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教職実践演習(中・高)

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令和2年度以降入学者 教職実践演習(中・高)
教員名 土屋弥生
単位数    2 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 グループディスカッション、調査学習、ロールプレーイング等を含む。
Canvas LMSコースID・コース名称 U162492M8 2024教職実践演習(中・高)(土屋弥生・後・火1)
授業概要 教職に関する学習の総まとめをおこない、教育現場において必要とされる実践的な力を養成する。
また、学校現場における教員経験のある者が、その経験を活かして、教育現場における課題(いじめや不登校への対応、発達に課題が見られる生徒への対応、保護者との連携)について指導する。
授業のねらい・到達目標 教育実習の経験をもとに実際の教育現場で直面する諸問題について考え、実践的な力を養うことができる。
教職に就くものとしての資質を高めるとともに教育現場で何が必要かを考え、教師としての使命感・責任感を持つことができる。
実際の教育現場で自身が教育活動をおこなうことを想定して課題に向き合い、履修者自身が「成長し学び続ける教師としての自己像」を具体的に描くことができる。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 ・対面授業では、講義のほか、ディスカッション、実践的な演習、事例研究、役割演技(ロールプレーイング)を含め、実際の教育現場の課題に即したかたちで学び、考える。
・レポートについては、課題のねらい・観点、考察のポイントについて説明し、特に重要な部分について解説をおこなう。
・オンデマンド授業の場合には、CanvasLMSを通し教材を配信する。受講者はその教材を視聴し、学修すること。
・CanvasLMSを通して授業で使用するプリントを事前に掲載するので、各自ダウンロード、プリントアウト等をおこなうなど準備すること。当日の紙媒体での配布はしない。
・レポートについては、実施回以降の授業において観点について説明し、特に重要な部分について解説をおこなう。また、メールで個別の質問に対応する。
授業計画
1 ガイダンス(教職実践演習の目的・意義の説明、教育実習の振り返り)
【事前学習】各自の教育実習についての振り返りをおこない、現代における教育問題について調べておく。 (2時間)
【事後学習】自身の教育実習の経験(課題や問題点を含めて)をまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 教育実習の振り返り・現代における教育現場の諸問題についての概観
【事前学習】教育実習での経験を踏まえて、教職に関係の深い教育問題についてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、教育現場の諸問題についての考察をまとめておく。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
3 教育現場の研究(1) 実際の教育現場についての意見交換・質疑応答
【事前学習】授業において質疑応答をおこなうので、実際の教育現場について質問したいことを考えてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】意見交換を通して、実際の教育現場についてあらためてわかったこと、考えたことなどをまとめておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 教育現場の研究(2) 実際の教育現場についての調査・考察(ディスカッション)、ICTの活用について
【事前学習】教育実習の経験を踏まえて、教師に必要な力について自分の考えをまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、実際の教育現場で活躍するために必要なこと、現時点での自分自身の課題について整理し、まとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 学校組織と教師の役割・校務分掌(1) 学校組織と協働のしくみ・学校文書・指導要録・調査書の書き方
【事前学習】学校の組織、チームとしての学校について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、学校組織のあり方と各分掌等の役割について整理し、まとめておく。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
6 学校組織と教師の役割・校務分掌(2) 学校文書・指導要録・調査書の書き方
【事前学習】指導要録および調査書について、書式や記載内容について調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、指導要録や調査書の書き方を復習し、実際に書くことができるようにしておく。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
7 事例研究:「発達障害」の傾向をもつ生徒と教師の対応、「不登校」の現状と今後の課題
【事前学習】「発達障害」「不登校」について教科書で学習する。また,教職課程の授業などで学修したことを振り返り、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業での解説を振り返り、発達における課題をもつ生徒への対応や不登校生徒への対応について整理し、まとめておく。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
8 事例研究:「発達障害」の傾向をもつ生徒と教師の対応、「不登校」の現状と今後の課題(ディスカッション)
【事前学習】事例における具体的な対応について考え、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】ディスカッションの内容や授業での解説を振り返り、発達障害の傾向をもつ生徒の具体的な対応や不登校生徒についての理解と具体的な対応について整理し、まとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 事例研究:「いじめ」の現状と今後の課題、「体罰」の問題
【事前学習】「いじめ」「体罰」について教科書で学習する。また,教職課程の授業などで学修したことを振り返り、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業での解説を振り返り、不登校生徒の理解、体罰における問題点について整理し、まとめておく。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
10 事例研究:「いじめ」の現状と今後の課題、「体罰」の問題(ディスカッション)
【事前学習】事例における具体的な対応について考え、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】ディスカッションの内容や授業での解説を振り返り、「いじめ」の問題についての具体的な予防や対応「体罰」防止のために必要なことをまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 生徒指導、教育相談、保護者対応について
【事前学習】「生徒指導」「教育相談」「保護者対応」について教科書で学習する。教職課程の授業などで学修したことを振り返り、重要なことについてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業での解説を振り返り、ロールプレーイングに備えて重要なことをまとめておく。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
12 生徒指導および教育相談について(ロールプレーイングによる実践的演習)
【事前学習】事例における具体的な対応について考えておく。 (2時間)
【事後学習】ロールプレーイングや授業での解説を振り返り、「生徒指導」や「教育相談」において現場の教員に必要な能力についてまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 保護者との関係と教師の対応について(ロールプレーイングによる実践的演習)
【事前学習】「保護者との連携」について教職課程の授業などで学修したことを振り返り、まとめておく。事例における具体的な対応について考えておく。 (2時間)
【事後学習】ロールプレーイングや授業での解説を振り返り、「保護者」の理解と対応についてまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 現場の教師として必要となる実践知の形成について
【事前学習】第1回~第13回までの授業内容について振り返り、課題で提示された資料をよく読み、理解しておく。 (2時間)
【事後学習】現場の教師に必要な実践知について、あらためて確認する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 まとめ 教師に必要な教育現場の実践知について
【事前学習】第1回~第14回までの授業内容について復習し、現場の教師に必要とされることについてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】教職課程において学修した理論と本授業で学修した実践のあり方を往還させ、教育現場の実践知のあり方について整理し、まとめておく。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
その他
教科書 土屋弥生 『教師と保護者のための子ども理解の現象学』 八千代出版 2023年 第1版
教育現場での児童生徒理解の基盤を築き,具体的な事例を通した学習をおこなう。
参考書 事前学習の際には,教科書のほか,これまでの教職課程の授業等で使用した教科書などを使用するとよい。
必要に応じて,文部科学省のHPを閲覧するとよい。
成績評価の方法及び基準 レポート:第14回の授業のレポートについて、求めるテーマと内容、提出状況を見て評価します。(30%)、授業参画度:リフレクションシート、質疑応答、ディスカッション、発表、実践的演習等で評価します。(70%)
オフィスアワー メールで,個別の質問に対応します。
備考 対面授業に特別な事情で欠席する場合には、事前に授業担当者に相談のうえ必要な書類を提出すること。

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