授業テーマ
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国際経済の現状と将来を人口変動の視点から考える
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授業のねらい・到達目標
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今日の国際社会・経済は、地球温暖化をはじめとする環境問題などの複雑多岐にわたる課題に直面している。そうした状況の根底には、人口の増加と増加する人口を扶養するための経済活動、といった要因がある。本授業の目的は、このような視点から、国際経済が抱える基本的かつ重要な問題点への理解を深めることにある。
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授業の方法
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講義を中心に授業を行うが、ビデオやスライドなどを活用する(ただし、AV機器の備わった教室が利用可能である場合に限る)予定である。また、実習を積極的に行うことも考えている。
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履修条件
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国際経済論1を履修していることが望ましい。
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事前学習・授業計画コメント
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国際経済2の授業は、下記の授業計画の内容に示した通り、国際経済を人口現象の観点から概観する。その際に、講義と対話とを並行して授業を進める。したがって、本授業を聴講する学生は、教科書を読んでから授業に臨むこと。
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授業計画
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1
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国際経済と人口問題
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2
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低開発状態と成熟状態
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3
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先進国と開発途上国(人口転換理論)
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4
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人口モデルの概要
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5
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死亡現象と社会経済的要因(1)
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6
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死亡現象と社会経済的要因(2)
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7
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出生現象と社会経済的要因
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8
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経済発展と人口転換(へーゲン・モデル)
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9
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生産の増大と人口の増加(ハロッド=ドーマー・モデル)
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10
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日本とマレーシアの事例
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11
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人口経済モデルの概要
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12
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国際労働力移動の決定要因
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13
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人口経済モデルによる国際労働力移動分析
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14
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ボーダーレス化とグローバル化の帰結
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15
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まとめ
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その他
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教科書
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大塚友美
『Excelで学ぶ人口経済学』
創成社
2011年
第1版
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参考書
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大塚友美・谷口郁夫共編
『Excelで学ぶ情報処理 (AN研究シリーズNo.2)』
文眞堂
2008年
第1版
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成績評価の方法 及び基準
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試験(100%)
コメント[定期試験のみで判定。出席が講義回数の2/3に達しない場合、定期試験の受験は認めない。]
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オフィスアワー
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授業終了後、質問等を随時受け付ける。
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備考
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なし。
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