科目名  身体表現論
          
  
2 単位  
 
 
1~4 年  
前期 
選択 
教員名  高山 昇 
授業テーマ
日常生活における非言語表現 
授業のねらい・到達目標
私たちのコミュニケーション活動は言語を中心に行われていますが、同時に表情や姿勢などの非言語表現も大きな役割を担っています。そのため、円滑なコミュニケーションのためには、非言語表現に関する理解とコントロールが欠かせません。この講座では日常生活における非言語表現について、パフォーマンス学の見地から学びます。言語と非言語の関係性、役割の感知、そして場面に応じた振る舞いを探究の対象としています。 
授業の方法
講義と演習を予定しています。講義では主要な先行研究に触れながら、各回のテーマについて概説を行います。演習では講義内容を検証するアクティビティー(活動)を行います。その他、テーマを設定したディスカッションやロールプレイングなど、様々なグループワークを行います。テーマを考察するとともに、非言語表現のコントロールについても個別・具体的な考察を行います。授業と平行してリサーチワークやレポートが課題となります。 
履修条件
ありません。ただし、受講希望者が100名を超えた場合は、受講者数の調整を行う場合があります。 
事前学習・授業計画コメント
受講前にシラバスを熟読して下さい。講義内容に関する変更はありませんが、受講者の人数や関心事、授業の進行に応じて、演習の構成や内容を変更する場合があります。授業と平行して、レポート課題があります。指定された締切日を厳守して提出して下さい。 
授業計画
1
ガイダンス ~自己を呈示するという考え方 
2
行為と演技 ~パフォーマンス学のステージと学問的構成 
3
言語表現 ~活字は何を伝え、言葉は何を伝えているか? 
4
非言語表現① 顔 ~表情は世界の共通語である 
5
非言語表現② 視線 ~アイコンタクトによって印象を形成する 
6
非言語表現③ 身体 ~姿勢と動作が言語情報を誘導する 
7
非言語表現④ 距離 ~スペースとポジションが人間関係を表わす 
8
中間総括① ~授業内試験と解説 
9
中間総括② ~質疑応答と要点の整理 
10
身体表現演習① ~グループワークのためのウォーミング・アップ 
11
身体表現演習② ~表情と視線のエクササイズ 
12
身体表現演習③ ~姿勢と動作のエクササイズ 
13
身体表現演習④ ~人間関係づくりにおける距離と時間の応用 
14
全体総括① ~授業内試験と解説 
15
全体総括② ~質疑応答と学習のまとめ 
その他
教科書
ありません。必要に応じてプリントを配布します。 
参考書
齊藤 勇  『対人コミュニケーションの心理 (対人社会心理学 重要研究集3)』  誠信書房  1987年  第6版
渡部 淳  『学びへのウォーミングアップ 70の技法』  旬報社  2011年  第1版
E.ゴッフマン 著 石黒毅 訳  『行為と演技 日常生活における自己呈示 (ゴッフマンの社会学1)』  誠信書房  1989年  第7版
 ※『行為と演技』は既に絶版です。図書館などで検索して下さい。 
成績評価の方法
及び基準
試験(40%) 、 平常点(40%) 、 レポート(20%)
コメント[各授業の活動とつながりを重視するため、12回以上の出席を必須とします。出席と演習への参加状況や、レポート・試験を総合し、6割以上を合格とします。]
オフィスアワー
質問等には授業後、使用教室にて応じます。 
備考
授業開始時刻とレポートの提出締切日を厳守して下さい。