科目名  演劇論
          
  
2 単位  
 
 
1~4 年  
前期 
選択 
教員名  児玉 竜一 
授業テーマ
演劇を考える/演劇を通して考える――日本演劇を中心に―― 
授業のねらい・到達目標
日本の古典演劇を中心として、現代演劇、アジア・西洋の演劇とも比較しながら、演劇とは何か、について考えてゆく。
演劇を構成する諸要素についてを入口として、それをめぐる諸問題、具体的なジャンルや戯曲や作品について、画像・映像を交えて触れてゆく。結果として、諸要素についてあれこれ知ることを通して、演劇の本質について考えてゆくことをめざす。演劇について語るための、基礎知識のバックボーンを身につけることができるだろう。 
授業の方法
映像資料によって演劇に接し、文献資料を補足しつつ、講義する。 
履修条件
特になし。 
事前学習・授業計画コメント
できるだけ多く、実際に劇場に足を運ぶことを求めたい。 
授業計画
1
導入―――演劇概論
 
2
劇場―――なにもない空間
 
3
興行―――大いなる小屋
 
4
戯曲と俳優―――ハムレットは太っていた
 
5
台本と役者―――特権的肉体論
 
6
役柄と役どころ―――京劇
 
7
演劇と芸能―――能及狂言考
 
8
人形劇の宇宙―――近松への招待
 
9
人形劇と人間の劇―――文楽の研究
 
10
見世物との境界―――美術という見世物
 
11
落語・講談・怪談―――四谷怪談はおもしろい
 
12
古典と現代―――シェイクスピアはわれらの同時代人
 
13
歴史と証言者―――日本の現代演劇 
14
演劇と政治―――京劇俳優の二十世紀 
15
まとめ―――伝統と断絶 
その他
教科書
教科書は指定しない。毎回プリントを配布する。 
参考書
参考書はその都度、紹介する。ちなみに、授業計画各回の副題は、すべて書名である。その回が全面的にこれに依拠するわけではないが、興味があれば手に取られたい。 
成績評価の方法
及び基準
平常点(20%) 、 レポート(60%) 、 授業参画度(20%)