完成させる(A-8) (2時間)
3 統計データの活用法②:単純集計とクロス集計による属性間の関係の考察(A-1,A-4)
【事前学習】公的機関のサイトから指定されたデータを入手しておく (2時間)
【事後学習】授業時の作業を完成させる(A-8) (2時間)
4 統計データの活用法③:統計地図の作成(A-1,A-5)
【事前学習】主題図の作成に利用されるデータを整理しておく (2時間)
【事後学習】授業時の作業を完成させる(A-8) (2時間)
5 統計データを利用した空間分析①:地域変化と予測(A-1,A-3,A-4,A-5)
【事前学習】統計地図を作成し,関連する地域の特性を考えてみる (2時間)
【事後学習】授業時の作業を完成させる(A-8) (2時間)
6 統計データを利用した空間分析②:地域間移動と相互作用(A-1,A-3,A-4,A-5)
【事前学習】地図でヒト,モノの流れを表現する方法を考えてみる (2時間)
【事後学習】授業時の作業を完成させる(A-8) (2時間)
7 統計データを利用した空間分析③:地域の検定と推定(A-1,A-3,A-4,A-5)
【事前学習】地域の検定と推定に当たるデータを整理しておく (2時間)
【事後学習】授業時の作業を完成させる(A-8) (2時間)
8 統計データを利用した空間分析④:地域特性と地域分類(A-1,A-3,A-4,A-5)
【事前学習】前回の配布資料を読んでおく (2時間)
【事後学習】授業時の作業を完成させる(A-8) (2時間)
9 調査地域におけるフィールドワークの準備:現地調査で実践する資料収集方法の検討と聞き取り調査のための質問票作成(A-1,A-3,A-5,A-6,A-7)
【事前学習】第1回~8回の分析方法を踏まえ,フィールドワークに必要な統計資料について考える (4時間)
【事後学習】現地に関わる統計資料を整理する(A-6,A-7) (1時間)
10 調査地域におけるフィールドワークの実践:現地調査によるサンプリングと調査法の実践(A-1,A-3,A-5,A-6,A-7)
【事前学習】事前調査によるデータを整理し現地調査項目をリストしておく(A-6,A-7) (1時間)
【事後学習】現地調査で得られた資料を整理する(A-8) (3時間)
11 調査地域におけるフィールドワークで得られた資料の分析と考察(A-1,A-3,A-8)
【事前学習】現地調査で得られた資料を整理し,分析方法を考えておく(A-8) (1時間)
【事後学習】分析・考察を行って調査レポートを作成する(A-8) (4時間)
12 プレゼンテーションの方法:地理学的な視点による調査結果の発信方法(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】日本大学地理学会学術大会に参加し,発表プレゼンを参考にする (2時間)
【事後学習】グループの役割分担を完成させる(A-8) (1時間)
13 プレゼンテーションの実践一回目(フィールドワークで収集した自然環境分野のデータを地理学的な視点で発表する方法を実践する)(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】プレゼン作成用のデータを共有しておく (2時間)
【事後学習】グループの役割分担を決定し,発表内容を振り返り,発表原稿を修正しておく(A-8) (2時間)
14 プレゼンテーションの実践二回目(フィールドワークで収集した人文社会分野のデータを地理学的な視点で発表する方法を実践する)(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】プレゼン作成用のデータを共有しておく (2時間)
【事後学習】グループの役割分担を完成し,発表内容を振り返り,発表原稿を修正しておく(A-8) (2時間)
15 プレゼンテーションの実践三回目(地誌学視点で収集した資料を効果的発表する方法を実践する)(A-3,A-6,A-7)
【事前学習】プレゼン作成用のデータを共有しておく (2時間)
【事後学習】発表内容を振り返り,発表原稿を修正しておく(A-8) (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 適宜紹介する
成績評価の方法及び基準 レポート:授業内容に関連する課題(70%)、授業参画度:事前準備と事後の復習、質問に対する回答など(30%)
オフィスアワー Canvas LMSを通しての質疑応答

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