文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 教職コース > 中国語科教育法Ⅱ
日本大学ロゴ

中国語科教育法Ⅱ

このページを印刷する

令和2年度以降入学者 中国語科教育法Ⅱ
教員名 平井和之
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 遠隔での授業参加を認めない。
Canvas LMSコースID・コース名称 U044491M5 2024中国語科教育法Ⅱ(平井和之・前・木3)
授業概要 外国語科学習指導要領に示された中国語科の目標や内容を理解する。
基礎的な学習指導理論を理解し、具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。
初級中国語教育において最低限必要な文法事項と文法用語をまとめる。
直接構成素分析とその中国語への適用。
授業のねらい・到達目標 ①個別の学習内容について指導上の留意点を理解することができる。
②中国語の学習評価の考え方を理解することができる。
③中国語教育と背景となる学問領域との関係を理解し、教材研究に活用することができる。
④中国語科における実践研究の動向を知り、授業設計の向上に取り組むことができる。
⑤発展的な学習内容について探究し、学習指導への位置付けを考察することができる。
⑥中国語教育の特性に応じた情報通信技術の効果的な活用法を理解し、授業設計に活用することができる。
授業の形式 演習
授業の方法 主に以下の問題を取り扱う。必要に応じて受講生の報告も求める。
①『中国語初級段階学習指導ガイドライン』で示される初級中国語に必要な文法事項。
②文法用語に関する『中国語初級段階学習指導ガイドライン』の規定と他で持ちいられる用語との異同。
③直接構成素分析の理論と実践。
④各種文法関係。
随時小テストを行い,添削・採点して返却する。
遠隔での授業参加を認めない。
本授業の事前・事後学習は合わせて4時間の学習を目安とする。
授業計画
1 ガイダンス 『ガイドライン』の構成
【事前学習】『ガイドライン』の「文法項目表」の構成を見ておく。 (2時間)
【事後学習】『ガイドライン』が認識する初級中国語教育の必要文法事項は何かを考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 『ガイドライン』における形態素と単語
【事前学習】『ガイドライン』「文法項目表」の1~3を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】中国語初習者にとって「字」と「語」の区別が重要であるか否かについて考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 『ガイドライン』の文型,文成分,品詞
【事前学習】『ガイドライン』「文法項目表」の4~8を読んでおく。 (2時間)
【事後学習】文成分と品詞について,『ガイドライン』が規定する名称とこれまで学習してきたものとの間の異同について考える。 名称のみでなく,内実についても差異があれば確認しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 IC分析(直接構成素分析)
【事前学習】言語学関連書等で「IC分析(直接構成素分析)」の概略を調べておく。 (2時間)
【事後学習】課題の日本語文をICに分ける。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 『ガイドライン』における形態素と単語
【事前学習】日本語と英語のIC分析 (2時間)
【事後学習】身の回りの短い日本語文と英語文をIC分析する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 中国語のIC分析
【事前学習】身の回りの短い中国語文をIC分析する。 (2時間)
【事後学習】課題の日本語文をICに分ける。 (2時間)
【担当教員】本語文を文節に分ける分析と中国語文のIC分析との違いを考える。
【授業形態】対面授業
7 多義文とIC分析:日本語の場合
【事前学習】日本語の多義文または多義構造を考えておく。 (2時間)
【事後学習】IC分析で多義を解消できる場合とできない場合を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 多義文とIC分析:中国語の場合
【事前学習】中国語の多義文または多義構造を考えておく。 (2時間)
【事後学習】IC分析で多義を解消できる中国語の多義文または多義構造を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 文成分
【事前学習】身の回りの短い中国語文を文成分に分ける。 (2時間)
【事後学習】文成分分析とIC分析の違いについて考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 IC分析と文成分
【事前学習】何故英語の文を「主語+動詞」と分析するのかを考える。 (2時間)
【事後学習】「文成分」と「品詞」の違いを確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 中国語の文成分
【事前学習】これまでに学んだ中国語の文成分についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で説明された中国語の文成分とこれまでに学んだものとの異同をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 中国語文のIC分析:分割の難しい例
【事前学習】「A+B+C」のように並列された三つの要素に分割できる中国語の句があるかを考えておく。 (2時間)
【事後学習】目的語をともなう単純方向補語のIC分析を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 中国語のIC分析:“主谓”,“定中”,“状中”,“复指”
【事前学習】“主语,谓语,定语,状语”とは何かを確認しておく。 (2時間)
【事後学習】所謂「修飾構造」を二つに分けるべき理由を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 中国語のIC分析:“述宾”,“述补”,“连述”
【事前学習】“宾语,补语”とは何かを確認しておく。 所謂「兼語文」とは何かを調べておく。 (2時間)
【事後学習】「動語」という概念が成立するか否かを考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 中国語のIC分析:“附加”,“并列”
【事前学習】“的字结构”とは何かを調べておく。 (2時間)
【事後学習】所謂「介詞構造」の取扱いを考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 中国語教育学会 学力基準プロジェクト委員会 編 『中国語初級段階学習指導ガイドライン』 2007年
以下からダウンロード可能。
http://www.jacle.org/storage/guideline.pdf
参考書 必要に応じてプリントを配布する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:授業内小テストの合計点(100%)
オフィスアワー 金曜日12:20~12:50 中国語中国文化学科学生室

このページのトップ