授業テーマ
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11-18世紀のフランス美術
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授業のねらい・到達目標
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長い間、ヨーロッパ美術の中心地といえば、南のイタリア、北のフランドル(今のベルギー、オランダ)でした。フランスが頭角を現すのはようやく18世紀頃。19世紀末になると美術大国の地位を確立します。本年度は、フランスがヨーロッパの地方美術として存在しながら、やがて美術界の中心となっていく11~18世紀までのフランス美術を扱います。美術史は具体的に作品を扱う学問です。テーマとして選ぶ12点の代表的な作例を中心に、美術史の流れをつかみ、様式の特徴や芸術家のあり方、図像の意味などを知り、作品を理解することを目指します。
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授業の方法
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テーマとなる作例を深く理解するために、必要な知識や関連する作例を、パワーポイントを使ってわかりやすく解説します。授業では毎回50点ほどの作例を投影します。
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履修条件
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受講希望者が多数の場合は2年生以上を優先します。
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事前学習・授業計画コメント
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展覧会に行って作品を見ること。「ユベール・ロベール展」(3月6日~5月20日、国立西洋美術館)、「セザンヌ展」(3月28日~6月11日、国立新美術館)、「大エルミタージュ美術館展」(4月25日~7月16日、国立新美術館)、「ベルリン国立美術館展」(6月13日~9月17日、国立西洋美術館)、「マウリッツハイス美術館展」(6月30~9月17日。東京都美術館)このうち2つに行き、展覧会レポート(1000字程度、チケット添付)を提出する。詳細は最初の授業で説明します。
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授業計画
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1
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ロマネスク
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2
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ゴシック
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3
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ジャン・フーケ
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4
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フォンテーヌブロー派
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5
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16世紀までのまとめと小テスト(1)
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6
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ラ・トゥール
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7
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クロード・ロラン
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8
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プッサン
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9
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ル・ブラン
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10
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17世紀のまとめと小テスト(2)
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11
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ヴァトー
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12
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ブーシェ
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13
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シャルダン
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14
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フラゴナール
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15
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18世紀のまとめと小テスト(3)
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その他
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参考書
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『世界美術大全集 8-10巻、14-18巻』
小学館
1995年
A.Chastel,
L'Art français I-III
, Flammarion
, 1995
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成績評価の方法 及び基準
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レポート(40%)
、
授業内テスト(60%)
コメント[展覧会レポートの提出(2点)は単位認定の条件として必須とします。必ず実際に行って、自分の言葉で感想を書いてください。ネットのコピー&ペーストが見つかったら単位は認めません。小テストは、学年末に実地するテストの3分割程度を予定しています。主に画像を見ながらのテストとなります。]
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オフィスアワー
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授業後、随時捕まえてください。
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