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| 令和2年度以降入学者 | 漢文学2 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 袴田光康 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 | 
| 科目群 | 国文学科 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 | ||
| 授業形態 | 対面授業 | 
|---|---|
| 授業の形態 | 対面による講義形式の授業形態を基本とする。 | 
| 授業概要 | 全15回の授業のうち、前半の第7回までの授業では律令国家における漢詩文を通史的に辿りながら東アジアの漢字文化圏における日本の漢詩の独自性について講義していく。第9回以降の後半の授業では昔話の「浦島太郎」で知られる浦嶋子伝承に関する漢文文献を取り上げ、その変遷を辿りながら、具体的な漢文訓読の技術を学修していく。長文の作品の場合には授業内で全文を読むことをできないこともあるので、事前事後の学修によって補うことは必須である。 | 
| 授業のねらい・到達目標 | 平安時代の漢詩文の背景にある歴史的潮流を理解し、漢文訓読のために必要な基礎的な技術と知識を身に付けることによって、返り点の付された漢文を自力で訓読することができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応している。 ・日本文学・日本語学研究を学びながら,それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2)  | 
              
| 授業の形式 | 講義 | 
| 授業の方法 | ①授業は対面による教員の講義を中心とした授業である。 ②授業では漢文法に関する基本的な練習問題を行う。 ③第8回と第14回の授業は課題授業(レポート作成)とする。 ④提出されたレポートにはCanvas LMSを通じてコメントすることでフィードバックを行う。 なお、対面授業に参加することが難しい場合、理由によってはZOOMでの受講も考慮するので事前に相談すること。  | 
              
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 | 
                  授業の目的―漢文は怖くない―(A-2-2)
                  
                   【事前学習】漢和辞典を準備し、その使い方を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】この授業での自分自身の学修目標を定める。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 2 | 
                  漢字の成り立ちと日本への伝来(A-2-2)
                  
                   【事前学習】漢字の伝来について調べる。 (2時間) 【事後学習】漢字の音・訓について調べる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 3 | 
                  『古事記』と『日本書紀』の漢字伝来記事(A-2-2)
                  
                   【事前学習】『古事記』と『日本書紀』について調べてノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】漢文訓読の返り点の用法について確認してノートにまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 4 | 
                  『懐風藻』の序文(A-2-2)
                  
                   【事前学習】『懐風藻』について調べてノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】教材の返り点をもとに訓読文(書く下し文)を作成する。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 5 | 
                  大友皇子の作者伝と漢詩(A-2-2)
                  
                   【事前学習】大友皇子について調べてノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】教材の訓読を復習して書く下し文をノートに作成する。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 6 | 
                  勅撰漢詩集と文章経国思想(A-2-2)
                  
                   【事前学習】嵯峨天皇について調べてノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】『凌雲集』と「典論」との違いをノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 7 | 
                  嵯峨朝の詩宴(A-2-2)
                  
                   【事前学習】平安時代の大学寮について調べてノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】「文人」と「良吏」について復習してノートに整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 8 | 
                  課題のレポートの作成(A-2-2)
                  
                   【事前学習】授業教材を用いてこれまでの授業内容をおさらいする。 (2時間) 【事後学習】レポートを補筆して完成させる。 (2時間) 【授業形態】課題研究  | 
              
| 9 | 
                  『丹後国風土記』における浦嶋子(A-2-2)
                  
                   【事前学習】『風土記』について調べてノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】授業で読めなった残りの部分を読んで全体を把握する。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 10 | 
                  『丹後国風土記』と『日本書紀』の浦嶋子伝承の比較(A-2-2)
                  
                   【事前学習】伊余部馬養について調べてノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】浦嶋子伝承が『日本書紀』に記載された意味を考察する。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 11 | 
                  『万葉集』における浦嶋子伝承(A-2-2)
                  
                   【事前学習】高橋虫麻呂について調べてノートにまとめる。 (2時間) 【事後学習】『万葉集』の浦嶋子伝の独自性を整理する。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 12 | 
                  『群書類従』本の「続浦嶋子伝」(A-2-2)
                  
                   【事前学習】「続浦嶋子伝」を下読みしてわからない語句について調べる。 (2時間) 【事後学習】「続浦嶋子伝」の全文を通読して訓読を確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 13 | 
                  『本朝神仙伝』の「浦嶋子伝」(A-2-2)
                  
                   【事前学習】「浦嶋子伝」を下読みしてわからない語句について調べる。 (2時間) 【事後学習】「浦嶋子伝」の全文を通読して訓読を確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 14 | 
                  課題のレポートの作成と解説(A-2-2)
                  
                   【事前学習】授業資料やノートを読み返してこれまでの授業内容を復習する。 (2時間) 【事後学習】レポートを補筆して完成させる。 (2時間) 【授業形態】課題研究  | 
              
| 15 | 
                  本講義のまとめと解説(A-2-2)
                  
                   【事前学習】この授業で学んだことを整理する。 (2時間) 【事後学習】自分の目標達成度を確認する。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 授業資料のスライド(powerpoint)を教材として用いる。 | 
              
| 参考書 | 使用しない | 
| 成績評価の方法及び基準 | レポート:2回の課題によって評価する(100%) | 
              
| オフィスアワー | 金曜12:00~13:00(この時間外でも質問等に応じるので、事前にメールで連絡すること。) |