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基礎数理特別研究Ⅱ

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令和2年度以降入学者 基礎数理特別研究Ⅱ
教員名 吉田健一
単位数    4 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 地球情報数理科学専攻
学期 通年 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 X0826160 2024基礎数理特別研究Ⅱ(吉田健一・通・水5)
授業概要 今後の研究に必要な可換環論の基礎理論(ホモロジカルな観点,Gorenstein 性と双対性,次数付き環,Buchsbaum 環)を学修する。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい>
教員による「可換環論の基礎」の講義と演習・発表を経て、今後の研究に必要な可換環論のイデアル論・ホモロジー代数を身に付ける。

<到達目標>
・イデアルの定義を理解し,自分の言葉で説明できるようになる。
・グラフや整数の性質を環やイデアルの言葉で理解し、説明できる。
・可換環のCohen-Macaulay 性の定義を説明できる。
授業の形式 研究、ゼミ
授業の方法 少人数のゼミ形式の講義である。
・教員による講義を聴き、演習問題を解く。
・自らテキストを読み,その自分の学修成果を口頭発表する。
・発表内容についての議論の中で,理解を深め,自らの研究に活かせるようにする。
授業計画
1 「入射加群の構造定理」について学修する。
【事前学習】教科書の第5章第3節を読み, 射影加群の例を考えておくこと。 (3時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直しておく。 (5時間)
【授業形態】対面授業
2 「Matlis の双対定理」について学修する。
【事前学習】教科書の第5章第3節を読み, Matlis の双対定理の具体例を考えておくこと。 (3時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (5時間)
【授業形態】対面授業
3 「正則局所環」について学修する。
【事前学習】教科書の第5章第4節を読み, 体や離散付置環が正則局所環であることを確認しておくこと。 (3時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (5時間)
【授業形態】対面授業
4 「平坦加群」について学修する。
【事前学習】教科書の第5章第6節を読み,射影加群は平坦であることを確認しておくこと。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
5 「Koszul 複体」について学修する。
【事前学習】教科書の第5章第6節を読み,正則列のKoszul 複体を計算しておくこと。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
6 「Cech 複体」について学修する。
【事前学習】教科書の第5章第6節を読み,Cech 複体を計算しておくこと。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
7 「局所コホモロジー」について学修する。
【事前学習】教科書の第5章7節を読み,局所コホモロジーについての発表の準備をしておく。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
8 「Peskine-Shpiro の複体に関する補題」を学修する。
【事前学習】教科書の第5章第8節を読み,acyclicity lemma の証明を確認しておくこと。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
9 「Hilbert-Burch の定理」を学修する。
【事前学習】教科書の第5章第9節を読み,半群環の定義イデアルにHibert-Burch の定理を適用してみること。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
10 「Bass 数」について学修する。
【事前学習】教科書第6章第1節を読み,Bass 数に関する Roberts の定理を調べておくこと。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
11 「Gorenstein 環」について学修する。
【事前学習】教科書の第6章2節を読み,Gorenstein 性についての発表の準備をしておく。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
12 「Gorenstein 局所環」の具体例について学修する。
【事前学習】Gorenstein 局所環の例とそうでない例を構成しておく。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
13 「標準加群と局所双対定理」について学修する。
【事前学習】教科書の第6章第3節を読んで,標準加群の例を構成しておく。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
14 「余次元3のGorenstein 環の構造定理」について学修する。
【事前学習】教科書の第6章第4節を読んで,発表の準備をしておく。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
15 これまでの総復習と演習問題
【事前学習】第1回から第14回までの内容を復習しておくこと。 (4時間)
【事後学習】これまでの総まとめをし,これからの研究に向けてまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
16 「次数付き環と次数付き加群」について学修する。
【事前学習】教科書の第7章1節を読み,次数付き環についての発表の準備をしておく。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
17 「H次数付き環」について学修する。
【事前学習】教科書の第7章2節を読み,次数付き環についての発表の準備をしておく。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
18 「標準加群と不変量a(R)」について学修する。
【事前学習】教科書の第7章3節を読み,次数付きの標準加群についての発表の準備をしておく。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
19 「Poincare 級数」について学修する。
【事前学習】教科書の第7章3節を読み,Poincare級数についての発表の準備をしておく。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
20 「半群環」について学修する。
【事前学習】教科書第7章第5節を読んで,半群環の対称性について確認しておくこと。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
21 「単体的複体とStanley-Reisner 環」について学修する。
【事前学習】教科書第7章第6節を読んで, Stanley-Reisner イデアルの求め方を確認しておくこと。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
22 「ASLとHodge代数」について学修する。
【事前学習】教科書第7章第5節を読んで,ASLについての発表の準備をしておくこと。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
23 「不変式環」について学修する。
【事前学習】教科書第7章第5節を読んで,不変式環の定義について確認しておくこと。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
24 「上表元」について学修する。
【事前学習】教科書第8章第1節を読んで,上表元の定義について確認しておくこと。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
25 「Euler級数と重複度」について学修する。
【事前学習】教科書の第8章2節を読み,重複度の計算をしておくこと。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
26 「重複度の結合公式」について学修する。
【事前学習】教科書の第8章3節を読み,重複度の結合公式についての発表の準備をしておく。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
27 「巴系イデアルの重複度とCohen-Macaulay性」について学修する。
【事前学習】教科書の第8章3節を読み,巴系の重複度を計算しておく。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
28 「FLCを持つ加群」について学修する。
【事前学習】教科書の第9章1節を読み,FLCを持つ加群についての発表の準備をしておく。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
29 「Buchsbaum 加群」について学修する。
【事前学習】教科書の第9章1節を読み,Buchsbaum 加群の例を考えておくこと。 (4時間)
【事後学習】ゼミでの発表をもとに,今回の内容を復習しまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
30 これまでの総復習と演習問題
【事前学習】これまでの復習をしながら,テキストの演習問題を解き,発表の準備をしておく。 (4時間)
【事後学習】これまでの総まとめをし,これからの研究に向けてまとめ直す。 (4時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 後藤四郎・渡辺敬一 『可換環論』 日本評論社 2011年 第1版
参考書 M.F.Atiyah and I.G.Macdonald, Intprduction to Commutative Algebra, Westview Press, 1969
後藤四郎 『可換環論の勘どころ (数学のかんどころ32)』 共立出版 2017年 第1版
なし
成績評価の方法及び基準 授業参画度(100%)
授業参画度では, 口頭発表の内容, およびその準備状況を総合して評価します.
オフィスアワー 授業前後の時間を含む随時。

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