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日本語音声学

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令和元年度以前入学者 日本語音声学
教員名 田中ゆかり
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
Canvas LMSコースID・コース名称 C035030X7 2024日本語音声学(田中ゆかり・後・木1)
授業概要 音声学の基本概念と日本語の音のしくみを具体例を示しながら概説する。
中等教育における「国語」ならびに、日本語教育における発音指導等の基礎となるレベルの講義を行う。

本科目は、国語科教職必修科目のひとつである。高等学校教員(国語科)ならびに文部科学省教科書用図書検定調査審議会委員・国語小委員会部会長代理の実務経験を持つ教員が、その経験を生かした教職必修科目にふさわしい知識を提供する。
授業のねらい・到達目標 (1)授業のねらい
音声学と日本語の音声・音韻の概念と基礎的知識を身に付け、身の回りの音声・音韻事象について観察・記述ができるようになることを目的とする。併せて、中等教育における「国語」ならびに日本語教育における発音指導必要な知識とスキルの獲得を目指す。

(2)到達目標
(2-1)到達目標
音声学の基礎的知識が理解できる。
日本語の音声・音韻・リズム・アクセント・イントネーションの基礎的知識が身に付く。
日本語音声・音韻・リズム・アクセント・イントネーションの具体的な記述と考察ができる。
中学・高校における教科としての国語「日本語のしくみ」「表記」についての教授ができる。
日本語教育における日本語音声指導ができる。

(2-2)日本大学教育憲章
日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2)

(2-3)DP・CPとの関連性
この科目は文理学部(学士(文学))のDP・CP3に対応している。
授業の形式 講義
授業の方法 各回は対面の講義と前回に課した課題の解説で構成される。
資料配布は、LMSを通じて行う。印字配布は行わない。
第7回に中間ふりかえり、第15回に全体のふりかえりのために対面で授業内試験を行う。
試験後には試験内容のふりかえりの時間を設ける。
履修条件 日本語音声学は、前後期に同じ内容の科目を開講していますが、学生証番号による履修時期の指定があります。
・ 学生証番号が奇数の学生は、前期開講科目を履修してください。
・ 学生証番号が偶数の学生は、後期開講科目を履修してください。
・ 科目等履修生または学部研究生は、前後期どちらの科目を履修しても構いません。

学生証番号で指定された開講時期の科目の第1回開始までにLMS登録を完了してください。

後期開講の「日本語音声学」は、第1回授業までにLMS登録を完了した「学生証番号が偶数」の学生に受講を許可します。

学生証番号が奇数の学生は、前期シラバスの通り前期開講科目の受講を許可していたので、来年度以降に受講をしてください。

前期開講の日本語音声学履修済みの場合、単位修得済みか否かを問わず、同一科目の同一年度内の重複履修は学則上許可されないので、再履修はできません。

科目等履修生ならびに学部研究生は、第1回授業終了後に直接申し出てください。

第2回までに、LMSコース上に履修許可者名簿を掲出します。受講許可者名簿に記載者のある学生のみが履修登録できます。

履修希望者数によっては、教職必修科目という性質上、上位学年の学生を優先した人数調整を行う可能性があります。

前期開講科目第2回までに、前後期開講科目とも、それぞれのコース上に履修許可者名簿をLMSに掲出する等して、案内をする予定です。
授業計画
1 授業の進め方や到達目標について説明し、第1回課題(拡大50音図を理解する課題)へのとりくみ方について解説する。
(A-3-2)
【事前学習】シラバスをよく読む。LMS登録の上、LMS内の確認をする。教科書を購入し、一通り目を通す。 (2時間)
【事後学習】拡大50音図を理解する課題にとりくむ (2時間)
【授業形態】対面授業
2 第1回課題の解説
言語音声を生成するための器官の名称と働きについて学び、発音のメカニズムを知る。
(A-3-2)
【事前学習】拡大50音図を理解する課題にとりくむ。受講許可者名簿の確認。 (2時間)
【事後学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する (3時間)
【授業形態】対面授業
3 第2回課題の解説
単音を構成する母音と子音の違い、母音を記述する重要な三つの観点について学ぶ。
(A-3-2)
【事前学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する (2時間)
【事後学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
4 第3回課題解説
母音記述の観点に照らし、日本語の母音を記述・分類する。
(A-3-2)
【事前学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する (3時間)
【授業形態】対面授業
5 第4回課題解説
子音を記述する重要な三つの観点について学ぶ
(A-3-2)
【事前学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
6 第5回課題解説
子音記述の観点に照らし、日本語の子音を記述・分類する。
中間試験の方法について説明する。
(A-3-2)
【事前学習】音素記号・音声記号課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】母音・子音課題にとりくむ。定着度の確認1(授業内の中間試験)に備え、総合的な復習をする (3時間)
【授業形態】対面授業
7 定着度の確認1:中間試験(授業内試験)
中間試験のふりかえり(A-3-2)
【事前学習】母音・子音課題にとりくむ。定着度の確認1(授業内試験)に備え、第6回までに学んだ内容の復習をする。 (2時間)
【事後学習】中間試験をふりかえり、自身の理解の及んでいない箇所を重点的に復習する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
8 第6回課題解説
日本語の清音・濁音・半濁音について学ぶ
(A-3-2)
【事前学習】中間試験をふりかえって復習し、後半の学修に備える。 (2時間)
【事後学習】清濁半濁課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
9 第7回課題解説
音の交替現象について学ぶ
(A-3-2)
【事前学習】清濁半濁課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】音の交替現象課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
10 第9回課題解説
同化現象について学ぶ(条件異音)
(A-3-2)
【事前学習】音の交替現象課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】条件異音課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
11 第10回課題解説
同化現象について学ぶ(自由異音)
(A-3-2)
【事前学習】条件異音課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】自由異音課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
12 第11回課題解説
日本語のを例に拍・音節・フットという概念を学ぶ
(A-3-2)
【事前学習】自由異音課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (2時間)
【事後学習】拍・音節・フット課題にとりくむ。ノート・配付資料と指定された範囲の教科書を読み復習する。 (3時間)
【授業形態】対面授業
13 第12回課題解説
日本語のアクセントについての基本を学ぶ
最終試験の方法についての説明
(A-3-2)
【事前学習】拍・音節・フット課題にとりくむ。 (2時間)
【事後学習】アクセント課題にとりくむ。全体のふりかえり試験に備え総合的な復習を行う (3時間)
【授業形態】対面授業
14 全体のふりかえり
(A-3-2)
【事前学習】全体をふりかえり、理解の及んでいない箇所の復習をする。 (2時間)
【事後学習】最終試験に備えて全体の復習を行う。 (3時間)
【授業形態】対面授業
15 定着度の確認2:最終試験(授業内試験)
最終試験のふりかえり
(A-3-2)
【事前学習】最終試験に試験に備え総合的な復習を行う (2時間)
【事後学習】この科目についての全体的なふりかえりを行う (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 田中真一著・窪薗晴夫監修 『日本語の発音教室』 くろしお出版 2,000円 1999年
第2回まで手元に用意しておくこと。
参考書 第1回に配布する初回シラバスと授業内で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:中間試験と最終試験(70%)、授業参画度:授業参加の程度・課題への取り組み状況(30%)
オフィスアワー 授業内で知らせる。
備考 履修条件ではないが、日本語学入門1・2を修得済みであることが望ましい。

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