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道徳教育の理論と方法

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令和2年度以降入学者 道徳教育の理論と方法
教員名 藤平敦
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 原則、対面授業で行う予定だが、履修者数や学生の状況等に応じて、遠隔授業や課題研究との併用で行う。
Canvas LMSコースID・コース名称 U116490A8 2024道徳教育の理論と方法(藤平敦・後・月1)
授業概要 道徳の意義や原理等を踏まえ、学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育及びその要であり、教科となった「特別の教科 道徳」の目標や内容、指導計画等を理解するとともに、20年間の教諭と12年間の文部科学行政での実務経験を踏まえて、教材研究やオリジナル教材の作成等を通して、実践的な指導力を身に付けることを主目的とする。毎回の授業は、常に学生が自分の考えを(他者に)自分の言葉で伝えることができるような構成とする。
授業のねらい・到達目標 授業のねらいは「道徳の理論」と「道徳の指導法」の2つを理解することを主目的とする。

到達目標
◎「道徳の理論」
1 道徳の本質(道徳とは何か)を説明できる。(A-3-1)
2 道徳の教科化の背景や現代社会における道徳教育の課題を理解できる。(A-2-3)
3 子供の心の成長と道徳性の発達について理解できる。(A-3-2)
4 改訂された「学習指導要領」に示された道徳教育及び道徳科の目標及び主な内容について理解できる。(A-3-1)
◎「道徳の指導法」
1 学校における道徳教育の指導計画や教育活動全体を通じた指導の必要性を理解できる。(A-3-2)
2 道徳科の特質を生かした多様な指導方法の特徴を理解できる。(A-3-3)
3 道徳科における教材の特徴を踏まえた授業設計を立てることができる。(A-3-4)
4 授業のねらいや指導のプロセスを明確にした授業の構成を考えることができる。(A-4-3)
5 オリジナルの道徳教材を作成することができる。(A-5-3)

<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP2,CP3,CP4に対応している。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 毎回、講義と演習を中心に、次の流れで学修をする。
1前回の復習を行う(10分)
2毎回のトピックについての説明を講義形式で行う(20分)
3説明を踏まえて、関連した課題についての演習(グループ協議等)を行う(50分)
4本日の振り返り(10分)
履修条件 ・(演習科目のため)指定された学科(クラス)の学生のみ履修可(例外なし)。

・公欠等の配慮はしない。
授業計画
1 道徳の教科化の背景について理解するとともに、道徳の本質(道徳とは何か)について考える(A-3-1)(対面)
【事前学習】「あなたは、なぜ道徳教育が必要なのだと思いますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 (2時間)
【事後学習】「道徳教育とは何か」について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
2 いじめ・情報モラル等の道徳的な課題について考えるとともに、子供の心の成長と道徳性の発達について考える(A-3-2)(対面)
【事前学習】「あなたはいじめの問題の何が問題だと思いますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 (2時間)
【事後学習】子供の心の成長と道徳性の発達について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
3 「学習指導要領」に示された道徳教育及び道徳科の目標について理解する(A-3-2)(対面)
【事前学習】「学校教育における道徳教育の役割とは?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 (2時間)
【事後学習】学校教育における道徳教育の意義と役割について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
4 「学習指導要領」に示された道徳教育及び道徳科の主な内容(1~9)について理解する(A-3-3)(対面)
【事前学習】「あなたは、なぜ、学校教育に道徳教育が必要だと思いますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 (2時間)
【事後学習】道徳科の主な内容(1~9)について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
5 「学習指導要領に示された道徳教育及び道徳科の主な内容(10~18)について理解する(A-3-2)(対面)
【事前学習】「あなたが小学校時代に受けてきた道徳教育で印象に残っていることは何ですか?」に答えられるように整理する。 (2時間)
【事後学習】道徳科の主な内容(10~18)について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
6 ①「学習指導要領」に示された道徳教育及び道徳科の主な内容(19~22)について理解する(A-3-2)(対面)
② 学校における道徳教育の指導計画や教育活動全体を通じた指導の必要性について考える(A-3-3)(対面)
【事前学習】「あなたが中学校時代に受けてきた道徳教育で印象に残っていることは何ですか?」に答えられるように整理する。 (2時間)
【事後学習】①道徳科の主な内容(19~22)について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 ②道徳教育の指導計画の必要性を他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
7 道徳科の特質を生かした多様な指導方法の特徴を理解する(A-3-3)(対面)
【事前学習】「あなたが高等学校時代に受けてきた道徳教育等で印象に残っていることは何ですか?」に答えられるように整理する。 (2時間)
【事後学習】道徳科の授業を適切に行ううえで必要な視点について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
8 ①道徳科における教材の特徴を踏まえた授業設計への活用について考える(A-3-4)(対面)
②道徳科の特性を踏まえた学習評価の在り方について理解する(A-3-4)(対面)
【事前学習】「あなたは道徳科の授業における学習評価はどのようにすべきだと思いますか?」に答えられるように、自分の考えをまとめる。 (2時間)
【事後学習】道徳科の特性を踏まえた学習評価の在り方について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
9 授業のねらいや指導過程を明確にした道徳科の学習指導案の作成について検討する(A-3-4)(対面)
【事前学習】「あなたは道徳科の学習指導案の作成に向けて、大切な視点は何ですか?」に答えられるように自分の考えを整理する。 (2時間)
【事後学習】学習指導案の特徴について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
10 事例&教材の検討①(A-3-4)(対面)
【事前学習】「高等学校における道徳教育は、どの時間にどのような授業をしたらよいかと思いますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 (2時間)
【事後学習】【事後学習】教材と学年の関係を、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
11 事例&教材の検討②(A-3-4)(対面)
【事前学習】「あなたが道徳科の授業を行う上で、大切な視点は何ですか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 (2時間)
【事後学習】あなたが選んだ教材の特徴について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
12 オリジナル教材の作成①(A-5-3)(対面)
【事前学習】「あなたは道徳の教材を選ぶ際に何を重視しますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 (2時間)
【事後学習】本日の事例を通して、気づいた事、感じた事、考えた事を、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
13 オリジナル教材の作成②(A-5-3)(対面)
【事前学習】「改めて、あなたは他者の授業を見る際に何を重視して見ますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する (2時間)
【事後学習】生徒の心に届く授業の特徴について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
14 (道徳科の)授業改善の視点について考える(A-4-3)(対面)
【事前学習】「あなたは、これからの道徳科の授業は、どのように改善すべきだと思いますか?」に答えられるように、自分の考えを整理する。 (2時間)
【事後学習】道徳科の授業改善の視点について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
15 第1回~第14回までの総復習(到達度の確認)(A-4-3)(対面)
【事前学習】第1回~第14回までに講義で扱った内容等ついて整理をする。 (2時間)
【事後学習】学校教育における道徳教育の役割と意義について、他者に自分の言葉で説明できるようにまとめる。 (2時間)
その他
教科書 文部科学省 『中学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編』 教育出版 2017年 第1版
その他、毎回、資料を提供する
参考書 必要に応じて紹介する
成績評価の方法及び基準 レポート(10%)、授業内テスト:前半終了時の到達度確認テスト(30%)、授業参画度:模擬授業(30%)、オリジナル教材作成(30%)
・本授業は演習中心であるため、積極的な参画を求める。
・前半終了時に到達度確認テストを行う。
・作成したオリジナル教材は全員が提出をする。
・オリジナル教材を用いた模擬授業はコンテスト形式で行う。

オフィスアワー 第1回授業時に履修者数や学生の状況等に応じて説明をする。

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