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国語科教育法Ⅱ(他学科)

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令和元年度以降入学者 国語科教育法Ⅱ(他学科)
教員名 堀本嘉子
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
Canvas LMSコースID・コース名称 U004490P5 2024国語科教育法Ⅱ(堀本嘉子・後・土2)
授業概要 (1)中学校・高等学校の国語科教育の理論と授業実践の工夫について事例研究を通して協議する。
(2)単元指導計画の作成と模擬授業の実践を通して、国語科教育を実践するための教材研究の方法や知識・技能を身につける。
(3)学習指導要領に基づく教育を実践するために「主体的・対話的で深い学び」を促す国語科教育についての課題を事例研究や模擬授業の計画・実践を通して考える。

上記を中学校・高等学校で勤務経験のある教員が、その経験を活かして学校現場で得た実践知を伝えながら授業を行う。
授業のねらい・到達目標 (1)状況に応じ議論に参加し、質問したり提案したりすることができる。(A-3-3)
(2)学習指導要領に準拠した単元指導計画の作成ができる。(A-1-3)
(3)実際の現場や採用試験をイメージした模擬授業を行うことができる。(A-2-3)

〈DP・CPとの関係〉
この科目は、DP及びCP1,2,3に対応している。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 教員による講義とグループワーク・協働作業を組み合わせて行う。
(1)これまでの国語科授業の事例研究を踏まえ、模擬授業を実践するための準備をととのえる。
(2)教科書教材を使って教材研究をおこない、学習指導要領に準拠した単元指導計画を作成する。
(3)作成した計画に基づき、受講生同士による模擬授業を実施する。
(4)単元指導計画作成と模擬実践を踏まえて事後レポートを作成、提出する。
※授業前後に指示する事後課題および振り返りによりフィードバックを行う。

対面授業が困難な学生については、教員の許可を受けてZoomにてオンライン参加ができる。許可を受けずにオンライン参加した場合は、原則として【遅刻扱い】とする。
(1) 対面授業に参加できない学生は、事前に担当教員の許可を得ること
(2) 対面授業に参加できない場合:
①Zoomで参加し、配信する課題を提出する。
②対面授業終了後、Zoomによるオフィスアワーおよびメールで質問を受け付ける。
③対面授業終了後、Canvas LMSおよびクラウド上に配信する課題を期日までに提出する。
状況によりオンライン参加になった場合も、オンライン模擬授業を実施してもらいます。
履修条件 国文学科の学生とそれ以外の学科の学生に分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割で確認の上、受講すること。原則として指定以外の時間は、受講不可とする。
国文学科の学生はこの講義を履修できないので、もう一方の国語科教育法Ⅱを履修すること。
授業計画
1 学習指導要領と国語教科書
【事前学習】中学校・高等学校 学習指導要領解説 国語編を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】授業後アンケートの回答とクラウド共有された所定のノート(Googleスプレッドシートを使用する。以下、ノート)へ学習内容をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 国語科授業のオリエンテーション 詩歌の授業 教材研究
【事前学習】自身がこれまでに受けた詩歌の授業を参考に、作品を選び紹介する準備をしておく。 (2時間)
【事後学習】詩歌の授業について構想し、提案する。クラウド上に共有された他の受講生のノートを閲覧する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 「読むための理論」を学ぶ① 説明的文章の授業 教材研究
【事前学習】高槻正紀「オオカミを見る目」長田弘「アイオワの玉葱」を事前に読んでおく。 (2時間)
【事後学習】指定された教科書教材から板書計画および授業スライドを作成、共有する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 「読むための理論」を学ぶ② 文学的文章の授業 教材研究
【事前学習】芥川龍之介「トロッコ」「羅生門」を事前に読んでおく。 (2時間)
【事後学習】学習指導要領「教科の目標,各学年の目標及び内容の系統表」を確認し、目標に沿った指導内容を構想、提案する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 テクストの外への学びを開く 戦争文学・原爆文学の授業 教材研究
【事前学習】栗原貞子「生ましめんかな」原民喜「夏の花」を事前に読んでおく。 (2時間)
【事後学習】講義後に考えたことを事前学習で用意したノートに書き加え共有する。他の受講生の振り返りを閲覧、コメントを付けて意見交換をする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 「言語文化」への学びを開く 古典の授業 教材研究
【事前学習】中学校用教科書と高等学校用に掲載されている「竹取物語」に目を通し、各校種の授業実践例について調べ考えをノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義後に考えたことを事前学習で用意したノートに書き加え共有する。他の受講生の振り返りを閲覧、コメントを付けて意見交換をする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 「発問」と「作業法」−「質問する力」について考える/シナリオ型指導案の作成
【事前学習】齋藤亜矢「サイエンスの視点、アートの視点」を事前に読んでおく。 (2時間)
【事後学習】自身が作成した学習指導案に対応するシナリオ型指導案を作成する。他の受講生が共有した学習指導案とシナリオ型指導案を閲覧しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 NIEの実践 新聞を活用した事例研究
【事前学習】新聞を一部用意して、事前に一記事選んで要約しておく。 (2時間)
【事後学習】新聞を活用した授業を想定し、生徒に示す「手本」を作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 スピーチ・作文の添削指導
【事前学習】作文添削の方法について、事前に確認しておく。 (2時間)
【事後学習】作文添削を実践し、採点する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 ディベートの指導 事例研究
【事前学習】ディベート甲子園について調べ、公式ルールを確認しておく。 (2時間)
【事後学習】ディベートフローシートの「手本」を作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 国語科授業におけるICTの活用 事例研究
【事前学習】国語科授業におけるICT活用例について調べておく。 (2時間)
【事後学習】ICTを活用した授業案について構想し、考えをまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 国語科授業をデザインする 模擬授業の計画と単元指導計画の作成①
【事前学習】可能な範囲で教育実習予定校および地域の単元指導計画を閲覧しておく。 (2時間)
【事後学習】模擬授業で扱う教材を決め、単元指導計画を作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 国語科授業をデザインする 模擬授業の計画と単元指導計画の作成②
【事前学習】模擬授業で扱う教材を決め、単元指導計画を作成する。 (2時間)
【事後学習】発必要に応じて模擬授業用の単元指導案、本時案を訂正する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 国語科授業をデザインする 模擬授業の実践と単元指導計画の訂正
【事前学習】受講者が作成した単元指導計画を閲覧しておく。 (2時間)
【事後学習】単元指導計画を訂正し、完成させる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 評価方法についての研究協議 評価材料の事例研究
【事前学習】自らが発案した授業と評価をどう関連付けるか考えてノートにまとめ提案する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 『中学校学習指導要領 解説 国語編』 株式会社東洋館出版社 2018年
『高等学校学習指導要領 解説 国語編』 株式会社東洋館出版社 2019年
文部科学省のサイトにPDFファイルが公開されている。
成績評価の方法及び基準 レポート:期末課題(25%)、授業参画度:授業後にクラウド共有する振り返りの記入・研究協議を通した意見交換の記録(50%)、授業後に指定する事後課題、単元指導計画および学習指導案の作成と提出(25%)
対面授業に参加できない場合、事前に担当教員に連絡しZoomアドレスを受け取ってください。
その上で、以下の①〜③により評価を行います。
①授業当日はZoomで参加し、配信する課題を提出する。(授業後に指定する事後課題、単元指導計画および学習指導案の作成と提出25%)
②対面授業終了後、Canvas LMSおよびクラウド上に配信する課題を期日までに提出、オンライン上で他学生と意見交換を行う。(授業後にクラウド共有する振り返りノートの記入・研究協議を通した意見交換の記録50%)
③期末課題を提出する。(期末課題25%)
オフィスアワー 原則として授業後に教室で行います。(来校不可能な場合は同時中継しているZoomにて行います。)メールでの質問は随時受け付けますが、返信が翌日以降になることもあります。
備考 可能であれば、作業用の情報端末を1台用意しておくと効率的に学習をすることができます。
受講者の学習状況などを考慮して、シラバスの内容を変更することもあります。

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