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博物館概論

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令和2年度以降入学者 博物館概論
教員名 平野卓治
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 V201330A5 2024博物館概論(平野卓治・前・水3)
授業概要 博物館とは何か-博物館の定義と法的位置づけ、種類、その機能、歴史、社会的な役割、そこで働く学芸員の役割など、博物館をめぐる基礎的な事項に関して講義していく。また、こうした基礎的な知識を基礎に、今日の博物館が抱える問題・課題をも探っていく。博物館の学芸員として勤務した経験をもとに、現場の実状と課題をもふまえながら授業を進めていく。
授業のねらい・到達目標 (1)博物館に関する基礎的な知識を習得し、自ら説明できるようになる。
(2)博物館の現在抱える問題に関して説明できるようになる。
(3)博物館の学芸員の仕事・役割を理解し、自らの活動・研究テーマとの関連を考えることができるようになる。
・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、人文学・歴史学が直面する倫理的課題を説明することができる。(A-1-3)
・既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる。(A-3-2)
・日常生活における現象に潜む人文学的問題を発見し、専門的知識に基づい説明することができる。(A-4-2)

この科目は文理学部のディプロマポリシーDP1—3、3・4ー2及びカリキュラムポリシーCP1—3、3・4ー2に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 授業の形式:
各回、授業計画に基づいて講義を行う。授業に必要な資料は、随時配布する。また、適宜講義内容に関わるリアクションペーパーの提出を求める。リアクションペーパーの解説・講評は次の回の授業で行う。
対面授業に参加できない要件を満たした場合、Canvas LMSで配信する資料を見ながら学習し、指定日時までに課題を提出する。
履修条件 学芸員課程コースの履修を希望する者は必須。
授業計画
1 ガイダンス―講義の計画と概要を説明すると共に、「博物館学」に関して概観するする。また、学芸員の資格に関してもふれる。
【事前学習】シラバスを確認し授業全体の流れを理解しておく。 (1時間)
【事後学習】直近で自分が見学した博物館の概略をまとめる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 博物館の定義と目的-「博物館法」を中心に「博物館とは?」を考える。(A-4-2)
【事前学習】「博物館法」の概略を調べ、疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理しノートにまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 博物館の分類と種類-博物館の様々な分類と形態について概観し、その特徴を探る。(A-4-2)
【事前学習】博物館の種類に関して調べて,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理しノートにまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 博物館の機能-博物館に不可欠な4つの機能について説明し、博物館の特性を考える。(A-3-2)
【事前学習】自分が関心をもつ博物館の概略を調べて,疑問点や不明な点をノートにまとめて。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、自分が関心をもつ博物館について考えてノートにまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 博物館の施設・設備と組織-博物館に必要な設備等についてみていく。
【事前学習】自分が関心をもつ博物館の施設概要を調べて,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理しノートにまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 博物館の組織、モノ・ヒト・バとしての博物館-博物館に不可欠な3要素とその連関について考える。(A-3-2)
【事前学習】博物館の機能と施設との連関性を考えて,疑問点や不明な点をノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理しノートにまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 博物館と関連法令-博物館法をはじめ、文化財保護法など博物館に関わる法令と博物館との関連、課題についてみていく。
【事前学習】文化財保護法の概略について調べノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理しノートにまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 博物館の歴史-博物館の起源と欧米における博物館の発達についてみていく。
【事前学習】museumの語源について調べノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理しノートにまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 日本における博物館前史-正倉院宝物から江戸時代の出開帳までの変遷と特徴を探る。
【事前学習】正倉院などの概略について調べノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理しノートにまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 日本における博物館の成立-明治期から大正期の博物館事情についてみていく。
【事前学習】東京国立博物館の前身について調べノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理しノートにまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 現代における博物館の展開と課題-昭和期の博物館事情と博物館の現状をみていく。
【事前学習】高度経済成長期・バブル期の概略を調べノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理しノートにまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 博物館と学校教育-博学連携の経緯・実状と課題について考える。(A-4-2)
【事前学習】小学校時代の博物館経験についてノートにまとめる。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理しノートにまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 博物館と地域社会-「地域博物館」の役割と地域社会との関係について探る。(A-4-2)
【事前学習】地域博物館とは何か、その概略を調べノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理しノートにまとめておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 博物館の課題-行政改革と博物館の関係を基に、求められる博物館像について考える。(A-1-3)
【事前学習】自分として博物館に何を望むのかを考え、ノートにまとめる。これまでの講義の内容を復習する。 (2時間)
【事後学習】これまでの講義の内容の整理・確認し、博物館の課題について考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 試験と解説 (A-1-3)(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】これまでの講義の内容を復習する。 (3時間)
【事後学習】試験の結果を基に理解が足りなかった内容を復習し,学修した内容の整理を行い、次のステップに備える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 特に定めない。各回に必要な資料は授業を通して提供する。
参考書 授業を通して随時指示する。
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、授業参画度:リアクションペーパーの提出により評価する。(50%)
試験は期末試験を実施する。
対面授業に参加できない要件を満たし、Canvas LMSを介して参加した場合、別途指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。
オフィスアワー メールやCanvas LMSを通して質疑応答を行う。研究室での対応日時は最初の授業時に指示する。

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