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美学演習7

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科目名 美学演習7
教員名 高橋 陽一郎
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 近代美学の基本文献読解
授業のねらい・到達目標 ショーペンハウアーの主著『意志と表象としての世界』(正編、1818/19年)の第三巻(美学)を第40節より講読する。同書はカント哲学の直系に位置づけられる哲学書ではあるが、その趣きはカントのそれとはかなり異なっている。まずカントよりもしばしば分かりやすく書かれ、実作品の例証も多い。また、単なる学問の域を超えて、実際の藝術運動にも影響を与えた魅力的な著作でもある。古典的な美や藝術について考える者にとっては、またとない試金石となろう。
授業の方法 輪読形式で進める.
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント ショーペンハウアーの美学思想を十全に理解するために、授業後、その日のテキストで問題となった事柄をノートすることが望ましい。また、理解を助けるために大いに質問されたい。
授業計画
1 演習の目的や授業の進め方についてのガイダンス
2 ショーペンハウアー哲学全体の問題設定と美学の位置
3 『意志と表象としての世界』第40節の輪読と解説―魅惑的なものについて―
4 『意志と表象としての世界』第41節の輪読と解説―美と崇高について―
5 『意志と表象としての世界』第42・43節の輪読と解説―藝術の階梯―
6 『意志と表象としての世界』第43節の輪読と解説―建築と水道藝術について―
7 『意志と表象としての世界』第44・45節の輪読と解説―自然を対象とした藝術について―
8 『意志と表象としての世界』第45節の輪読と解説―人間の美しさについて―
9 『意志と表象としての世界』第46節の輪読と解説―彫刻について(1)―
10 『意志と表象としての世界』第46節の輪読と解説―彫刻について(2)―
11 『意志と表象としての世界』第46節の輪読と種々のラオコーン論再読
12 『意志と表象としての世界』第47・48節の輪読と解説―優美について―
13 『意志と表象としての世界』第48節の輪読と解説(1)―歴史画について(1)―
14 『意志と表象としての世界』第48節の輪読と解説(2)―歴史画について(2)―
15 総括―ショーペンハウアー美学と造形藝術―
その他
教科書 ショーペンハウアー 『ショーペンハウアー 意志と表象としての世界Ⅱ (中公クラッシクス)』 中央公新論社
『意志と表象としての世界』は「中公クラシックス」のシリーズでは、Ⅰ~Ⅲまである。全巻揃えておくのが理想的である
参考書 授業中に適宜指示する
成績評価の方法及び基準 平常点(50%)、授業参画度(50%)
オフィスアワー 水曜日12:10~13:00

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