授業テーマ
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〈論争〉とメディア
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授業のねらい・到達目標
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明治期の〈論争〉という形式について考えたい。〈論争〉とは対話形式の一つであるが、意見の相違を前提とする争闘の場である。ここではいくつかの〈文学論争〉を取り上げることで、明治期の文学的問題としておさえておくべきことを概観していく。ただし、それらを単なる文学的問題としてではなく、その背後にある社会的・政治的問題として把握していきたい。また、文字通りの〈論争〉の場としての新聞・雑誌といったメディア環境が整備される過程についても見たい。
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授業の方法
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講義形式で行う。適宜資料を配布するが、基本的にパワーポイントを使用し、進めていく。
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授業計画
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1
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ガイダンス
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2
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〈論争〉という言説形式について―新聞・雑誌事始め
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3
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学者職分論争・妻妾論争-『明六雑誌』と啓蒙思想①
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4
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学者職分論争・妻妾論争-『明六雑誌』と啓蒙思想②
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5
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裸体画論争①
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6
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裸体画論争②
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7
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『舞姫』論争①
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8
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『舞姫』論争②
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9
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没理想論争-文学批評の態度と方法①
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10
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没理想論争-文学批評の態度と方法②
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11
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人生相渉論争
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12
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馬骨人言論争・美的生活論争-藤村操投身自殺事件と本能満足主義①
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13
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馬骨人言論争・美的生活論争-藤村操投身自殺事件と本能満足主義②
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14
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文芸委員会設立論争-禁止/奨励①
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15
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文芸委員会設立論争-禁止/奨励②
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その他
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成績評価の方法 及び基準
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試験(50%)
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授業参画度(50%)
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