科目名  地球を考える2
          地球を考える2
  
2 単位  
 
 
1~4 年  
前期 
選択 
教員名  中島 隆 
授業テーマ
地球環境の変動と生命史 
授業のねらい・到達目標
46億年前に誕生した地球は、大陸と海の形成、大陸の分裂と移動や海洋底の拡大、宇宙からの隕石の襲来、大規模な火山噴火、全球凍結など、劇的な環境変化を繰返してきた。およそ35億年前 (?) に生まれた生命は、大気に酸素を供給して地球環境を変えるとともに、適応進化をとげて、ときには大量絶滅を経験しながらも、生き延びてきた。
おもに地殻を構成する岩石と地層、そして地層にふくまれる化石には、地球環境変動史が記録されている。この授業では、地球と生命の共生を考えながら、地球の歴史について学ぶ。 
授業の方法
地球の歴史を理解するためには、地球をつくる物質と地学現象を対象とする野外科学
が必要であるが、それに関連する部分を可能なかぎり図や写真を用いて伝えながら、
室内研究の成果とあわせて、地球の動的な営みについて解説する。映像メディア(パワーポイント・DVD動画等)を活用して臨場感の持てる情報を提示する。
講義中に随時小論文形式のミニテスト(15分程度)を行い、主題の理解程度を確認・評
価する。 
履修条件
理工学系の素養を要しない 
事前学習・授業計画コメント
地球の歴史について解説した本(何でも良い)を一読しておくことを勧める。主題の選択については学生の希望や理解度に沿って、当初計画にこだわることなく変更する。 
授業計画
1
イントロ 地球という星 
2
地球と太陽系の形成 
3
初期地球環境から水惑星へ 
4
生命の誕生と初期進化 
5
生物の進化と地質時代 
6
生物大量絶滅事件 
7
大気と生物の共進化 
8
地球の歴史に年代目盛を入れるには 
9
プレートテクトニクス(1)原理と成立まで 
10
プレートテクトニクス(2)造山運動 
11
大陸と海洋~超大陸の歴史  
12
プルームテクトニクス 
13
日本列島の生い立ち 
14
人類の出現と環境変動 
15
博物館見学(予定) 
その他
教科書
なし 
参考書
必要に応じて講義の中で 紹介する 
成績評価の方法
及び基準
試験(50%) 、 授業内テスト(30%) 、 授業参画度(20%)
コメント[ただし、授業を途中退室した者については出席状況を100%(不合格)とする。]
オフィスアワー
本館講師控室、4限終了後、20-30分程度。 
備考
講義中は携帯電話の電源を切り、カバンにしまうこと。