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堆積学

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令和2年度以降入学者 堆積学
教員名 藤原治
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 地球科学科
学期 前期集中 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 N04322A32 2024堆積学(藤原治・前・集中)
授業概要 さまざまな地層と堆積構造が何から出来ているが、それがどのようにして出来たかを特に水の流れの特徴と関連付けて講義する。また、津波堆積物研究などの実務経験を参考に、地層から過去に起きた現象を読み出し将来を予測する視点と方法論を教授する。応用として、地震や津波の痕跡を地層から解読して、将来の地震・津波災害に備えるための知識を教授する。
授業のねらい・到達目標 授業のねらい
・地層を作る物質、営力、環境(場所)による地層の違いを分類することができる(第1回~第2回)。
・代表的な海岸平野で地層がどのようにして形成され、どのように分布しているかを特定することができる(第3回)。
・津波堆積物の研究史、特に日本での研究の重要性を説明することができる(第4回)
・津波と台風による堆積作用の違い、津波による災害の特徴を説明することができる(第5~7回)
・津波堆積物を地層から検出するための野外での観察のポイントや調査方法を説明することができる(第8回)
・地震、火山噴火、津波で形成される様々な地層の特徴を分類することができる(第9、10回)
・津波堆積物に含まれる化石の特徴とその原因を特定することができる(第11回)。
・津波による堆積プロセスを台風など他の現象と比較しつつ議論することができる(第12回)
・堆積物の研究から地震や津波の規模を復元し、将来を予測するまでの流れを議論することができる(第13~15回)

到達目標
・地層が何からできていて、どうやって形成され、その過程でどのような情報が記録されるかについて基礎知識を習得し、実際の地層から過去の現象を読み出す方法を論理的に考察することができる。
・与えられた課題に積極的に取り組むモチベーションを持つことができる。
・地層に記録された情報を元に将来の地震などを予測し防災に生かす道筋を自分で考え、周囲の人と議論することができる。
日本大学教育憲章憲章との関係
物事を既存の知識にとらわれることなく,科学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し、説明することができる(A-3-3)。

この科目は文理学部(学士(理学))のDP3,及びCP3に対応しています。

この講義は学科プログラム(JABEE認定プログラム含む)の学習・教育到達目標:「(G)専門知識」に寄与する。
授業の形式 講義
授業の方法 集中講義として対面で実施する。
配布資料(パワーポイントのハンドアウト)の内容に沿って講義し、堆積物形成については動画や簡易な実験装置による実演も行う。
地層や化石のサンプルを回覧し、実物を見て講義内容の理解を深める。
第14回の授業で受講内容の習熟度を測るレポート作成を課す。
やむを得ない事情で授業に出席できない場合、当該授業の配布資料の内容を自主学習させ、その習熟を図るレポートを科すことがある。この場合も、対面授業と同様に14回目の授業の際にレポート作成を課す。
授業計画
1 地層から過去の災害を読み解く(地層にはどのようなイベントや災害が記録されているか)(A-3)
【事前学習】シラバスを確認し、参考書および配布資料の自然災害に関する章に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】配布資料を再読し、第2回での質問を考えておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 地層形成の基礎1(地層を構成する物質と水の流れによる堆積プロセスについて)(A-3)
【事前学習】参考書および配布資料の地層のでき方に関する章に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】配布資料を再読し、第3回での質問を考えておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 地層形成の基礎2(沖積平野とその周辺ではどんな地層が形成されるか、それと地形との関係がどうなっているか)(A-3)
【事前学習】参考書および配布資料の平野の地層と地形に関する章に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】配布資料を再読し、第4回での質問を考えておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 津波堆積物とは何か?(なぜ津波堆積物に注目するのか、それはほかの地層と何が違うのか)(A-3)
【事前学習】参考書および配布資料の津波堆積物の形成に関する章に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】配布資料を再読し、第5回での質問を考えておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 津波と台風による堆積物の違い(どこが違うのか、なぜそのような違いができるのか)(A-3)
【事前学習】参考書および配布資料の波が作る堆積構造に関連する章に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】配布資料を再読し、第6回での質問を考えておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 津波による災害(津波はどのような災害を起こすか。なぜそのようなことが起きるか。(A-3)
【事前学習】参考書および配布資料の津波にる災害の章に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】配布資料を再読し、第7回での質問を考えておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 津波による侵食と堆積(津波は地層や地形にどのような痕跡を残すのか)(A-3)
【事前学習】参考書および配布資料の津波による侵食・堆積作用の章に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】配布資料を再読し、第8回での質問を考えておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 地震・津波の痕跡の検出(野外や室内での調査・分析法、台風による地層などと見分け方)(A-3)
【事前学習】参考書および配布資料の地震・津波痕跡の調査法の章に目を通しておくこと (2時間)
【事後学習】配布資料を再読し、第9回での質問を考えておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 地震や津波で形成される様々な堆積物(世界の津波堆積物の例。堆積した場所の地質・地形条件などによって津波堆積物も特徴が異なることを理解する)(A-3)
【事前学習】参考書および配布資料の地震・津波痕跡の図、写真と解説に目を通しておくこと (2時間)
【事後学習】配布資料を再読し、第10回での質問を考えておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 火山噴火などに伴う津波堆積物(地震以外にも津波が起きる。起源となった現象によってできる堆積物も顔つきが異なることを理解する)(A-3)
【事前学習】参考書および配布資料の火山と津波に関する章に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】配布資料を再読し、第11回での質問を考えておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 化石の特徴から津波を復元する(津波堆積物に含まれる化石は他の地層とどう異なるか。その特徴が何を示しているかを理解する。)(A-3)
【事前学習】参考書および配布資料の津波の古生物学的特徴に関する章に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】配布資料を再読し、第12回での質問を考えておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 津波による堆積モデル、過去の津波の復元(津波と台風などとで地層の形成プロセスが異なることを、流れの周期や強さと関連付けて理解する)(A-3)
【事前学習】参考書および配布資料の津波の堆積モデルに関する章に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】配布資料を再読し、第13回での質問を考えておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 地震・津波規模の復元と予測(地層などの情報から津波や地震の繰り返し間隔や規模をどうやって推定するかを理解する。)(A-3)
【事前学習】参考書および配布資料の地層からの津波の規模予測に関する章に目を通しておくこと。 (2時間)
【事後学習】これまでの配布資料を再読し、要点を復習すること。 (3時間)
【授業形態】対面授業
14 授業の要点の解説と、レポート作成(資料閲覧可)(A-3)。地層から過去を学び、将来を予測する方法を津波堆積物を例に理解する。
【事前学習】これまでの配布資料を再読し、要点を復習すること。 (3時間)
【事後学習】友人と積極的に議論して、分からなかった点を解決すること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 まとめ。授業の復習と解説を行い、講義内容の理解を深める。堆積物からどういう情報が得られるか、それを実社会にどう役立てるかを理解する。(A-3)
【事前学習】授業の要点を復習し、ノートに整理すること。 (2時間)
【事後学習】何故、災害対策のために地層の研究が重要であるか、各自考えること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 なし
参考書 藤原 治 『津波堆積物の科学』 東京大学出版会 2015年 第1版
藤原 治・斎藤 眞 『トコトンやさしい地質の本』 日刊工業新聞社 2018年
遠藤邦彦 『改訂版 日本の沖積層』 冨山房インターナショナル 2017年
増田富士雄 『ダイナミック地層学』 近未来社 2019年
海津正倫 『沖積低地の地形環境学』 古今書院 2012年
平 朝彦・海洋研究開発機構 『カラー図解 地球科学入門』 講談社 2020年
日本堆積学会 『フィールドマニュアル 図説 堆積構造の世界』 朝倉書店 2022年
成績評価の方法及び基準 レポート:14回目の授業でレポート作成を行い、その点数を評価する。(60%)、授業参画度:授業での質問などの参画度と毎日配布する自己点検シート(質問票)を評価する。(40%)
オフィスアワー 電子メールを通じての質問は直接回答、または授業日までの資料に解説を記載する。

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