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| 令和2年度以降入学者 | 社会思想の展開 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 森一平 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 2・3 | 開講区分 | 文理学部 | 
| 科目群 | 社会学科 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業形態 | 対面授業 | 
|---|---|
| 授業概要 | 社会思想の現代的な成果について学ぶ授業である。 社会思想とは“社会”の成り立ちや望ましい“社会”のありかたにかんする俯瞰的なイメージを体系的に言語化したものであり、社会学研究の重要な源泉、あるいは一部となっている。それゆえ社会思想について学ぶことで私たちは、社会学的な能力の裾野を大きく広げることにつながる。 社会思想にかんする一連の科目の後半部分にあたるこの「社会思想の展開」ではとくに、正義、リベラリズム/コミュニタリアニズム、民主主義、公共性、承認などをキーワードに社会思想の現代的な成果について学ぶ。  | 
              
| 授業のねらい・到達目標 | <知識><技能> ・社会思想史上の現代的な成果について学ぶことで、社会思想の発展的知識を身に付ける。 ・社会思想の発展的知識を使って、社会の現状と課題について説明する力を身に付ける。 <能力> 上記の<知識><技能>の習得を経て、以下の<能力>を育むことが目標である。 ・資本主義の弊害や民主主義の危機などといった国際社会が直面する問題について、社会思想史的な知識を動員しながら説明することができる。(A-2-2: 世界の現状を理解し,説明する力) ※この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP2、およびカリキュラムポリシーCP2に対応しています。  | 
              
| 授業の形式 | 講義、演習 | 
| 授業の方法 | ・講義形式を中心としますが、各回の終末に授業内容の理解を確認し、深めるための個人ワーク/グループワークを実施します。 ・事前学習について:LMSを通して講義レジュメを事前配布しますので、あらかじめ目を通したうえで授業に参加してもらうことを前提とします。 ・事後学習について:指定文献を読解し、授業内容への理解を深めてもらいます。  | 
              
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 | 
                  ガイダンス:現代社会思想を学ぶ意義について
                  
                   【事前学習】シラバスに目を通し、授業全体の流れに見通しを得る (2時間) 【事後学習】次回以降の授業に備え、ガイダンスの内容を復習する (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 2 | 
                  現代リベラリズムの源流:ロールズ
                  
                   【事前学習】事前配布レジュメを読み、ロールズの社会思想への見通しを得る (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、ロールズの社会思想への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 3 | 
                  リバタリアニズム:ノージックを中心に
                  
                   【事前学習】事前配布レジュメを読み、ノージックの社会思想への見通しを得る (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、ノージックの社会思想への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 4 | 
                  コミュニタリアニズム:テイラーとサンデル
                  
                   【事前学習】事前配布レジュメを読み、コミュニタリアニズムの社会思想への見通しを得る (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、コミュニタリアニズムの社会思想への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 5 | 
                  正義への潜在能力アプローチ:セン
                  
                   【事前学習】事前配布レジュメを読み、センの社会思想への見通しを得る (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、センの社会思想への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 6 | 
                  プラグマティズムの民主主義論(1):デューイ
                  
                   【事前学習】事前配布レジュメを読み、デューイの社会思想への見通しを得る (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、デューイの社会思想への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 7 | 
                  プラグマティズムの民主主義論(2):ローティ
                  
                   【事前学習】事前配布レジュメを読み、ローティの社会思想への見通しを得る (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、ローティの社会思想への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 8 | 
                  熟議/闘技民主主義論(1):アーレント
                  
                   【事前学習】事前配布レジュメを読み、アーレントの社会思想への見通しを得る (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、アーレントの社会思想への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 9 | 
                  熟議/闘技民主主義論(2):ハーバーマス
                  
                   【事前学習】事前配布レジュメを読み、ハーバーマスの社会思想への見通しを得る (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、ハーバーマスの社会思想への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 10 | 
                  熟議/闘技民主主義論(3):ムフ
                  
                   【事前学習】事前配布レジュメを読み、ムフの社会思想への見通しを得る (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、ムフの社会思想への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 11 | 
                  承認論(1):ホネットと承認をめぐる闘争
                  
                   【事前学習】事前配布レジュメをよみ、ホネットの社会思想への見通しを得る (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、ホネットの社会思想への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 12 | 
                  承認論(2):再分配か承認か〜ホネット×フレイザー
                  
                   【事前学習】事前配布レジュメを読み、ホネット-フレイザー論争への見通しを得る (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、ホネット-フレイザー論争への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 13 | 
                  現代社会論(1):リッツアのマクドナルド化論
                  
                   【事前学習】事前配布レジュメを読み、リッツアの社会思想への見通しを得る (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、リッツアの社会思想への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 14 | 
                  現代社会論(2):リスク社会論
                  
                   【事前学習】事前配布レジュメを読み、リスク社会論への見通しを得る (2時間) 【事後学習】指定文献を読み込み、リスク社会論への理解を深める (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| 15 | 
                  授業のまとめ:社会学的課題への接続
                  
                   【事前学習】これまでの講義レジュメの全てに目を通し、全体像を再把握する(2時間) これまでの授業内容を整理し、社会学的課題との関連性を探る (2時間) 【事後学習】これまでの授業内容を整理し、社会学的課題との関連性を探る (2時間) 【授業形態】対面授業  | 
              
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 特に指定しない。毎回LMSを通して事前に講義レジュメを配布するので、それが教科書の代わりとなる。 | 
| 参考書 | 神島裕子 『正義とは何か:現代政治哲学の6つの視点 (中公新書2505)』 中央公論新社 2018年 山本圭 『現代民主主義:指導者論から熟議、ポピュリズムまで (中公新書2631)』 中央公論新社 2021年 齋藤純一・谷澤正嗣 『公共哲学入門: 自由と複数性のある社会のために (NHKブックス1278出版)』 NHK出版 2023年 その他は授業時に適宜紹介する。  | 
              
| 成績評価の方法及び基準 | 試験(60%)、授業参画度:各回のワークの成果物等により評価(40%) 以上を踏まえ、A-2-2(世界の現状を理解し、説明する力)の達成度を評価します。  | 
              
| オフィスアワー | 授業の前後(教室にて)、及び火曜~木曜の昼休み(研究室にて)。 授業に関する質問については以上のオフィスアワー以外に、メールでも随時対応する。  | 
              
| 備考 | この授業は社会思想について扱う一連の科目の後半部分に位置づくものである。したがって後半部分に該当する「社会思想の基礎」(前期開講)もあわせて受講することをすすめる。 |