授業テーマ
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文化とはある人間集団の歴史や伝統、生活様式などの混成物によって生成され、さらに集団そのものに直接・間接に影響を与える重要な要素といえる。ここでいう地域とは、国もしくは国の集合体として捉え、そこに存在する文化を比較検討することを主眼とする。ただし、全ての国の文化を比較検討することは困難なことから、とくに日本と中国を中心に講義することとする。
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授業のねらい・到達目標
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グローバル化の世界において文化的同質化への傾向が進行する反面、それを拒絶して独自の文化を主張する動きも一層強まっている。その世界的傾向を概観した上で、国もしくは地域を動かす文化を理解し、21世紀世界が文化的な収斂もしくは文化的な分裂に向かうのかを見極めていく。
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授業の方法
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基本的に講義形式で行うが、視聴覚的ツールも利用して進めていきたい。授業参加者は文献・資料研究を怠ることのないようにして欲しい。
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履修条件
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私語、飲食、居眠りなど授業に支障を来す行為は厳に慎んで欲しい。
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事前学習・授業計画コメント
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日々、意識、無意識に文化や文明と接している我々だが、それらの事象を自分なりに模索・思考することが必要であるし、自分なりの文化や文明に対する定義づけ、さらには日本と異文化の相違について究明していくことが求められる。必要に応じて参考文献などは授業内で指示する。
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