文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 地球科学科 > 陸水学
日本大学ロゴ

陸水学

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 陸水学
教員名 飯泉佳子
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 地球科学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
Canvas LMSコースID・コース名称 N02722A21 2024陸水学(飯泉佳子・後・金1)
授業概要 地表水の動態・水質変化と水循環を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 授業のねらいと到達目標:
水循環の過程における地表水のあり方を人間活動との関連に基づき理解し,水圏・大気圏・岩石圏の複合領域においてさまざまな形で存在する地球上の水の量と循環について修得し,説明できる。

学科プログラム(JABEE認定プログラム含む)の学習・教育到達目標:
「(G)地球科学の専門知識を修得する」(1~15)に寄与する。
※括弧内の数字は授業計画内の講義番号

日本大学教育憲章との関係:
物事を既存の知識にとらわれることなく,科学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し,説明することができる(A-3-3)。

ディプロマポリシー(DP)およびカリキュラムポリシー(CP)との関係:
この科目は,文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3,及びカリキュラムポリシーCP3に対応している。
なお,旧カリキュラム(令和元年度以前入学者対象)においては,文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6,及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。
授業の形式 講義
授業の方法 初回講義開始までに、Canvas LMSのコース登録をすること。受講者への連絡は、Canvas LMSに掲示するので随時確認すること。
実際的・今日的な具体例を紹介し,視覚教材を利用して授業を進める。
問題意識を持って主体的に取り組むこと。

授業内で課された課題は,指定された期日までに所定の方法で提出する。
課題や授業内テストと小テストへのフィードバックは,授業の中で行う。
履修条件 なし
授業計画
1 授業のテーマとねらい,進め方
湖:地球環境変容のセンサー(地球温暖化,高山湖沼群)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解する。 (2時間)
【事後学習】次回授業の範囲(湖盆の成因と形態)を説明するので予習をしてくること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 湖盆の成因と形態(湖・沼の定義,肢節量,潜窪)
【事前学習】前回の授業で学修した内容(湖:地球環境変容のセンサー)のまとめを復習すること。 (2時間)
【事後学習】次回授業の範囲(湖の水収支)を説明するので予習をしてくること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 湖の水収支(水位変動,浸透湖)
【事前学習】前回の授業で学修した内容(湖盆の成因と形態)のまとめを復習すること。 (2時間)
【事後学習】次回授業の範囲(湖水の流動と循環)を説明するので予習をしてくること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 湖水の流動と循環(湖流,静振,水温閂)
【事前学習】前回の授業で学修した内容(湖の水収支)のまとめを復習すること。 (2時間)
【事後学習】次回授業の範囲(水色・透明度)を説明するので予習をしてくること。 (2時間)
【授業形態】対面授業、同時双方向型授業
5 水色・透明度(Forel・Uleの標準色,Secchiの円板)
【事前学習】前回の授業で学修した内容(湖水の流動と循環)のまとめを復習すること。 (2時間)
【事後学習】次回授業の範囲(湖の水温構造)を説明するので予習をしてくること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 湖の水温構造(躍層,温帯湖・熱帯湖)
【事前学習】前回の授業で学修した内容(水色・透明度)のまとめを復習すること。 (2時間)
【事後学習】次回授業の範囲(湖の水質形成)を説明するので予習をしてくること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 授業内小テスト(到達度の確認)
湖の水質形成(pH,DO,塩分)
【事前学習】前回までの授業で学修した内容のまとめを復習すること。 (2時間)
【事後学習】次回授業の範囲(生産と富栄養化)を説明するので予習をしてくること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 授業内小テスト(前回)の解説
生産と富栄養化(湖の遷移,栄養塩)
【事前学習】前回の授業で学修した内容(湖の水質形成)のまとめを復習すること。 (2時間)
【事後学習】次回授業の範囲(湖底堆積物)を説明するので予習をしてくること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 湖底堆積物(堆積速度の指標,古環境の復元)
【事前学習】前回の授業で学修した内容(生産と富栄養化)のまとめを復習すること。 (2時間)
【事後学習】次回授業の範囲(流域水循環)を説明するので予習をしてくること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 小宇宙から流域水循環へ(湖水と地下水の交流,土地利用)
【事前学習】前回の授業で学修した内容(湖底堆積物)のまとめを復習すること。 (2時間)
【事後学習】次回授業の範囲(流況の変化と降雨-流出過程)を説明するので予習をしてくること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 都市化に伴う流況の変化と降雨-流出過程(ハイドログラフ,直接流出・基底流出)
【事前学習】前回の授業で学修した内容(流域水循環)のまとめを復習すること。 (2時間)
【事後学習】次回授業の範囲(水系の規則性と河川水温・水質)を説明するので予習をしてくること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 水系の規則性と河川水温・水質(ホートンの法則、融雪、人間活動)
【事前学習】前回の授業で学修した内容(流況の変化と降雨-流出過程)のまとめを復習すること。 (2時間)
【事後学習】次回授業の範囲(水資源・水環境と気候変動)を説明するので予習をしてくること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 水資源・水環境に及ぼす気候変動の影響(温暖化hiatusと水温変化)
【事前学習】前回の授業で学修した内容(水系の規則性と河川水温・水質)のまとめを復習すること。 (2時間)
【事後学習】今回までの授業で学修した内容のまとめを復習すること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 授業内テスト,到達度の確認と解説
【事前学習】前回までの授業で学修した内容のまとめを復習すること。 (2時間)
【事後学習】次回授業の範囲(これまでの学修内容のまとめ)を説明するので予習をしてくること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 授業内テスト(前回)の解説と講義内容の総括を行い,授業の理解を深める
【事前学習】前回の授業(授業内テスト)の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】授業全体の総まとめを行うこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない。
関連するプリント(電子ファイル)を授業前に教材として配布する。
参考書 森和紀・佐藤芳徳 『図説 日本の湖』 朝倉書店 2015年 第1版
村上哲生・花里孝幸・吉岡崇仁・森和紀・小倉紀雄(監修) 『川と湖を見る・知る・探る―陸水学入門―』 地人書館 2011年 第1版
上記に加え,授業の中で紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:授業内テストと小テストなどを合わせて評価します。(60%)、授業内課題の成果を合わせて評価します。(40%)
達成度評価基準: ※括弧内の数字は授業計画内の講義番号
1.水循環の過程における地表水の役割と機能を理解することができる(1~3,14~15)。
2.湖水の停滞・循環と水質変化について理解することができる(4~9,14~15)。
3.河川の流況と変動機構について理解することができる(10~11,14~15)。
4.水資源の適正な利用と保全・管理のシステムを理解し評価することができる(12~13,14~15)。
総合的に判断し,60点以上を合格とする。
オフィスアワー 授業後に教室で対応するほか,Canvas LMSおよびメールで対応します。

このページのトップ