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オセアニア地誌

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令和2年度以降入学者 オセアニア地誌
教員名 藁谷哲也
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
Canvas LMSコースID・コース名称 M068211E8 2024オセアニア地誌(藁谷哲也・前・火3)
授業概要 オセアニアはオーストラリア大陸とポリネシア・メラネシア・ミクロネシア等の島しょ部からなる。この講義では,オセアニアの概要を理解したのち,オセアニアの陸地面積の約86%を占めるオーストラリア連邦の地誌を中心に講義する。
授業のねらい・到達目標 講義を通じて,オセアニアの概要,オーストラリア大陸の独特な自然環境やオーストラリア連邦の歴史,都市,社会,産業などに関する広範囲の知識を獲得することができる。古い大陸地殻で構成されるオーストラリアの自然と若くて多様なオーストラリアの社会について概説できる。また,経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,自己の倫理観をもって,倫理的な課題に向き合うことができる。日本及び世界諸国の自然環境や社会,経済,文化などの現状および相互関係を,自己の理解に基づいて説明することができる。
 なお,新カリキュラム(令和2年度以降入学者)では,この科目は文理学部(学士(地理学))のディプロマポリシーDP1,DP2及びカリキュラムポリシーCP1,CP2に対応しています。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,倫理的な課題を説明することができる。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,自己の倫理観をもって,倫理的な課題に向き合うことができる。
・日本及び世界諸国の自然環境や社会,経済,文化などの現状を概説することができる。
・日本及び世界諸国の自然環境や社会,経済,文化などの現状および相互関係を,自己の理解に基づいて説明することができる。
 また,日本大学教育憲章が掲げる自主創造の3つの構成要素(自ら学ぶ,考える,道をひらく)と8つの能力(倫理観,説明力,批判的思考力,問題発見・解決力,挑戦力,コミュニケーション力,およびリーダーシップ・協働力)に関連して,経験や学修から得られた豊かなオセアニアの知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明する能力を身に付ける。日本及びオセアニアの自然環境や社会,経済,文化などの現状および相互関係を,自己の理解に基づいて説明する能力を身に付ける。
授業の形式 講義
授業の方法 パワーポイントのスライドや配布教材をもとに説明するとともに,オンデマンドによる講義を適宜実施する。授業に対する質疑応答,および課題に対するフィードバックは,教室あるいは授業支援システムを通じて行う。
履修条件 オーストラリアの地誌に興味があるもの。
授業計画
1 オセアニアの概要:講義のテーマや到達目標および講義の方法について説明する。また,オセアニアの国々の概要について説明する。
【事前学習】シラバスを事前に確認し,地図帳などでオセアニアの地理を確認する。 (2時間)
【事後学習】授業支援システムの資料をダウンロード,印刷して不明箇所をノートにまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 オーストラリア大陸の形成史(A-1-1, A-2-1)
【事前学習】先カンブリア~古生代の地質区分をノートにまとめる。 (2時間)
【事後学習】大陸の形成史をノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 大陸の特徴的な動・植物相(A-1-1, A-2-1)
【事前学習】特徴的動物相についてノートにまとめる。 (2時間)
【事後学習】植生区分をノートにまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 大陸の気候区分と植生・土壌(A-1-1, A-2-1)
ここまでの講義内容に対する課題作成
【事前学習】オーストラリア気象庁のウェブサイトを閲覧する。 (1時間)
【事後学習】主要都市の雨温図をグラフ用紙を使って作成する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
5 乾燥した大陸の地形(A-1-1, A-2-1)
【事前学習】乾燥地形と砂漠の分布をノートにまとめる。 (2時間)
【事後学習】ウィンドラ湖群地域の特徴をノートにまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 特徴的な大陸の河川(A-1-1, A-2-1)
【事前学習】主要河川の位置を地図帳で把握しておく。 (2時間)
【事後学習】グレートアーテジアン盆地の特徴をノートにまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 オーストラリアの植民地化と人口変化【オンデマンド型】(A-1-2)(A-2-2)
【事前学習】オーストラリアの歴史を概観しておく。 (2時間)
【事後学習】移民の割合の変化をノートにまとめる。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
8 先住民と白豪主義,多文化社会(A-1-2)(A-2-2)
【事前学習】先住民に関する情報をインターネットから得ておく。 (2時間)
【事後学習】先住民のアートについて整理しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 鉱工業と貿易(A-2-2)
【事前学習】主要な鉱産資源についてノートにまとめる。 (2時間)
【事後学習】鉱産資源の貿易統計をノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 農林水産業と貿易(A-2-2)
【事前学習】主要農産物についてノートにまとめる。 (2時間)
【事後学習】農作物の貿易統計を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 ツーリズムと世界遺産・ナショナルパーク【オンデマンド型】(A-2-2)
【事前学習】世界遺産の指定地域を地図帳で確認する。 (1時間)
【事後学習】世界遺産の指定地域の地理学的特徴をまとめ,レポートを作成する。 (3時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
12 自然災害および環境保全と管理(A-2-2)
【事前学習】自然災害の種類をノートにまとめる。 (2時間)
【事後学習】環境問題についてノートに整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 オセアニアの国々と日本(A-2-2)
【事前学習】地図帳でオセアニアの国々と日本との歴史関係を調べる。 (2時間)
【事後学習】不足する資料や情報を収集して,ノートにまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 講義内容に対する理解度の確認テストとフィードバック
【事前学習】講義内容を復習,整理する。 (2時間)
【事後学習】フィードバックをもとに学習内容を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 総括(これまでの学修内容に対する質問や意見に答え,授業内容の理解を深める)【オンデマンド型】
【事前学習】これまでの学習内容から,疑問点や不明な点をノートにまとめる。 (2時間)
【事後学習】講義内容を振り返り,さらなる学修課題を見つける。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
その他
教科書 『高等学校の地図帳』 古今書院,二宮書店など
とくに教科書はありませんが,高校で利用した地図帳を準備してください。出版社は問いません。
参考書 藁谷哲也 『ピルバラ紀行 (E-journal GEO)』 https://doi.org/10.4157/ejgeo.18.82(International Academic Publishing Co. Ltd.) 2023年
適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:授業内及び授業支援システムにより実施し,総合的に評価します(50%)、授業参画度:課題や質問に対する回答などから評価します。(50%)
レポート,授業内テストおよび授業参画度をもとに総合評価します。
オフィスアワー 8号館4階A406室 火曜4時限目(事前連絡すること)
備考 授業計画を参考にして,参考書やインターネットなどから授業の前に基礎知識を獲得して準備する。授業後は,講義内容を整理してノートにまとめる。講義内容に対する質問や意見をするようにしてください。

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