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科目名 | 映像文化論 | ||||
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旧カリキュラム名 | 映画論 | ||||
教員名 | 田村 志津枝 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 「満州」と映画----李香蘭とは何者だったのか |
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授業のねらい・到達目標 | 映像芸術の特性について考える。映像というメディアのインパクトの強さを認識し、実感してみてほしい。だからこそ映画は歴史的にも社会的にも様々な役割を担わされてきたことが分かると思う。日中戦争に突入しようとしている時代に、日本ではどんな映画が作られ人々にどんな影響を与えていたかを、探ってみる。今も語り継がれる人気女優・李香蘭などについて考察を進めれば、映画が国策に利用されていった過程も理解できるだろう。戦争を遂行していくうえで、映画がどのような役割を果たしたかを知れば、自分の映画に接する態度にも変化が現れるだろう。 |
授業の方法 | 映画の特質、映画史などの基礎知識を学ぶ。当時の映画作品を鑑賞して感想をまとめ、自分なりの評価をしてみる。そのうえで作品が生み出された時代背景や制作環境を考えてみる。軍部や政府は映画をどのように利用しようとしたか。それに対して映画業界や映画人たちは、どのような態度を取ったか。観客たちの映画の受け取り方、映画が社会に及ぼした影響などを考える。 |
履修条件 | 受講希望者多数の場合は、人数調整をする。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業は教科書に即して進める。その理由は、歴史的に重要な人名地名、あるいは年代などを正確に把握してほしいからだ。またこの授業で取り扱えるのは、分厚い歴史の中のほんの一部に過ぎない。だからその背景や周辺へと考察を広げていこうとする場合には、教科書が格好の手がかりとなるだろう。この授業が、自分を取り巻くアジアへの理解の第一歩になるようにとの考えで、授業を進めたい。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス |
2 | 映画の誕生 |
3 | 映画芸術の特性 |
4 | 実写からドラマへ |
5 | 映画が果たした役割 |
6 | 戦争と映画 |
7 | 満州映画協会について |
8 | 李香蘭誕生のいきさつ |
9 | 作品鑑賞 |
10 | 作品鑑賞 |
11 | 李香蘭の虚像と実像 |
12 | 批評と分析 |
13 | 理解度の確認(1) |
14 | 理解度の確認(2) |
15 | 講義内容の整理 |
その他 | |
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教科書 | 田村志津枝著 『李香蘭の恋人 キネマと戦争』 筑摩書房 2007年 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(20%)、レポート(20%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(20%) |
備考 | 授業中は私語厳禁。これを守れる人のみ、履修可。 |