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科目名 | 映像文化論 | ||||
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旧カリキュラム名 | 映画論 | ||||
教員名 | 田村 志津枝 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 上海に集った映画人----日中戦争下での活動 |
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授業のねらい・到達目標 | 1930年代から40年代は、世界各国で映画の秀作が生まれる一方で、映画が盛んに戦争に利用された時代でもあった。日本は日中戦争を遂行するために中国各地で「映画工作」を展開した。この実態については、いまだに不明な部分も多い。しかしながらこの時代の歴史を映画という切り口から見直してみることは、複雑な背景を持つアジアと自分との関係を考えるうえで役立つはずだ。とりわけ今後は私たちとアジア諸国とのつきあいはますます緊密になるから、そういう社会に巣立っていく若者として、現在の自分とつなげながらこの時代のことを学んでほしい。 |
授業の方法 | 授業は教科書を利用して進めていく。授業の内容を理解するには、この時代についての一般的な知識が必要となるが、そのためにも教科書は役立つはずだ。その上に立って、国家は映画に関してどのような政策をとったか、映画人たちはその政策にどのような態度で臨んだかなどを考えてみたい。当時の作品などにも触れて、作品に込められた制作者たちの思いを汲み取り、映画が世論形成に果たした役割なども考えたい。 |
履修条件 | 受講希望者多数の場合は、人数調整をする。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 歴史的に重要な人名地名、あるいは年代などは正確に把握するように努めてほしい。そのためには、教科書を大いに活用することを勧めたい。授業では複雑な映画工作の実態をなるべく分かりやすく説明するが、さらにその背景や周辺へと関心を広げていくようにと希望する。そのさいにも、教科書を読み進んでいけば手がかりが得られるはずだ。この授業が、自分を取り巻くアジアへの理解の第一歩になるようにとの考えで、授業を進めたい。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス |
2 | 時代状況 |
3 | 国策映画会社 |
4 | 中華電影公司 |
5 | 川喜多長政の功罪 |
6 | 上海の映画と映画人たち |
7 | 日中の映画をめぐる攻防 |
8 | 亀井文夫が問いかけるもの |
9 | 李香蘭の人気の実相 |
10 | 作品鑑賞 |
11 | 作品鑑賞 |
12 | 批評と分析 |
13 | 理解度の確認(1) |
14 | 理解度の確認(2) |
15 | 講義内容の整理 |
その他 | |
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教科書 | 田村志津枝著 『李香蘭の恋人 キネマと戦争』 筑摩書房 2007年 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(20%)、レポート(20%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(20%) |
備考 | 授業中は私語厳禁。これを守れる人のみ、履修可。 |