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アメリカ地誌

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令和2年度以降入学者 アメリカ地誌
教員名 石井久生
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 主に対面方式で実施する。一部オンデマンド型授業を導入する。シラバスには現時点での予定を示しているが,オンデマンド回は今後変更の可能性がある。ただしオンデマンド型授業は最大でも7回までとする。
Canvas LMSコースID・コース名称 M067211D8 2024アメリカ地誌(石井久生・後・金2)
授業概要 南北アメリカの全体像と各地域の詳細を地誌学的に講義する。前半は北アメリカ(アングロアメリカ)の地誌を、後半は中部アメリカと南アメリカ(ラテンアメリカ・カリブ)の地誌を重点的に解説する。ひとえに「アメリカ」といっても、各地には多様な地域像が展開しており、そうした各地の地誌的特徴を解説するとともに、「アメリカ」を貫く地域像を追求する。
在パナマ日本国大使館専門調査員として勤務した際に米パナマ関係の調査に従事したが,その際に得た知見を授業内容に反映する。
授業のねらい・到達目標 アメリカの全体像を⼀つの⽂化地域として的確に説明できるようになる。(A-2-2)
アメリカ各地の多様性とそれが形成された背景を、理論的かつ的確に説明できるようになる。(A-2-2)
授業中の課題や事前・事後学修に積極的に取り組み,アメリカの地誌を主体的かつ積極的に理解しようと⽇常的に⼼掛けている。(A-1-2)

この科目は文理学部の学士(文学)のDP 及びCP の1,2に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 授業はプレゼンテーション資料を用いて行う。毎回プリント資料を配布する。授業終了後に学修内容を確認する小テストを実施する。
小テストについては実施翌週に解説・全体講評を行う。
対面授業に参加できない場合:ZoomあるいはGoogle Meetで授業内容を配信するので,それに参加し小テストを受験する。
授業計画
1 イントロダクション: 「アメリカ」はいかにして名付けられたか
「アメリカ」が命名された歴史を概観し,「アメリカ」という地名に込められた意味を確認する。
【事前学習】15世紀末ごろにヨーロッパ⼈が「アメリカ」に到達した経緯と,その後ヨーロッパ⼈がここを「アメリカ」と呼ぶようになった経緯を,歴史の教科書などを参考にして調べる。 (2時間)
【事後学習】授業理解度確認のための小テストを受験する。「アメリカ」の命名に関わった⼈々と命名の経緯を再確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 南北アメリカの⾃然環境:
⼤地形と気候区の分布に基づいて,南北アメリカの⾃然環境の特徴を解説する。
【事前学習】南北アメリカ主要都市のハイサーグラフを作成する。 (2時間)
【事後学習】授業理解度確認のための小テストを受験する。南北アメリカ主要都市のハイサーグラフの特徴と気候区の関係を復習する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 北アメリカの歴史地理:
「アメリカ」における⼈類東の歴史を概観するとともに,「アメリカ合衆国」の登場とその後の南のアメリカの国々との国際関係の変化を概観し,「アングロアメリカ」「ラテンアメリカ」という⽂化地域概念が登場した経緯を解説する。
【事前学習】「アングロアメリカ」と「ラテンアメリカ」の地域概念の定義と,両者に含まれる国々を調べる。 (2時間)
【事後学習】授業理解度確認のための小テストを受験する。 「アングロアメリカ」「ラテンアメリカ」の地域概念を復習する。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
4 アングロアメリカの農業地理1:
アメリカ合衆国に⼊植した⼈々の出⾝地による⼟地利⽤の地域差と同国で採⽤された独特の⼟地区画⽅式を概観し,そのうえで1920年ごろまでに形成された伝統的農業地域の特徴を解説する。
【事前学習】アメリカ合衆国独特のTownship & Rangeの⼟地区画⽅式を採⽤している州を調べる。 (2時間)
【事後学習】授業理解度確認のための小テストを受験する。アングロアメリカの伝統的農業地域の特徴を再確認する。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
5 北アメリカの農業地理2:
家族経営から企業系へと⼤きく変貌した現代アメリカ農業を,世界の農産物市場を席巻するアグリビジネス企業の特徴から開設する。
【事前学習】アグリビジネス企業としてカーギル社Cargill Inc.の資本⾦規模,従業員数,カバーする業務範囲をインターネットなどで調べる。 (2時間)
【事後学習】授業理解度確認のための小テストを受験する。アグリビジネス企業がカバーする産業分野と,こうした企業が影響⼒を強めることで ⽣じる利点や⽋点を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 北アメリカの都市地理1:
19世紀末から20世紀初めの近代⼯業都市の都市地理学的特徴を,初期シカゴ学派が提唱した学説に基づいて解説する。
【事前学習】19世紀末のシカゴの主要産業,住⺠構成などを,インターネットなどを活⽤して調べる。 (2時間)
【事後学習】授業理解度確認のための小テストを受験する。バージェスの同⼼円地帯理論,ホイットの扇形理論,ハリス・ウルマンの多核⼼理論の特徴を整理する。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
7 北アメリカの都市地理2:
⼯業がもはや都市機能の中⼼ではなくなったポストモダン都市の例としてロサンゼルスを取り上げ,ロサンゼルス学派の諸理論からポストモダン都市の都市地理学的特徴を解説する。
【事前学習】21世紀のロサンゼルスの主要産業を,インターネットなどを活⽤して調べる。特 にスペースX社 Space X Corp.に注⽬するとロサンゼルスの産業構造が分かりやすい。 (2時間)
【事後学習】授業理解度確認のための小テストを受験する。エドワード・ソジャのポストモダン都市地理学に関する諸理論を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 アングロアメリカのエスニック地理1:
1800年代初めから現代までのアメリカ合衆国に流⼊した移⺠の年代別数や出⾝地の変化を概観し,現代アメリカ合衆国の多⺠族社会が形成された経緯とその特徴を解説する。
【事前学習】アメリカ合衆国の移⺠史を本やインターネットなどで調べて整理する。 (2時間)
【事後学習】授業内容理解度確認のための小テストを受験する。アメリカ合衆国移⺠の数の推移や出⾝地の変化を年代別に復習する。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
9 北アメリカのエスニック地理2:
現代アメリカ合衆国の多⽂化社会の⼀例としてロサンゼルス市に着⽬し,ミクロな地域次元で異なる⼈種・エスニシティの⼈々が共存した場合,どのような現象が観察されるのかを,エスニック地理学的に解説する。
【事前学習】アメリカ合衆国全体とロサンゼルス市City of Los Angelesの⼈種・エスニシティの構成を,2010年センサス結果から調べる。US Census BureauのHPにて調べること。 (2時間)
【事後学習】授業内容理解度確認のための小テストを受験する。多⺠族社会の地理学的特徴を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 中南アメリカ: 先コロンブス期の歴史地理
先コロンブス期の諸⽂明の分布と特徴を歴史地理学的に解説する。
【事前学習】中部アメリカと南アメリカに1492年以前に存在した諸⽂明の分布と歴史を調べる。 (2時間)
【事後学習】授業内容理解度確認のための小テストを受験する。メソアメリカ⽂明,中央アンデス⽂明の特徴を整理する。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
11 中南アメリカ: 1492年以降の⼈⼝動態の変化にみる⼈⼝地理
ヨーロッパとの接触以降の⼈⼝構成と分布の変化を,歴史的統計などをもとに⼈⼝地理学的に解説する。
【事前学習】現代のブラジルの⼈種構成を統計局の統計から調べる。 ブラジル統計局:https://www.ibge.gov.br/en/np-statistics/social/population/18391-2010- population-census.html?edicao=18519&t=destaques (2時間)
【事後学習】授業内容理解度確認のための小テストを受験する。⼈⼝構成や分布の変化に影響した諸要因を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 中南アメリカ: 20世紀以降の工業地理と経済地理
中南米諸国は20世紀に入ってから特徴的な工業化を経験した。工業化が進行するに従い地域経済ブロックも出現した。ここでは20世紀の工業地理と経済地理の特徴を解説する。
【事前学習】中南アメリカの工業国と主たる工業製品,さらにその原料産地を調べる。 (2時間)
【事後学習】授業内容理解度確認のための小テストを受験する。中南米諸国の工業化の特徴と従属理論をまとめる。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
13 中南アメリカの都市地理1: 前産業型都市から20世紀型の分極化都市へ
19世紀末から1980年代ごろまでの⼈⼝爆発気に出現した「分極化した都市構造」の特徴を,都市地理学的に解説する。
【事前学習】先コロンブス期に存在した都市とその特徴,さらに植民地期に存在した都市とその特徴を調べる。 (2時間)
【事後学習】授業内容理解度確認のための小テストを受験する。「スクォター地区 Squatter Settlement」の定義とその分布の特徴を整理する。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
14 中南アメリカの都市地理2: 21世紀の分断化する都市
20世紀末以降のグローバル化の中でラテンアメリカ諸都市が経験した諸環境の変化の結果,新たに出現した「分断化した都市構造 Fragmented Urban Structure」の特徴を都市地理学的に解説する。
【事前学習】ゲイティッド・コミュニティ Gated Communityの定義を調べる。 (2時間)
【事後学習】授業内容理解度確認のための小テストを受験する。「バリオ・セラードBarrio Cerrado」の定義と特徴を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 これまでのまとめと学期末到達度確認テスト
これまでの学習内容を総復習するテストを実施し,学習到達度を確認する。
【事前学習】学期末到達度確認テストに向けて,これまでに授業内容を総復習する。 (2時間)
【事後学習】学期末到達度確認テストの結果を確認して,これまでの学修で不⾜していた点を復習する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 ⽮ケ崎典隆編  『アメリカ (世界地誌シリーズ4)』 朝倉書店 2011年
丸山浩明編 『ブラジル (世界地誌シリーズ6)』 朝倉書店 2013年
石井久生・浦部浩之 『中部アメリカ (世界地誌シリーズ11)』 朝倉書店 2018年
Birdsall, S.S., J.C. Malinowski and W.C. Thompson, Regional Landscapes of the US and Canada, Willey, 2017, 8 edition
Jokisch, B.D., Latin America and the Caribbean: A Systematic and Regional Survey, Wiley, 2023, 8 edition
Jackiewicz, E.L. and F.J. Bosco, Placing Latin America: Contemporary Themes in Geography , Rowman & Littlefield, 2020, 4 edition
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、授業内テスト:授業終了後に実施する授業理解度確認テスト(20%)、授業参画度(10%)
オフィスアワー メールやCanvasLMSを用いて質疑応答を行います。

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