科目名  歴史と社会1
          歴史と社会1(戦争論)
  
2 単位  
 
 
1~4 年  
前期 
選択 
教員名  浅野 麗 
授業テーマ
〈戦争〉イメージを批判的に検討する 
授業のねらい・到達目標
〈戦争〉、特に第二次世界大戦を主題とする小説作品や映像作品を通して、〈戦争〉の描かれ方を知る。そのことを通して、私たちが持っている一般的な〈戦争〉イメージの問題点などについて考える。 
授業の方法
講義形式をとる。配布するプリント資料などにもとづいて解説を行う。授業で取り上げる作品についての意見を小レポートとして提出してもらう場合もある。 
事前学習・授業計画コメント
受講にあたり必要な文献や作品については、授業内で随時指示する。 
授業計画
1
ガイダンス…授業内容・方針の説明、諸注意など… 
2
〈戦争〉の描かれ方を知る(1)…最近の戦争映画の流れを知る… 
3
〈戦争〉の描かれ方を知る(2)…戦争映画を鑑賞し、その問題点について考える… 
4
浜口国雄「地獄の話」を読む(1)…〈戦場〉の描かれ方…
 
5
浜口国雄「地獄の話」を読む(2)…陸戦という極限状態…
 
6
浜口国雄「地獄の話」を読む(3)…〈地獄〉とは何か…
 
7
浜口国雄「地獄の話」を読む(4)…「地獄の話」の構造・形式と内容の連関…
 
8
浜口国雄「地獄の話」を読む(5)…浜口国雄にとっての〈戦争〉…
 
9
原民喜「夏の花」を読む(1)…〈原爆文学〉と原民喜… 
10
原民喜「夏の花」を読む(2)…体験を語ることの困難さ(1)… 
11
原民喜「鎮魂歌」を読む(1)…体験を語ることの困難さ(2)… 
12
原民喜「鎮魂歌」を読む(2)…〈被爆〉体験からみる〈戦争〉… 
13
石原吉郎『望郷と海』を読む(1)…捕虜、引揚げ、石原吉郎…
 
14
石原吉郎『望郷と海』を読む(2)…〈収容所〉体験からみる〈戦争〉…
 
15
石原吉郎『望郷と海』を読む(3)…極限における生き延びの思想…
 
その他
教科書
使用しない。 
参考書
授業の中で随時指示する。 
成績評価の方法
及び基準
平常点(45%) 、 レポート(55%)
コメント[平常点の評価は授業の出席状況、授業時に求める小レポートやコメントなどの提出物などをもとにする。]
オフィスアワー
第一回授業(ガイダンス)の際に伝える。