授業テーマ
|
日本人の死生観を考えてみよう。
|
授業のねらい・到達目標
|
死ならびに死後の世界を描いた日本の古典文学作品やそれと関連する資料を検討することによって、日本人の死生観を探ってみたい。そして、現代を生きる我々が「死」をどのように考えたらよいのかに関する、思索の一助とする。今年度は、古代から中世までの時代に限定して「六道輪廻」に中心をおいて考察し、日本文学の描く「地獄」と「極楽」への理解を深めたい。また、平安時代末期に流行を見た異相往生(自死)についても考察を加えてみたい。
|
授業の方法
|
プリントを中心とした講義形式。授業中に各自の意見を紙に書いて提出してもらい、それをもとに授業を進めるなどして、一方通行の授業にならないように配慮する。
|
履修条件
|
受講希望者数が教室定員を超過した場合は人数調整を行うので、必ず第1回目の授業に出席すること。人数調整を行った場合は、第1回目の授業に欠席した学生は履修を認めない。
|
事前学習・授業計画コメント
|
扱う作品は、日本の古典文学作品や歴史資料が中心となるが、古文を読むことに主眼があるのではないので、古文の読解能力は不問。現代語訳などの参考資料も使いながら、理解を深めるよう配慮する。語学面での心配は無用。
|