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| 令和2年度以降入学者 | 中古文学講義 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 袴田光康 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 | 
| 科目群 | 国文学科 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 | ||
| 授業形態 | 対面授業 | 
|---|---|
| 授業の形態 | 対面による講義形式の授業を基本とする。 | 
| 授業概要 | 『源氏物語』の「桐壷」巻について講義する。「桐壺」巻は主人公光源氏の始発点であり、同時に物語前史に関わる様々な謎に包まれた巻である。「いづれの御時」とはいつか、桐壺帝にはなぜ外戚がいないのか、桐壺更衣の父大納言はなぜ娘の入内を遺言したのか、桐壺更衣と藤壺はなぜ似ているのかなど、「桐壺」巻の諸問題に皇統の交替という歴史的視点からアプローチしていく。 | 
| 授業のねらい・到達目標 | 古典に親しみながら、研究の基礎となる知識を身に着けることができる。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP1及びCP1に対応しています。 経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づきつつ,日本文学・日本語学研究の専門性を活用し,自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる。(A-1-3)  | 
              
| 授業の形式 | 講義 | 
| 授業の方法 | 授業の形式【講義】 ①対面による講義の形で授業を行う。 ②第8回と第15回の授業において課題授業(小テスト)を行う。 ③授業ではテキストの中からピックアップして講義していくので、受講生は早い段間で「桐壺」巻を通読しておく必要がある。 ④フィードバックは授業内での講評およびCanvas LMSを通したコメントによって行う。 なお、対面授業に参加でいない場合、理由によってはZOOMでの参加も考慮するので事前に相談すること。  | 
              
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 | 
                  『源氏物語』について(A-1-3)
                  
                   【事前学習】シラバスをよく読んでおく (2時間) 【事後学習】テキストの「解説」を読んで要点をノートにまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 2 | 
                  物語の冒頭(A-1-3)
                  
                   【事前学習】「桐壺」巻の登場人物について調べる (2時間) 【事後学習】紹介された参考文献を実際に手に取って読んでみる (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 3 | 
                  「準拠」という方法(A-1-3)
                  
                   【事前学習】摂関期までの平安時代の歴史について調べる (2時間) 【事後学習】教材の「河海抄」を読み返して『河海抄』の考え方をノートにまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 4 | 
                  楊貴妃のためし(A-1-3)
                  
                   【事前学習】唐の楊貴妃について調べる (2時間) 【事後学習】「長恨歌」前半部の訓読を復習し、わからない語句を確認する (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 5 | 
                  桐壷更衣と尤物観(A-1-3)
                  
                   【事前学習】「長恨歌」後半部の訓読を予習し、わからない語句を確認する (2時間) 【事後学習】「桐壺」巻と「長恨歌」の共通点と相違点をノートにまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 6 | 
                  桐壷更衣の死と「長恨」の主題化(A-1-3)
                  
                   【事前学習】「小萩がもと」の段を読んで、どのように「長恨歌」が引用されているか考える (2時間) 【事後学習】桐壺帝・光源氏・薫の三人の類似点をノートに整理する (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 7 | 
                  大納言家の謎(A-1-3)
                  
                   【事前学習】平安時代の摂関政治について調べる (2時間) 【事後学習】大納言家と明石大臣家の類似点をノートにまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 8 | 
                  第一回課題と振り返り(A-1-3)
                  
                   【事前学習】これまで授業の内容を復習する (2時間) 【事後学習】課題提出後に「解説」を見て自分の解答を再点検する (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 9 | 
                  『源氏物語』と『伊勢集』(A-1-3)
                  
                   【事前学習】歌人の伊勢について調べる (2時間) 【事後学習】歴史上の宇多天皇について調べ、その経歴等を確認する (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 10 | 
                  高麗の相人の予言と歴史の先例(A-1-3)
                  
                   【事前学習】歴史上の光孝天皇について調べる (2時間) 【事後学習】物語における予言の役割について考える (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 11 | 
                  先帝と藤壺(A-1-3)
                  
                   【事前学習】物語の系図について調べる (2時間) 【事後学習】「先帝」の系図について自分の案を考える (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 12 | 
                  先帝の系図(A-1-3)
                  
                   【事前学習】歴史上の陽成天皇について調べる (2時間) 【事後学習】桐壺帝の外戚が語られないことの意味を考える (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 13 | 
                  左大臣家のあり方(A-1-3)
                  
                   【事前学習】平安時代の結婚の儀礼について調べる (2時間) 【事後学習】左大臣家と桐壺帝の関係を整理し、ノートにまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 14 | 
                  光源氏と藤壺宮(A-1-3)
                  
                   【事前学習】後宮の女官について調べる (2時間) 【事後学習】藤壺の存在意義について考える (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 15 | 
                  第二回課題と振り返り(A-1-3)
                  
                   【事前学習】これまでの授業の内容を復習する (2時間) 【事後学習】課題提出後に「解説」を見て自分の解答を再点検する。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 柳井滋ほか校注 『『源氏物語』(一)桐壷~末摘花 (岩波文庫)』 岩波書店 2017年 | 
              
| 参考書 | 日向一雅 『源氏物語の世界 (岩波新書)』 岩波書店 2004年 袴田光康 『源氏物語の史的回路』 おうふう 2009年 『源氏物語』の参考文献は多いので、その他の参考文献については授業で文献リストを配布する。  | 
              
| 成績評価の方法及び基準 | レポート:2回の課題によって評価する。(100%) | 
              
| オフィスアワー | 金曜日12:00~13:00(この時間外でも質問等に応じるので、事前にメールで連絡すること。) |