文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 史学科 > 日本史研究実習2
日本大学ロゴ

日本史研究実習2

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 日本史研究実習2
教員名 湯川紅美
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 対面授業で実施する(状況に応じてオンデマンド型動画配信,zoomによる実施を含む)。
Canvas LMSコースID・コース名称 B079022X7 2024日本史研究実習2(湯川紅美・後・土1)
授業概要 本講義では、歴史学の研究において必要な研究史を整理するための文献目録の作成や論文の要約・基礎史料の読解力について実践的に身につけるために、「中世における「日本」の領域」をケーススタディとして扱いながら、自身の研究テーマに引き付けて実践的に学修する。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい>
受講生が設定した研究テーマについて、自身が研究を進めるにあたり必要な情報(特に卒業論文に関する学術的な文献等)を収集する方法・手順、基礎的な史料の読解能力をを身につけることができる。
<到達目標>
文献の要約や史料読解などの授業内容を自身の研究へ応用する能力を身につけることができる。
<日本大学教育憲章との関係>
・新しい問題に取り組むために、必要な情報を収集し、それを分析して用いることができる(A-5-3)。
・学修状況を自己分析し、その成果を評価することができる(A-8-3)。
<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部(学士〔文学〕)のDP5,6,8及びCP5,6,8に対応している。
授業の形式 実習
授業の方法 テーマに関連した幅広い分野の論文を読み、その内容について発表させ、討論を行う。
初めの数回(第2回~第3回を予定)を使い、ケーススタディの基礎文献および史料の集め方などを紹介する。第4回(予定)から、基礎史料の読解を行う。受講生は、配布されたテキストを読解し、辞書などを用い、記載された語句・地名について調べる。また、同時に、受講生自身の研究テーマについて、文献収集と要約、引用されている基礎史料読解を実践する。

※履修者は初回講義開始までにCanvas LMSの科目コース登録をすること。対面授業に参加できない場合は、対面授業終了後、Canvas LMSに記載している期日までに動画を視聴し、課題を提出する。
授業計画
1 授業のねらい等に関するガイダンス、報告順の決定
【事前学習】シラバスの概要を読み、自分の研究テーマについて考える。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献を探す。 (1時間)
【授業形態】対面授業
2 基礎文献・史料の収集の仕方、研究史整理(1)
【事前学習】自分の研究テーマに関する文献を追加的に探す。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献目録を更新する。 (1時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
3 基礎文献・史料の収集の仕方、研究史整理(2)
【事前学習】自分の研究テーマに関する文献を追加的に探す。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献目録を更新する。 (1時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
4 史料A読解・研究報告:学生A/B
【事前学習】史料Aに記載された語句を辞書などで調べ、読み下し、口語訳を行う。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献目録を更新する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
5 史料B読解・研究報告:学生C/D
【事前学習】史料Bに記載された語句を辞書などで調べ、読み下し、口語訳を行う。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献目録を提出する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 史料C読解・研究報告:学生E/F
【事前学習】史料Cに記載された語句を辞書などで調べ、読み下し、口語訳を行う。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献を読解し、要約する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
7 史料D読解・研究報告:学生G/H
【事前学習】史料Dに記載された語句を辞書などで調べ、読み下し、口語訳を行う。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献を読解し、要約する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
8 史料E読解・研究報告:学生I/J
【事前学習】史料Eに記載された語句を辞書などで調べ、読み下し、口語訳を行う。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献を読解し、要約する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
9 史料F読解・研究報告:学生A/B
【事前学習】史料Fに記載された語句を辞書などで調べ、読み下し、口語訳を行う。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献を読解し、要約する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
10 史料G読解・研究報告:学生C/D
【事前学習】史料Gに記載された語句を辞書などで調べ、読み下し、口語訳を行う。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献を読解し、要約する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
11 史料H読解・研究報告:学生E/F
【事前学習】史料Hに記載された語句を辞書などで調べ、読み下し、口語訳を行う。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献を読解し、要約する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
12 史料I読解・研究報告:学生G/H
【事前学習】史料Iに記載された語句を辞書などで調べ、読み下し、口語訳を行う。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献を読解し、要約する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
13 史料J読解・研究報告:学生I/J
【事前学習】史料Jに記載された語句を辞書などで調べ、読み下し、口語訳を行う。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献を読解し、要約する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
14 史料読解に必要な知識に関する復習および授業内試験
【事前学習】史料A~Jの語句・読み方を確認する。 (2時間)
【事後学習】自分の研究テーマに関する文献を読解し、要約する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
15 史料読解に関する授業内試験の解説およびまとめ
【事前学習】授業内試験において読み方等が分からなかったところを中心に史料A~Jを読み直す。 (1時間)
【事後学習】授業内容全体を振り返り、自身の研究テーマに関する文献・基礎史料を復習し卒業論文作成に向けて今後の進め方を検討する。 (1時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 なし。プリントを配付する。
参考書 秋山哲雄・田中大喜・野口華世 編 『増補改訂新版 日本中世史入門』 勉誠出版 2021年
日本史史料研究会監修 苅米一志著 『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』 吉川弘文館 2015年
浜田久美子 『日本史を学ぶための図書館活用術』 吉川弘文館 2020年
その他、授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート:課題とした文献目録の作製等で評価する。(20%)、授業内テスト:授業内テストでは、ケーススタディ関連の史料を用いて読解力を確認する。(20%)、授業参画度:報告者の報告内容および報告内容についての質疑・リアクションペーパー等で評価する。(60%)
対面授業に参加できない要件を満たし、Canvas LMSに記載している期日までに動画を視聴した場合、別途指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。
オフィスアワー 授業後30分は質問等の対応をする。その他、Canvas LMSを通じて随時質問等は受け付け、追って回答する。
備考 本授業の事前・事後学習は、各1~2時間の学習を目安とする。事前学習として、配布したテキストの読解およびテキストに記載された語句や地名なども辞書で調べること。また、文献目録の作成や研究報告の準備(研究史の整理、論文の要約など)を行うこと。事後学習としては、他の受講生の研究報告を事例に自身の研究報告の準備となる論文等の読解、引用史料の確認を行うこと。
また、この本講義の計画は、受講生の人数や状況に応じて変更することがある。

このページのトップ