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| 令和6年度以前入学者 | 応用研究5 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 佐久本佳奈 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 | 
| 科目群 | 国文学科 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 | ||
| 授業形態 | 対面授業 | 
|---|---|
| 授業概要 | 様々な「大衆文化」を日本の近現代史と結びつけながら理解する。 | 
| 授業のねらい・到達目標 | 大衆を主体とした様々な文化に焦点を当てることで、大衆を文化の一方的で受動的な消費者としてではなく、解釈や更新を加えつつ新たな文化を作り出す「群れ」として描き出すことを目的とする。 コロニアリズムやジェンダー・セクシュアリティの観点を踏まえて「大衆文化」を再考する。近現代文学を読解する上で文化研究との接続の仕方を学ぶ。私たちが生きている社会と文化のつながりを考える。 〜〜〜〜 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP3,4,5,6,7,8に対応している。 ・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-3) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3) ・日本文学・日本語学研究のスキルを活用しながら,責任と役割を担い,新しいことに挑戦することができる。(A-5-3) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら,さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互の意思伝達を自由かつ確実に行い,他者との良好な関係を確立することができる。(A-6-3) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら,集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者として他者と協働し,作業を行うことができる。(A-7-3) ・日本文学・日本語学研究の専門性に基づきながら,学修状況を自己分析し,その成果を評価することができる。(A-8-3)  | 
              
| 授業の形式 | 講義、演習 | 
| 授業の方法 | プリントを配布し大衆文化に関する基本事項を説明し、自分の意見をグループで報告する小課題も適宜実施する。 フィードバックの方法等については授業内で指示する。  | 
              
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 | 
                  授業ガイダンスーー「大衆文化」とはなにか 研究史と理論(A-4-3)
                  
                   【事前学習】「大衆文化」「ポピュラーカルチャー」という言葉の意味を調べてくる。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 2 | 
                  「私」の大衆化①講談速記と探偵小説の言文一致(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
                  
                   【事前学習】「言文一致」について調べてくる。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 3 | 
                  「私」の大衆化②視覚の近代化 画文一致 (A-5-3, A-6-3, A-7-3)
                  
                   【事前学習】配布資料を熟読する。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 4 | 
                  流行歌①演歌から浅草オペラまで 添田唖蝉坊 (A-5-3, A-6-3, A-7-3)
                  
                   【事前学習】演歌について調べてくる。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 5 | 
                  流行歌②フォークソング 高田渡と山之口貘 (A-5-3, A-6-3, A-7-3)
                  
                   【事前学習】フォークソングについて調べてくる。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 6 | 
                  流行歌③ヒップホップ 豊永浩平「月ぬ走いや、馬ぬ走い」 (A-5-3, A-6-3, A-7-3)
                  
                   【事前学習】ヒップホップについて調べてくる。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 7 | 
                  映画①『タクシー運転手』鑑賞(1) (A-5-3, A-6-3, A-7-3)
                  
                   【事前学習】光州事件について調べてくる。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 8 | 
                  映画②『タクシー運転手』鑑賞(2) (A-5-3, A-6-3, A-7-3)
                  
                   【事前学習】映画について調べてくる。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 9 | 
                  映画③民主化闘争の大きな物語 ハンガン『少年が来る』 (A-5-3, A-6-3, A-7-3)
                  
                   【事前学習】映画について調べてくる。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 10 | 
                  セクシュアリティとメディア①女性アーティストの表現 (A-5-3, A-6-3, A-7-3)
                  
                   【事前学習】MVの歴史について調べてくる。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 11 | 
                  セクシュアリティとメディア②マイノリティの映像表現 (A-5-3, A-6-3, A-7-3)
                  
                   【事前学習】リアリティ番組の歴史について調べてくる。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 12 | 
                  セクシュアリティとメディア③リアリティーショー 安堂ホセ『DTOPIA』(A-5-3, A-6-3, A-7-3)
                  
                   【事前学習】配布資料を熟読する。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 13 | 
                  ファンダム①映画「成功したオタク」鑑賞 (A-5-3, A-6-3, A-7-3)
                  
                   【事前学習】ファンダムについて調べてくる。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 14 | 
                  ファンダム②消費者から生産者へ 宇佐美りん『推し、燃ゆ』 (A-5-3, A-6-3, A-7-3)
                  
                   【事前学習】小説を読んでくる。 (2時間) 【事後学習】講義で学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 15 | 
                  これまで学んだ内容を復習し、授業の理解を深める。レポートの提出。(A-8-3)
                  
                   【事前学習】レポートの骨子をまとめてくる。 (2時間) 【事後学習】授業時に学んだことを振り返り、身近な事象と照合させる。 (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 授業中にプリントを配布する。 | 
| 参考書 | 日文研大衆文化研究プロジェクト『日本大衆文化史』(KADOKAWA、2020)、鶴見俊輔『戦後日本の大衆文化史』(岩波書店、2001)、ジョン・ストーリー著/鈴木健・越智博美訳『ポップ・カルチャー批評の理論』(小鳥遊書房、2023)、見田宗介『近代日本の心情の歴史』(講談社、1978)輪島祐介『創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』(光文社、2010) | 
| 成績評価の方法及び基準 | レポート:評価基準に関する詳細は授業中に説明する。(60%)、授業参画度:小課題を加味する。(40%) 授業参画度に関しては授業内のコメントやディスカッションへの参加、小課題の回答といった授業態度の積極性も評価の対象とする。  | 
              
| オフィスアワー | 質問は授業直後か、授業時間外にメールで受け付ける。 |